漢方Q&A
甘草(カンゾウ)が含まれていると副作用が起こることがあると聞きました。飲まない方が良いですか。
甘草(カンゾウ)やサイアザイド系利尿薬は、偽性アルドステロン症を起こすことがあります。
しかし、甘草(カンゾウ)を飲めば、誰でもなるわけではありません。
また、急に起こる症状でもないので、漢方薬を飲んで何か症状が起こった場合は、処方された先生に相談してみてください。
この時に、気をつけなければいけないのは、手足のだるさやむくみ、高血圧などが起こることがありますが、例えば、他で飲んでいるお薬でも、こういった症状は起こります。
病院は、大体、漢方薬だけでなく、西洋医学の薬も処方していて、ごっちゃになっています。
表れる症状は、よくあるといえば、よくある副作用なので、実際の診察の現場では、よほど漢方薬が専門でないと、その症状が、甘草(カンゾウ)の副作用だと見極めることはできないと思います。
いろいろと薬を飲まれている場合は、いきなり漢方薬だと決めつけずに、全ての薬、薬と薬の組みあわせなども考えてもらうようにしてください。
ちなみに大体の漢方薬処方に含まれる甘草は、量が少ないです。
中には、甘草が大幅に多い漢方薬があります。
漢方薬を専門に取り扱っている先生なら、ご存知ですので、先生にお聞きになるといいと思います。
どちらにしろ、漢方薬は、東洋医学的な体質である証を診断して、副作用が出た場合でも、体質を考え直して、違う種類の漢方薬に変更すれば、大事には至りません。
問題になるのは、副作用が漢方薬の影響だと見極められなかたっり、再度、体質を診断し直せなかったりして、そのまま、飲み続けることなので、漢方薬を飲んで、何か症状が出た場合は、すぐに処方された先生に相談しましょう。
歯切れの悪い返事しか返ってこなければ、それがたとえ、医師でも、自分のやっていることを理解していませんので、相談相手を変えられたほうが良いかと思います。
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