漢方薬相談ブログ

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これから自分が病気になってしまうかどうか漢方チェック!

家族の歯の治療から、日々の些細な症状が、大きな病気につながっていることを実感しました。

一番下に健康チェックリストを作りました。

うちの息子が妻に連れられて、うちの店の近所の歯医者に通っていました。

以前から歯は、僕の友達の先生に診てもらっていましたが、その医院が、ちょっと遠いので子供の検診位なら、妻も忙しいので「近くでもいいか」と特に何も聞いていませんでした。

そうしたら、この間、息子の歯の噛み合わせが悪く、矯正しないといけないと歯医者から言われ、妻から「それには6万円かかるけど、やってあげてもいい?」と突然、言われました。

検診だけだと思っていたので、「いきなり6万円って何の話?」と思い、具体的にどういう矯正が必要なのか?その6万円って妥当なのか?いろいろと聞きただすと、どうにも曖昧な返事しか返ってきません。

「矯正をしても、その後の成長で不具合が出たら、そこではトータルでケアできないから、また別の歯医者で矯正しないといけない」など。

「えっ何で最後まで責任持てないって言ってるところでやらなくちゃいけないの?」と思い、そのことなどを話していると、もう一つ、グダグダな話が出てきました。

歯の治療と医者の逃げ腰治療

妻も奥歯の痛みが続いていたので、息子と一緒に診てもらい、抗生剤をもらって飲んでいました。

痛みはマシにはなったのですが、2回、抗生剤を飲んで、3回目に行った時に「良くなったみたいなので、後はまた検診に来てください」と治療が終わったかのような展開に。

痛みすら完全になくなっていないし、「菌が原因だったのか?」「菌の脅威はなくなったのか?」の説明もなく、様子を細かく聞くでもなく、勝手に医者側でピシャッ!と終わりにしようとしたのです。

その話を聞いて「出たよ、医者の得意技、薬を出したけど、根本的に治せないから、テキトーなところで治療を逃げてるやん!」と思いました。

最後は『病気の原因はストレスと老化』といって逃げるパターンのやつ。
妻も治療を受けていて「えっ最後まで治す気あるの?」と思ったそうです。

とにかく態度が逃げ腰です。

今回の歯医者に限らず、医者の王道パターンと言えば王道パターン

『医者は初診は自信満々で説明するけど、2回目にうまくいかないと途端に言い訳じみた説明で逃げ腰』になります。

検診位ならと思っていましたが、そもそも治療の腕がマズイ医者に、まともな検診が期待できるわけもありません。

だって、細かく、抜け目なく、詳細に観察(検診)できて初めて、治療も正しい方向へ進むわけですから。

ということで、僕の強権を発動して、そんな低レベルな医者のところで治療はせずに友達の歯医者に行くようにいいました。

これは僕も反省すべき点でした。

『レベルの高い医者かどうか?と、その医者が近所にいるかどうか?は全く関係ない』のに、忙しいと、ついつい近所で探してしまうのですね。

うちの店自体に、神奈川から年単位で通ってくれたり、鹿児島から来られたりしているのに、自分たちは、しょうもないことをやってしまっていました。

「医者」という肩書きでなく「その人」に診てもらう

友達の歯医者で診てもらったところ「息子の歯の矯正は成長期でもあるので、現実は成功しないことも多々あること」

「矯正の後の微調整」も必要なので、ずっとトータルで同じところで治療したほうが良いことを説明してもらいました。

そして、妻の歯は確かに菌によって膿んでいたのですが、本当の問題はそこではなく、歯が割れてしまって、大きな隙間が2箇所できて、そこが慢性的に膿んでいる状態になっていたことだったのです。

それを即座に診断してもらいました。

治療はもう手遅れなので、割れた歯の抜歯です。

その時に抜歯後、インプラントや仮歯をかぶせる方法があることを説明してもらい、お金をかけず、抜歯後に放っておいても食事に問題ないことも教えてくれました。

これですよ。これ!

