漢方薬相談ブログ

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耳鳴りを漢方薬で治療する方法

耳鳴りは、病気ではなく、症状の1つです。

病気の情報サイトを調べると一見、もっともらしく、いろいろな原因が書かれていますが、例のごとく、西洋医学らしく、原因は不明です。

耳鳴りの程度も人によって、いろいろです。

常に鳴り響いている人から、時々、疲れた時に2秒ほどだけ鳴って終わる人。

また、音も様々です。

キーン、ジージー、シャーという音など。

また、耳鳴りは、いろいろな病気とセットになっていることも多いです。

難聴、めまい、メニエール、頭痛など。

いろいろな病気とセットになっていて、セットになっている病気の原因もわからないことが多いので、どれも治りにくかったりします。

病院の耳鳴りの治療

病院で治すといったって、そもそも原因がわかってないので、治しようがありません。

西洋医学的には『聴覚皮質の異常な神経活動により引き起こされると考えられる』と書かれています。

みなさん、この『〇〇だと考えられる』という説明に気をつけてください。

専門的にそれっぽく言ってますが、要は『よくわかんないんだよね〜』と翻訳できます。

面白いのが、『難聴などがあれば、難聴が原因になっているので、そちらを治す』的なことが書かれているのですが、耳鳴りと併発しやすい難聴もメニエールも原因がよくわかっていないのですね。

ですので、この説明も翻訳すれば、『原因不明の難聴を治せば、原因不明の耳鳴りも治る』みたいな説明です。

もはや、トンチか哲学みたいですね。西洋医学っておちゃめ!

とはいえ、日本の医者は、薬が大好きっ!薬でなんでも治ると思っているので、薬を処方します。

「難聴を治せば治る」という考えてで薬として、メチコバールやアデホスコーワ錠を処方します。

アデホスコーワは血の巡りを活性化させるという意味でわからなくもないですが、メチコバールに至っては、ビタミンですから。

アデホスコーワにしたって、せめて、『あなたの難聴と耳鳴りは血の巡りの悪さが原因ですよ』と西洋医学なら原因を科学的に特定して薬を使ってほしいですよね。

その他、『精神的な問題で耳鳴りになることがある』としてメイラックスなどの抗不安薬を処方します。

ポイントは「なることがある」という説明。

精神的な原因で耳鳴りになっていると特定できないわけです。

西洋医学の薬は副作用もきついものも多く、そもそも長期で飲むことに向いてません。

つまり、なんとなく適当に試していいものではないので、西洋医学は基本的に科学的、かつ理論的に原因を特定して薬を処方しますが、耳鳴りに限らず、大体の病気が『原因はわからないけど、薬を試してもらう』みたいな感じなので、せめて、それなりの原因としっかりした治療方針で薬を処方してもらいたいですよね。

今の状態じゃ、まるっきり、今の病院の状態だと、『原因がよくわからないし、薬が適切なのかもわからにけれどマニュアルあるからやってみる?』みたいな軽いノリの治療になっちゃっているのですよね。

病院の耳鳴りの漢方治療の方法

病院でも、漢方薬を使いますが、医者は、人それぞれの病気の原因である『証』というものを分析できませんので、漢方薬の使い方が、まるでデタラメです。

要はお得意のマニュアルです。

人それぞれの体質や病気の原因を何も考えずに、ツムラなどの漢方薬メーカーからもらったマニュアルだけみて漢方薬を選びます。

僕も医者が使っていマニュアルを持っていますので、そこから抜粋しようとしましたが、耳鼻咽喉科の欄に耳鳴り自体がありませんでした。

ですので、ツムラの勉強会などで、どこかの先生が「この漢方薬、耳鳴りにいいよ」みたいな素人のラーメン屋の口コミレベルみたいなノリで、その小耳に挟んだ漢方薬を処方するのだと思います。

ちなみによくあるのが、めまいや難聴にもよく出す苓桂朮甘湯ですが、あの処方って、基本、気の上衝の証と上焦の水滞証というものに絞られているので、以外と効く体質の人が狭いのですよね。

専門的効果すぎて、逆に効く人が少ない感じです。

でも、最初から漢方的な体質をみない医者にとっては関係ないですね。

尋常性乾癬の漢方治療の方法とポイント

それでは、本来の東洋医学理論に則った尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)の漢方治療の方法を紹介します。

ここからは、本当の漢方治療の方法です。

漢方は、人それぞれの体質をみていくので、基本的に〇〇タイプに〇〇漢方薬というパターン化されたものはないし、また、そういったパターン化は、漢方薬で、どんどん、治せなくなるので、パターン化はご法度ですが、かといって、いきなり、何百種類もある体質のタイプを振り分けられるわけではないので、大まかな特徴をつかんで治療方針を決めます。

漢方が体質をみていくといっても、全身の症状だけをみていくわけではありません。

まず、ここは西洋医学と同じで、事故などの耳周辺の物理的ダメージがないか?

中耳炎などの慢性的な炎症が続いていないか?

