その皮膚科でのアトピー治療、続けているけど本当に治っている?
ひどいアトピー性皮膚炎の方が、医者に対して、すんごく怒っておられました。
怒っている理由は『薬が全然、効かないから』
ここらでは有名な皮膚科に行ったらしく、そこで塗り薬だけでなく飲み薬など、行くたびにあれやこれやと薬を出してもらっていたのですが、どれも良くなるどころか病院に薬を出してもらってから余計にひどくなったとのこと。
「あそこはものすごい患者さんが来ているけどヤブや!」と。
そして、あれだけ薬を試してもダメだったから、漢方薬の方がいいんじゃないかと思い相談に来られました。
その病院では最初は感染症の湿疹じゃないかということで、抗菌剤、そして医者が大好きなステロイド、それにプラスして抗ヒスタミン剤。
この話を聞いて、病院や西洋医学の内情よく知っている今の自分の感覚から考えてみると『ヤブ医者』なんてものはないんじゃないかと思いました。
そうです。
外科や救急以外の内科や皮膚科などの投薬を治療とする「科」で治療に「良いもヤブ(悪い)」もないと思うのです。
現実の医者はヤブかどうかと腕が問われるほど、その人の状態なんかみてないと思います。
要するに良い、悪いの評価の土俵にすら立ってません。
医学用語をよく覚えているただの勉強オタク。
その証拠に処方する薬はマニュアル的に処方されているだけで、その薬だって、それほど種類はありません。
病院の治療薬ってそれほど種類はありません
なぜ、医者には良いもヤブもないか?
だって、『診察や治療の腕が問われるほどのことをやっていないから』
病院の薬は誰が処方したって薬の効果は同じです。
なので、一般医薬品で同じものが売っていれば、あなたがそれを選んだって『医者と同じレベルの治療をしたこと』になります。
『でも、医者が、その薬をちゃんと選んでくれるんじゃないの?』と思われるかもしれませんが、これも残念ながらただのマニュアルなんですよ。
選んでもらったところで、現にうちに来られた患者さん、どの薬も全然ダメでした。
そして病院で出している薬の種類って実はそれほどありません。
薬品メーカーやジェネリックなどで薬の名前が変わったりしますが、効果で分けていくとそれほどの種類はないのです。
皮膚科だったら『抗菌剤、ステロイド剤、免疫抑制剤、ヘパリン類似物質剤、角質を柔らかくするもの、抗ヒスタミン剤、保湿剤』
大体、これくらいです。
診察も何も感染症の湿疹だと診断して、抗菌剤を渡して、見事に治せなかったわけです。
そして、次は、ステロイド。
とにかくわからなくなって困ったらステロイド!
これが効かなかったのもめずらしいですが、これもダメ。
次はステロイドにプラス抗ヒスタミン剤。
診察して、考え抜いて処方したというより『単に順番に試していってるだけ』
ね、誰でもできるでしょ!
実は、それほど薬の種類がないので、これらでダメだったらステロイドを強力なものにしたり、もう全部足しちゃえって、抗菌剤、ステロイド剤、免疫抑制剤、ヘパリン類似物質剤、抗ヒスタミン剤を合わせて出して後はやたら保湿。
薬が一杯、処方され始めたら、『あ〜この医者、詰んでんだな』思っても差し支えないと思います。
漢方薬を苦し紛れに処方する医者
今回の患者さんのケースのように『全部処方をしても治らない!』となると、十味敗毒湯とか、消風散という漢方薬をこれまた苦し紛れに処方し始めます。
なぜ、苦し紛れと書いたかというとツムラなどからもらったマニュアルをみるだけで「証」(体質や原因)を分析せずに処方しているからです。
(医者って悲しいかなどこまでいってもマニュアルなんです。自分の頭で考えられないのかな?)
アトピーだから十味敗毒湯なんて処方の方法は漢方の医学理論には存在しません。
『まるで、西洋医学の薬で治らなかった言い訳のように漢方薬を持ってくるわけです。』
こういうパータンの医者(ほとんどこれだけど)は、全身の問診をとらないどころか、ツムラなどの漢方薬の会社からもらったマニュアルをみて処方するだけなので、結局、漢方薬の使い方もむちゃくちゃ!
ツムラなどの本を見ながら漢方薬の話をしてたでしょ?
あれです。
当たり前ですが、漢方のことを知らない医者がマニュアルをみて出したところで、そんな漢方薬が効くわけがありません。
マニュアルの「皮膚科→湿疹→十味敗毒湯」って処方する方法なら、日本語読めるなら誰でもできますよね。
それをやってます。
そして、何もかも効かなかったというところで皮膚科の治療は終了となります。
あとは、こちらから、あれやこれやと質問したり問い詰めなければ、漫然と同じ薬を延々と出し続けます。
難儀なのは、結構、こんなパターンで治療が詰まっている医者が多いのに『すみません。もう詰んでます』って言わないこと。
もしかして、治療が詰んでいることにすら、気づいていないかもしれないですが、どちらにしろ病院の薬が効いたところで、どれも対症療法といって、『一時的に症状を抑えるもの』です。
治すものではなく、一時的に症状を抑えるものなので、言わば、症状の応急処置ですよね。
言い方を変えれば、『薬で一時的に症状は抑えておきますので、どこかでちゃんと治してくださいね』というものだと僕は思っています。
実際、病院の薬を科学的、化学的にみても、それ以上でもそれ以下でもありません。
この西洋医学の薬の効き方からすると、もし、あなたが根本治療を目指して病院に行っても、最初から詰んでいるのです。
漢方薬も東洋医学理論に則って処方できないので病院の漢方薬は根本治療としても詰んでます。
なので、長期間、通っていて、毎回違った薬(名前違いではなく治療効果)でないのなら、それはもう、とっくの昔に治療は詰んでいると思います。
病院はどこにいこうと、診察にマニュアルがあって薬の選び方にマニュアルがあって、それに従って治療?(応急処置)をします。
診察の方法も選ぶ薬も大体、パータンが決まっています。
皮膚科なんて、ほぼ、ステロイドのゴリ押しです。
ですので、特に能力が高い医者がいるわけでもないと思うし逆にヤブもいないと思います。
単に『マニュアルにしたがってステロイドを出してくれる手続きをする人がいるだけ』だと思います。
これからは、ご自身でも、本当に治っているのかどうかを考えないと、いつまでたっても医者と一緒に病気の袋小路で迷っているかもしれません。
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【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ アトピー性皮膚炎 メルクマニュアル(家庭版)
◯ アトピー性皮膚炎 メルクマニュアル(プロフェッショナル版)
◯ アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年
◯ アトピー性皮膚炎診療ガイドライン J-stage
◯ アトピー性皮膚炎治療ガイドライン 2008年
◯ 今日の治療指針:医学書院
◯ 治療薬マニュアル:医学書院
◯ 今日の治療指針:医学書院
◯ ツムラ医療用漢方製剤マニュアル
◯ オースギ医療用漢方製剤マニュアル
◯ 漢方方意辞典:緑書房