漢方薬相談ブログ

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花粉症でわざわざ耳鼻咽喉科に行く必要はないと思う理由

近所の耳鼻咽喉科は、花粉が強い感じの時は、病院前の自転車が多くなるので、花粉飛散のニュースを見てなくても、「今日、花粉が多いんだな」ってわかったりします。

いつも、不思議に思うのは、なんで、みんな、わざわざ病院に行くのかが不思議です。

だって、病院で処方する薬って、今は結構な種類がドラッグストアで買えるじゃないですか。

僕からすると、どうせ、医者は大して診察もせずに、ルーティンワーク的に薬を出すだけなのだから、自分で買えばいいのにと思います。

自分で買うなら、アマゾンのページを開いて、薬を検索して、ポチッと押すだけですものね。

病院だったら、わざわざ長時間、待って数秒、話して、あらかじめ決まりきっていたようにおなじみの薬をもらうだけ。

診察が終わったら、また、清算のためだけに待つわけですよ。

今回は、花粉症で処方される病院の薬とアマゾンなんかで買える薬を対比させて説明したいと思います。

(※ちなみにアマゾンのアフェリエイトをやっているわけではありません)

また、漢方薬でも花粉症対策はできますが、病院のマニュアル漢方だと意味がないことも説明したいと思います。

病院で処方される花粉症の薬

大体は、抗ヒスタミン剤が処方されます。

その他、ステロイドや抗菌剤も出すこともありますが、大体は抗ヒスタミン剤です。

診察も何も、春頃に耳鼻咽喉科に行って、鼻水、鼻つまり、くしゃみ、目のかゆみと訴えれば、熱でも出てない限り、『花粉症ですね』と言って、薬を出されるだけです。

病院で処方される薬は以下のものです。

アレグラ炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はフェキソフェナジンです。
→ アマゾンで売っている一般薬品 「アレグラ」

アレジオン炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はエピナスチン塩酸塩です。
→ アマゾンで売っている一般薬品 「アレジオン」

ジルテック炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はセチリジンです。
→アマゾンで売っている一般薬品 「ストナリニ」

エバステル炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はエバスチンです。
→ アマゾンで売っている一般薬品 「エバステル」

タリオン炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はベポタスチンベシルです。
→ 病院で処方箋をもらう必要はありませんが、要指導医薬品としての購入になります。

クラリチン炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はロラタジンです。
→ 病院で処方箋をもらう必要はありませんが、要指導医薬品としての購入になります。

アレロック炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はオロパタジン塩酸塩です。
→ 一般医薬品で売っていません。

ザイザル炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はレボセチリジン塩酸塩です。
→ 一般医薬品で売っていません。

デザレックス炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はデスロラタジンです。
→ 一般医薬品では売っていません。

ビラノア炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。
成分はビラスチンです。
→ 一般医薬品では売っていません。

ルパフィン炎症物質であるヒスタミンを抑える第二世代の抗ヒスタミン剤です。PAF誘発による鼻詰まりなどにも使われます。
成分はルパタジンフマル酸塩です。
→ 一般医薬品で売っていません。

タリオン とクラリチンに関しては、一般医薬品としての承認を経ているので、追い追い、要指導薬から、ドラッグで並ぶようになるのではないかと思います。

診察代、薬代などを合わせて考えると、アマゾンやドラッグで買っても、それほど高くありません。

服用日数の合計で見た場合、病院よりも安くつく場合もあります。(時間も節約できます)

病院の薬もドラッグの薬も成分は一緒

実は、成分名をみればわかりますが、アマゾンやドラッグで買える一般医薬品と病院の薬は、同じ成分です。

診察を受けないともらえない薬もありますが、リンクの添付文書を見てもらえばわかりますが、処方箋薬だから効くというわけでもないのです。

また、アレグラなども過去は、診察を受けて、処方箋がないともらえませんでしたが、今は、アマゾンでも買えるわけで、ついこの間まで処方箋が必要だったタリオン やクラリチンなども含めて、順にドラッグで買えるようになってきています。

診察も詳細にしてくれるわけでもなく、現実は、『ほとんどの人が、薬を貰いに行っているだけ』だと思うので、僕は、ドラッグで買えばいいのではないかと思います。

『病院で時間を潰すのが大好き!』というのであれば、病院に行けばいいと思いますが、時間はお金で買えません。

効果が高い花粉症の薬とは?

病院で貰える新しい薬は、「より効果が高いのか?」というと、そうでもありません。

ルパフィンのように炎症によるむくみを取ってくれるものもありますが、その他は、薬名のリンク先の添付文書の薬効薬理の部分を見ていただければわかりますが、『どれも作用は同じ』です。

ただし、持続時間や飲み方などが微妙に変わってきます。

実際、いろいろな花粉症の薬を飲んでおられた方に聞いたところ、「どの薬だったら、よく効くか」というのは、個人差があるようで、『誰にでもよく効く薬』というものはないようです。

また、西洋医学は、個人差を考えない医学なので、個人ごとの『よく効く、効かない』理由や根拠がわかっていません。

医者もわかっていないので、自分で飲んでみて、眠気などの副作用と自分なりの効果の感じで選ぶしかないのではないでしょうか。

薬は副作用のある化学薬品

花粉症という症状自体が、命に関わるものではないので、飲む薬も軽いように感じている人がいますが、所詮、薬は、人口化学合成物です。

副作用があり、相互作用といって、何かの薬と一緒に飲むと、とんでもない副作用に見舞われたり、何かの病気があったりした場合は、飲んではいけない人もいます。

『薬は決して安全なものではない』ということを、毎日、飲み続けていると忘れがちになります。

漢方薬で花粉症は治るが…

僕は、花粉症がありますが、この時期は、花粉症対策の漢方薬を飲んでいます。

ちなみに小青竜湯が花粉症の薬というわけではありません

漢方薬は、常に体質的な原因に対して選びます。

大きくは、『くしゃみ、鼻水が強い人』『目のかゆみ』『鼻つまり』の3タイプ別に漢方薬が変わります。

もちろん、全部の症状がある人もいますが、要は、どれが主になっているかです。

また、注意深く自分の状態を観察すると、日替わりで、メインとなる症状が変わります。

その場合は、体質的原因に合わせて、日替わりで漢方薬を変更します

時には、朝飲んでいる漢方薬と昼の漢方薬を変えることもあります。

『花粉書に効く漢方薬』なんて感じで漢方薬が紹介されていたりしますが、花粉症症状を抑える漢方薬なんてありません。

花粉症であろうと、『漢方薬は、その人自身の原因を突き止めて、それに合わせる』ので、そんな軽くて無責任な情報に、だまされないようにしてください。

逆に自分の花粉症の状態や原因に合わせて漢方薬を選べば、病院の薬よりも効くことがあります。

ただし、漢方薬は、自然の植物などですが、漢方薬も体質や原因とあっていないものを飲むと、とんでもない副作用に見舞われます。

花粉症を抑える漢方薬なんて存在しませんので、『自分の東洋医学的な体質や原因』に合わせて選ぶようにしください。

漢方薬に関しては、病院はマニュアルで花粉症に効く漢方薬とういデタラメな根拠で選んでいますので、ますます、花粉症で病院に行く意味がありませんね。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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