『大人ニキビ』を漢方薬で完治させる。
アダルトにきびというか、アトピーというのか、当時つきあっていた彼女は、こめかみから下の顔のライン全てに、にきび、アトピーのような湿疹がたくさんありました。
進展のない病院の治療
アダルトにきびというか、アトピーというのか、当時つきあっていた彼女は、こめかみから下の顔のライン全てに、にきび、アトピーのような湿疹がたくさんありました。
ニキビにしては、ひどい状態で、肌の色が紫色になっている部分もありました。
はじめは、自分で探した病院に行っていたのですが、毎回、ちょろっと肌をみてステロイドを出すだけで、ステロイドを塗れば、湿疹がややひく、時間が経つと元通り、またステロイドを塗るといった作業を何ヶ月も繰り返していました。
そんな時、すごく評判がいい皮膚科を友達に紹介されていきました。
そうしたら、驚くべきことにここでは、処方されるステロイドのグレードだか、名前が変わるだけで、前の病院とやってることは一緒。
それでも、評判がいいということで何ヶ月は通いましたが、結局、以前の病院と同じでした。
西洋医学理論的にサプリメントを選んみて
そこで、僕が西洋医学の師匠に相談。
身体の症状を西洋医学的に分析してもらい、その西洋医学理論にあわせて、ステロイドを使わないで、サプリメントを使いました。
しかし、これも寝起きが少しよくなっただけ。
この時に西洋医学は理論的には非の打ちところがないが、結局、外科的なものや感染症などのはっきりした原因がわかるものしか通用しないということを感じました。
西洋医学の大きな問題
この時に気づいた西洋医学の大きな問題は・・・
病名という箱にいれて、平均的にしてしまうこと。
例えば、今回のケースは大きなグループに分ければ「アダルトニキビ」になるのですが、細かくみれば、胃腸の調子が悪かったり、朝が毎日、起きれない、手足はすごく冷えていて、便は軟便になりがち、ストレスを受けるとヒステリー的な状態に陥りやすいなどなど、いろいろあるのです。
当然「アダルトニキビ」の人がみんなピッタリこんな症状か?というとそんなわけないんですね。
そして、西洋医学では、これらを治療する場合1つ1つの症状に対して、薬を出していきます。
胃腸には胃腸薬、便には止瀉薬。
バラバラに処方します。しかし残念ながら、身体はバラバラに機能しているのではなく、協力して互いがバランスをとりながら機能を保っているのです。
それに、朝が毎日、起きれないのはやる気の問題、手足の冷えは治療方法なし、ストレスを受けるとヒステリー的な状態に陥りやすいは、気の問題ないし、ひどい場合なら心療内科行きです。
つまり、ステロイドによる治し方は、にきびやアトピーを皮膚上の炎症としか考えず他の身体の問題は一切関係ないという姿勢です。
当時は、漢方を知りませんでしたが、にきびが皮膚の表面上の問題だけな訳がないのは、素人の僕でもわかります。
また、申し訳程度に食事は野菜をとったほうがよいと、ごくごく当たり前のことをアドバイスされましたが、なぜ野菜なのか?どういう風に関連しているのかの説明はありませんでした。
漢方の独特の治し方
そこで、出会ったのが漢方でした。
漢方では、にきびやアトピーを「皮膚の表面上の炎症」だけとは考えません。
漢方では、ニキビや湿疹をどうすればなくすことができるかを考えるのではなく、身体のバランスがどう崩れたからにきびやアトピーのような湿疹ができたかを考えるのです。
そして、そのバランスの崩れを正しく調整することを目的とし、バランスが整えられれば、自然にニキビやアトピーはなくなるといった考え方。
それに漢方では、身体のバランスを整えるためには、漢方薬だけでなく、生活そのものを整える必要があることも教えてくれます。
薬の効果に頼るのではなく、自分で治す力を養うのです。
だから、漢方薬で治った人は他のお薬や漢方薬をやめても再発しないのですね。