漢方薬相談ブログ

漢方薬相談ブログ

『不妊症』漢方治療で子供を授かる。

はじめ、僕たち夫婦は自分達が不妊症とは考えもしませんでした。でも、まったく子どもを授かる気配がない・・・。そこから、漢方だけでなく、ありとあらゆることを考えて、実践し妊娠することができました。

最近、不妊症が社会的に話題になったせいか、不妊専門や、こういった「私たちも不妊で悩みました」といったような同情を買うような宣伝が目立ちます。

中には怪しいものもあり、それだったら実際に悩んだ僕たちの話を聞いてもらおうと思い、またこのお話がお役に立てばと思って書きました。
実際、不妊症で悩まれている方はぜひ、ご参考にしてみてください。

自分達が不妊症とは思ってもいなかった◆

漢方の修行時代は、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症、てんかんなどの難病に加えて、不妊症を担当していました。

当時、不妊症の担当はしていましたが、僕自身はまだ子どもがいませんでした。
正直言うと、「子どもなんて、ほしくなればすぐにできるんじゃないの」なんて思っていたので不妊症の漢方相談が多い事が不思議だったのです。

まさか、自分達が不妊症とわかるまでは・・・

漢方の修行を何年かさせていただいていた中で「そろそろ、子どもがほしいな」ということになりました。

「どうせすぐにできるだろう」その甘い考えは、見事に打ち砕かれました。
子づくりを計画してからも一向に妊娠の気配もなかったのです。
おまけに妻の基礎体温表をとってみたら見事にガタガタ。

もしかして不妊症かも!?病院は大失敗◆

妻は何か病気というわけではないですが、とりあえず検査にいってもらうことに。

「漢方相談で不妊症を担当していたのになんで病院に?」と思われるかもしれませんが、
治療はもちろん漢方でしていくつもりでしたが(一応、当時でもかなりの数の不妊相談をしていましたので)重大な異常がないかを調べるためだけにいってもらいました。

しかし、初めての病院でいきなりコケました。
治療も手順もマニュアル的で、はじめにクラミジア検査で陽性でなかったのに、検査が終わってから、今まで一度もなかったのに陰部がかゆくなりました。

状況がおかしいので、病院に説明を求めました。
そうしたら、ロクに説明もないまま、「当院の考えに賛同できないのならお引き取りください」とのこと。

こちらが言ってもいないのに今までの治療費は返金され、結局、医学的な説明はないまま。
こちらは、クレームをつけたわけではなく、医学的な説明を求めただけなのでが・・・。

その病院が福岡で結構、有名な不妊治療のクリニックだったので、そこから不妊クリニックに行くのはやめました。どうせ検査だけなんだからということで婦人科で検査。

結果、西洋医学的には、あえて言うなら「右卵巣が腫れている、しかし妊娠に問題ない」とのこと。

不妊症は漢方治療で◆

気をとりなおし、本格的に漢方治療。
まさか、普段自分が相談していることを自分達がやることになろうとは思いもよりませんでした。でもこの時ほど、不妊症の漢方相談やっててよかったと思ったことはないです。

まずはガタガタの基礎体温をなんとかする必要があります。
いつもの調子で体質を分析して、漢方の煎じ薬でいきました。

そしたら、はじめの1ヶ月で理想的な基礎体温の形に整いました!

「やったーこれで妊娠!」
と思ったのもつかのま、2ヶ月経ち、3ヶ月経ってもかすりもしません。
しょうがないので、体質を考え直して新たに合いそうな漢方薬を考えました。

今度は粉薬。
この時に体調は随分よくなってきていました。
でも、妊娠せず。

不妊治療クリニックの恐るべき裏側◆

そのうち、漢方修行を終えて大阪に帰ることになりました。
仕事でも不妊症漢方相談をしながら、自分達の不妊の漢方も考えました。

実家に戻ってきたからといっても妊娠しません。2人ともだんだん精神的にも追いつめられてきて、「これ、本当に妊娠するのか?」と考えるようになりました。

帰ってきてから、うちの妻は堺の某不妊症のクリニックで働くことになりました。
そこでわかった事は、クリニックの裏事情は最悪な事。

妊娠されている裏側で妊娠できず、ホルモン剤で体調がおかしくなっていった人がたくさんいたこと。
治療と言いながらほとんどの人がただのホルモン剤漬け。
そして、治療の場自体が患者さんが追いつめられた感があってストレスの溜まり場になっていること。がわかりました。

元々、病院で治療する気はなかったですが、思ってた以上にひどい状況でした。
はじめに不妊症クリニックで失敗したのは偶然じゃなかったのです。

漢方薬だけでは妊娠できないかも・・・◆

それから、妻だけでなく、僕も漢方薬を飲むようにしました。
漢方薬は体質にあわせながら、変えていきました。

2人とも体調はよくなっていったのですが、妊娠はかすりもしない。

そこで、薬だけに頼っていてもラチが開かない。
と思い、不妊をどうすれば克服できるか、病院以外の事を調べに調べました。

そこでわかったのが、「天才児をつくりだすことと、不妊を克服することが一緒だということ」だったのです。

漢方薬以外で大事なこと◆

その中の事を実行しよう!いうことになり、

食べ物を整えることをはじめました。
精子も卵子もつくりだしているのは自分の食べたものから。
材料が悪ければ弱い卵子や精子しかできません。

カップラーメン、ジュース、お菓子は一切やめました。
そして、日々のご飯も子宝メニューに変えました。

メンタル部分にも気を使いました。
「子どもを見たくない気持ちとほしい気持ち」
これをお互いに話し合いながら調整しました。

それには男性側、つまり僕も積極的に参加していくこと。

当時、僕の体調はよかったのですが、元々サーフィンしていた身体は見る影もなく、体重もピーク時より8kgは落ちていました。

不妊症を克服するには、体調を整えることも必要だが、自然的に考えれば、なにより根本的な体力がなければ、どうしもようない。

そこに考えが至り、サーフィンを復活。
2ヶ月くらいで筋肉も体重もよく行っていた頃に戻りました。

妊娠できたのはなぜか?◆

僕自身の体力がついてから、2ヶ月後に妊娠!
今は手に負えないくらい元気な息子がいます。

僕も原因の1つだったのですね

不妊症は、漢方に限らず、薬を飲むだけで克服できるものではありません。
また、姑などの人間関係、仕事、生活リズム、ストレス、表面的にはわからないいろいろな細かな問題もあります。

不妊治療にとって大事な事◆

この5年ほど、不妊症の治療が世間で流行っています。
僕は、漢方相談などをしている医薬品業界に10年ほどいますが、この最近は、過去に1度もそんな話を聞いた事のない薬局などが、「私たちも実際に不妊症に悩みました」的なことや「不妊症専門」を急に宣伝しだしたりしています。

困っている方の足下をみた非常に悲しい事です。

私たち夫婦は本当にいろいろと辛い思いをしました。
不妊クリニックの病院の裏側もみてきました。
また、流産も経験しています。

だから、実際に悩んでいる方の現実にあることがよくわかります。
そんな方の悩みを解消してあげたい。

ご相談だけでもかまいません。
ぜひ、僕にご相談ください。いつでもお待ちしています。

<一覧に戻る