友達は腕もいいですが、ちゃんと見逃さずに診て、なおかつ解決方法を考えられるだけ考え、そのメリットとデメリットをスマートに説明しディスカッションする。

更に『わからないことはわからないけど調べておく』

そこらの医者みたいにわからないことを隠して、辻褄の合わない言い訳じみた説明はしません。

治療はこれが一番大事だと思います。

友人の歯医者さん 江原歯科医院

よくある医者は『膿んでるから抗菌剤 → 痛みがマシになったから治療終了!』

大体の医者って『分析→診断→提案』などに必要な洞察力、カウンセリング能力や治療そのものの能力が低レベルで雑すぎて泣けてきます。

自分の歯で反省

ついでに僕自身も診てもらいました。

歯は特に何も症状がなかったので、診てもらったら虫歯とかはありませんでした。

しかし、ずっと特にケアなんてしてないから、歯はあちこち炎症し、腫れと隙間のオンパレード。

放っておけば、虫歯、歯周病、歯肉炎がついソコまで来ています。

歯磨きも一から指導されました。

「あーこれは反省しなくちゃな」と思ったのは、自分の漢方相談でも『病名が診断されたというのは、もう完全な元に戻らない手遅れ状態だから』と口酸っぱく言っているのに、自分の歯は言い方を変えれば『手遅れになるまで放っていた』わけです。

症状がないし、困ってないからOKという思い上がり

虫歯はありませんでしたが、健康な歯を100点としたら、40点位の感じなのですよ。

歳もどんどん取っていくし、自分で気をつけているつもりでも、あっという間にマイナス点(病気)になったと思います。

患者さんには『小さな不調の間に治しとかなきゃ、一度、壊れたら(病気の診断をされる)、元には戻らないから』なんて言ってるのに、自分のことは完全に棚上げだったので、ちゃんと次回の予約もしました!

病名診断される状態は根本治療から考えると手遅れ

歯も体の一部ですが、実は体は病気になってからでは手遅れなんです。

もちろん、西洋医学の薬を一生、飲み続けることが治療だと考えるなら、治っているとも言えます。

僕はそんなの嫌ですが。

西洋医学では健康か?病気か?のどちらか?みたいに考えるところがあります。

だから、みんな「病気じゃないから大丈夫!」と思うのです。

しかし、日々の我慢できる程度の症状も『症状というのは体内の不調を知らせているシグナル』なのです。

その大事なシグナルを病院の薬で矯正的に無くしたって、問題を先送りにしているだけで、何も解決しません。

漢方と西洋医学は関係がなく漢方は西洋医学の病気を治すのではなく、本来は日々のメンテナンスを行い、常に良い状態を保つことが目的です。

漢方で重要なのは健康か?病気か?ではなく、些細な小さなことでも何も不調がないかどうか?です。

些細な小さな不調も長く続けば、やがて大きな病気につながります。

日々の健康チェックリスト

単純で些細なことかもしれないですが、本当に健康かどうかのチェックリストです。

◯ 頭痛や耳鳴り、めまいなどの同じ症状が5日以上続いている。

症状が些細でも長く続くということは、風邪ウィルスや菌が原因でない限り体内の何かがうまくいってません。

◯ 食欲がなく胃もたれや胃痛が常にある。

西洋医学では胃のトラブルは胃酸を抑えたり、促したりして誤魔化しますが、精神的なことや冷えなども関わっていることもあります。

胃は食べ物から明日も生き残るためのエネルギー原料を受け取る場所です。

漢方では非常に重要な臓器で胃酸を抑えるとか、促すみたいな雑な治療でなんとかなるような臓器ではありません。

◯ 排便に2日以上の間隔があく。

便は体内で使われたエネルギーの生ゴミです。

生ゴミが常に家の中で溜まっていけば、生活できません。

体内でもどんどん溜まっていけば、いろいろな臓器がおかしくなっていきます。

◯ 夜中の目覚め、夜中のオシッコがある。

老人になると腎の臓が弱るので、こういった症状は出てきますが、65歳以下(個人差あり)でこういった症状があってはいけません。

◯ 手足が冷えて暖かい場所でも温まらない。

寒いところでは冷えるのは当然ですが「暖かいところでも温かくならない」「寝る時に冷たくて気になる」というのはよくありません。

外部から温めることもやらないよりはやったほうが良いですが、原因は体内の問題ですから外部から温めても永遠に根本治療はできません。

◯ 生理痛や経血の塊がある。

現代は痛みや塊があることが普通になっていますが、基本的に生理時に痛みや血の塊がないことが普通です。

◯ 関節などの痛みがある。

関節に関しては体内の問題と筋や筋肉がずれてしまって痛みなどを発する外傷的な2通りにわかれます。

慢性的に長く続く場合は病院でチェックされたほうがいいかもしれません。

「これらの症状があると何の病気になるのか?」ということではなく、日々の症状を放っておくと、生まれつきの体質や臓器のクセ(弱点)によって、人それぞれ、どんな病気にでもなれます。

症状が全く何もないことが本当の健康ですので、日々のメンテナンスを漢方でされてみてはいかがでしょうか。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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