漢方薬相談ブログ

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自分の花粉症の漢方治療

僕は花粉症というか、目のかゆみ、鼻水が、ひどくなるアレルギー反応が、5月の始めから中旬位まで毎年あります。

僕自身は、お店で花粉症の方の治療をしてきて、目のかゆみや鼻水の原因が花粉だけとは考えていません。

現在の花粉症は、PM2.5や排ガスの粒子、黄砂やらなんやらかんやらが、花粉と共に舞って、アレルギー反応を起こしているのだと考えています。

花粉症の症状

今年は、症状が早くに来たようで、鼻水と目のかゆみがひどい!

鼻水なんて、軽く溺れているように溢れてくる。

病院の薬はどうせ、強制的に止めるだけで、人間の体には元々、備わっている免疫のバランスやら、リズムがありますl。

だから、病院の薬で症状が止まるかもしれないけど、薬の成分で症状を無理やり止めたところで、その分、自分の本来のバランスやリズムが乱されそうなので、そこは、漢方家としても使う気にはならないので、急性の鼻水、目のかゆみなどでも僕は漢方薬を使います。

花粉症の漢方治療

最初は、鼻つまりがひどかったので、麻黄の配剤されている鼻のつまりをスコーンと抜く漢方薬を飲みました。

単純に小青龍湯とか麻黄湯じゃないですよ。

確かに鼻つまりは抜けましたが、そのあとの、鼻水がひどい!

より、海の深くで溺れている感じ。

最近、体力がものすごく落ちていて、しばらく、牛黄という生薬が含まれる滋養強壮系のドリンクを飲んでいました。

今日も若干、疲れがあったので、そのドリンクで疲れを吹き飛ばして治そうと、いつもとは違って、なんとなくの単細胞的な発想で治療しようとしたら、顔だけ、すごいのぼせ。

やっぱり、『何かの症状に漢方薬をあてはめる』という単細胞な思考の処方はダメですね。

これは、ダメだと毎年、5月に飲んでいる柴胡剤の漢方薬で体上部の熱を体の下方へ下ろすものに変更しました。

そうしたら、40分間は余計にひどくなって、ダラダラと鼻水が出て、その後、のぼせがひき、鼻水がピタッと止まりました。

今で4時間位、まだ落ち着いていますが、そろそろ、2回目の服用をしたほうがいいかなという感じ。

全く、いつもながら、漢方薬は厳しいです。

考えなしに飲むと、余計にひどくなったりする。

これだけ、長年、漢方薬を扱ってきても、毎回、しっかりと考えないと、効いてくれない冷静で冷酷な薬だと実感しました。

しばらくは、この漢方薬でいけそうですが、ひょっとすると明日には僕のアレルギー体質が微妙に変わっているかもしれないので、その時は、また、その時に考えます。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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