医者って免許以外、プロとして信用できる要素がない
子供が運動をしていて、小指を突き指とも、骨折ともつかない怪我をしました。
最初の2日間は、様子をみてたのですが、どうも骨折っぽいと思って、整形外科に連れて行くことにしました。
さて、困った。
元々、医者が治せないことはわかっていますが、それでも、少しでもマトモな病院でみてもらたい。
でも、僕は昔、人差し指の靭帯が断裂した時に、わざと初診のフリして6つの病院に行きましたが、『絶対、治りません』というお墨付きをいただいただけというお粗末な経験をしていて、なおかつ、その時のそれぞれの病院の診断は全部、バラバラだったのです。
おまけに、以前に子供の右足の股関節の痛みを整形外科に診てもらったら、「成長痛」という的外れな診察をいただいて、結局、僕も息子も鍼と漢方薬で治ったという結果に終わっているのでした。
僕みたいに西洋医学のことを専門的に知っていたり、病院業界や薬業界の裏側を知り尽くしていると病院選びが、本当に困ります。
一番、良いのは、整形外科医の友だちのところが良いのでしょうが、遠いのですよね。
で、近くというと、良いとこなんて、まずないので、後は、最低でないところをどうやって選ぶかとなると、整形外科だと、実は、じーさん、ばーさんのリハビリだけで成り立っているところとか、外来受付をやってるけど、実は本業が、入院専門の老人ホームだとかを避けるくらいしかないのですが、結構な確率で、整形外科の正体って、じーさん、ばーさんのリハビリ施設だったりするのです。
病院に行くとなると気分が落ち込む
どうせ、どこの病院も最低なので、「一番、近く!」という、もっとも、簡単な選択をしました。
僕、医者は師匠と友だちの歯医者さんと友だちの整形外科医さん以外は、大嫌いなので、いざ、行くとなったら、すごく嫌になりました。
でも、ここは親としてそんなことを言ってる場合ではありません。
気分は落ち込みますが、良いこともあります。
それは、医者はかならず、コントみたいな仕事をしてくれるので、ブログネタを提供してくれるのですね。
今回も医者のどんなボケが飛び出すか、半分、楽しみにしていました。
マニュアル手続きのような作業(治療)
結果から言うと、今回は、マジボケなしでした。
普通に、「治す能力のなさそうな事務員が仕事をこなしているだけ」という感じ。
最初、お約束通り、漠然と何で突き指したかを聞いてきました。
問診も相手が話しやすいようにしようという努力は1mmもなし!
この辺は、医者のデフォルトですよね。
ほとんど、何も聞かずに問診を切り上げようとするから、逆に11歳の息子が焦って、医者に詳しく話し始めました。
しかし、それも聞いているのかどうかも疑わしい態度。
とにかく「状況」や「状態」を聞くことよりも、やたら、どこが痛いのか、指を触りまくっています。
本当のところはわかりませんが、僕からみると、わかっていて触っている感じがありません。
で、結局、レントゲン。
そして、レントゲンの結果、「筋が延びてるとかどうとか」をゴニョゴニョ言ってます。
注意してなかったら、聞き逃すくらいのショボい説明。
そして、また、指を触りまくり。
診察の触診なのでしょうが、こちらから冷静に見ていると、子供が変態的に好きなコミュ症のオッさんニートが、子供の指を触っているようにしかみえません。
そして、患部に簡易的なギプス。
これも、整形外科のクセに医者も看護師も不器用で手際が悪いのですよ。
はっきりいって、僕のほうが、うまいと思います。
ちなみにこの不器用な包帯をまく処置料が実費で5000円でした。
医者がなぜ、嫌いで気持ち悪いと思うかがわかった
今まで、何で冷静に医者が嫌いだったり、気持ち悪いと思うのか、理論的にわからない部分がありました。
でも、今回でハッキリわかりました。
1つは説明がないこと。
別に詳しく知りたいとか、そんなのではありません。
要は、医者っていったって、僕らからしたら、優秀かどうかわからないわけです。
免許だけもってるペーパードライバーかもしれません。
医者は、医者というだけで信用してもらえると自惚れているみたいですが、所詮、ライセンスはライセンス。
治療の腕があるかどうかは全く別の話です。
それを推し量るのが、医者の説明、プレゼンと言っていいかもしれません。
そして、その説明は、何も医学的な病気の説明ではなく、ごく当たり前に、
『どんな風に検査、分析したから、今の診断に至ったのか?』
『その状態を今後、どんな風に治療していこうと考えているのか?』
『どんな結果になると推測されるのか?』
その説明(プレゼン)があれば、「この人にまかせてみよう!」と思うわけです。
しかし、説明は、1つもありません。
『コミュ障っぽいオッさんがボソッと呟やいただけ』という状態だから、気持ちが悪いのです。
ちなみにうちでは、上の3つは相手が納得いくまで説明します。
11歳の子ですら、「あのオッさん、なに喋ってるのかわからん」って言っていました。
指をカバーするのはいいのだけれど、それで治るのか?
どれくらいで治るのか?
どんなことをすればいいのか?またはしてちゃいけないのか?
しちゃいけないといったのは、「指のカバーが濡れるから風呂ではビニールかけてね」これだけ!
近所のおばさんかよ。
ただ、触って、ただレントゲン撮って、ただ包帯して。
こっちは置いてけぼりで、それがどれくらいで治るのか、何も説明もないし、わからないままなのです。
それで、「来週来てください」だって。
頼れるなんて、小指の先ほども感じてないのに、なんで来週、来なくちゃいけないの?
『一連のマニュアル手続き』だけで次も来てくれるという自惚れは、もはや、おめでたいですね。
医者という免許だけで信用してくれるのは、これからの時代は、高齢者か、よほどのバカだけだと思います。
これからは医者の免許がどうのこうのうではなく、治療者として優秀なのかどうかを説明や手際で証明(プレゼン)してもらいたいものです。