耳に影響を与えるような薬の副作用の影響はないか?を調べていきます。

ここは西洋医学と一緒です。

漢方でも、いきなり症状だけを聞いて、体質なんかを語り出すことがあれば、注意してください。

外傷、薬の副作用の影響、慢性的な中耳炎などがあれば、このことを踏まえて、全身の状態、体質がどうなっているのかを調べていきます。

耳鳴りの原因は、気(精神)の問題、血の問題、水の問題、熱の問題、冷えの問題などなど、いろいろなパターンがあります。

いろいろな病気に付随していることも多く、耳鳴りだけで治療するのではなく、他の病気とひっくるめて一緒に治すように考えることも多いです。

他の治療と少し違うところは、とにかく、耳鳴りが発生してから、時間が経つほど、治すことが難しくなります。

『耳鳴りが発生してから、どれくらいの時間が経っているか』を考えるだけでも、選ぶ漢方薬は変わってきます。

また、ある程度の年齢になってからの耳鳴りはや難聴は、老化が関わっているので、これも治すことは難しくなってきます。

よく、腎虚が原因と腎臓が衰えて、耳鳴りが発生するという考えのもとに、腎の臓を強める八味丸などを処方する先生がいますが、高齢の腎虚の場合は、漢方薬を飲んだからといって、誰でも、腎の臓が強くなるわけではありませんし、腎の臓だけの問題ではないことも多いので、例え、原因の1つに腎の臓衰えがあったとしても、そこは、全身をちゃんとみてもらってください。

ここから、更に、その人独自の病気の原因である『証』を分析して、その証(原因)を治せる漢方薬を選びます。

逆に『証』(原因)がわかってないのに、漢方薬を選ぶことは不可能です。

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漢方的な耳鳴りが起こる原因(証)

漢方薬には、耳の音を直接、調整するような効果も成分もありません。

漢方では、本来の正常な体内の働きが何らかの影響で邪魔されて、その体内の不調を知らせるために乾癬のような症状を引き起こしていると考えます。

漢方では以下のような原因(証)で耳鳴りが起こっていると考えます。

これらの原因は、人によって、それぞれです。

また、どれか1つが原因とも限りません。

普通は、複数、絡み合っています。

以下が、全てではないですが、乾癬の原因となる原因(証)です。

【表の寒証】
皮膚などの体表面に不要な水が滞って、その水の停滞が耳鳴りの原因となります。

風邪と併発するタイプで、慢性的な耳鳴りの原因には滅多になりません。

【上焦の熱証】
肩から上の体の上部に不要な熱がこもり、不要な熱のこもりが耳鳴りの原因となります。

頭痛などを伴うことも多いです。

【胸脇の熱証】
胸あたりの熱と気の巡りが悪くなり、その熱が顔にあがっていて、熱と気の滞りが耳鳴りの原因となります。

「気」が関わっているので、睡眠障害があったり、精神的な緊張が高くなると耳鳴りがひどくなったりする体質タイプです。

【血虚の証】
上焦の熱証や胸脇の熱証と同時に併発したり、これらの状態が長くなると血が不足していき、それが耳鳴りの原因となります。

耳の機能が落ちて、難聴を併発することが多く、立ちくらみやめまいなども起こることが多くなる体質タイプです。

【脾胃の水毒の証】
胃や腸など、消化器全般が弱り、水の消化吸収の機能が衰え、消化器に不要な水がたまります。

余分な水は、耳周辺のむくみを引き起こし、それが耳鳴りの原因となります。

【水滞の証、腎の虚証】
不要になった水が体にとどまり、余計なアレルギー反応を起こし、耳鳴りを起こす原因になります。

【裏の実証】
腹部の深く、大腸に熱がたまることによって、その熱が胸脇の熱や上昇の熱証につながり耳鳴りの原因になります。

便秘などが起こるタイプの人に多い体質タイプです。

【気証】
漢方では気はいろいろな捉え方がありますが、ここでは自律神経やストレスと関係します。

寝不足やストレス(主に精神の緊張)がきっかけが耳鳴りを起こす原因になります。

寝つきが悪かったり、緊張しやすい人に体質タイプです。

漢方を勘違いしたイタイ先生が、よく『あなたの耳鳴りは水毒タイプ』など、何か1つの原因で耳鳴りが発生しているかのように説明することがありますが、現実は、【上焦の熱証】に更に【胸脇熱の証】と【血虚の証】が合わさったりと上記の証が3つ、4つの証が合わさっていることが多いです。

この時に注意してほしいのは、何種類も原因があるから、何種類も漢方薬を飲むのではなく、原因は1つの体の中で起こっているので、なるべく、総合的に調整してくれる1種類の漢方薬を選びことです。

気になる漢方薬の効果は?

漢方薬の効果は、つまりは、その「証(原因)」を治すということです。

ややこしいですが、例えば、上焦の熱証なら、熱が上半身で滞っているので、上半身の熱を体の下方へと巡らせます。

水滞の証なら、水の巡りを促します。

なので、耳鳴りの漢方治療で重要なのは、体質をどれだけ正確に診断できるか

これにかかっています。

体質さえ正確に診断できれば、使える漢方薬は自ずと決まってくるのですね。

ということで耳鳴りだったら苓桂朮甘湯と決めつけで選ぶのは、あまりに低レベルで浅いマニュアルの選び方なので論外!

そんな方法では、都合よく治らないことがわかっていただけると幸いです。

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【引用先及び参考図書・Webサイト】
耳鳴り メルクマニュアル(家庭版)
耳鳴り(プロフェッショナル版)
難聴、耳鳴り:慶應義塾大学病院
◯ 今日の治療指針:医学書院
◯ 治療薬マニュアル:医学書院
◯ 今日の治療指針:医学書院
◯ 治療薬マニュアル:医学書院
◯ツムラ医療用漢方製剤マニュアル
◯オースギ医療用漢方製剤マニュアル
◯漢方方意辞典:緑書房
◯漢方診療医典:南山堂
◯漢薬の臨床応用:神戸中医学研究会
◯中医処方解説::神戸中医学研究会
◯平成薬証論:メディカルユーコン

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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