漢方薬相談ブログ

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サプリでは美肌になれないけれど、漢方薬で美肌になれる理由

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先日、エステなど美容関連のお仕事をされている方々の会合に参加しました。

そこで『美肌になる漢方薬ってあるのですか?』という質問。

結論からいうと美肌になる漢方薬なんてありません。

しかし、漢方薬を飲むことによって美肌にはなれると思います。

なぜなら、うちで相談されている方は、綺麗な肌になっている人が多いからです。

しかし、美肌になるために漢方薬を飲んでいるわけではありません。

いやいや、どっちなんだという話ですが、その理由を詳しくお話ししますね。

今回の記事をお読みいただければ、美肌になるための根本的なことがわかって、これから色々な美容成分に振り回されなくなるのではないかと思います。

なぜ、漢方薬で美肌になれるのか、その理由も解説していきます。

年々、変わっていく流行りの美容成分

美肌というと、みんな思い浮かべるのが、『美肌になる〇〇成分』

去年は、「〇〇成分」が肌に良いと言ってたと思ったら、今年は、「△△成分が良い」など、コロコロと変わっていきますね。

また、無数にある化粧品メーカーは、それぞれが、「この成分が肌に良い」「あの成分が美肌にする」と我が社こそは!と主張しています。

ダイエットと美容は、言わば、その時の流行りみたいなもので、本当に綺麗になるためというよりも、そういった遊びみたいな感じですよね。

で結局、『なにが一番いいの?』という話になってきます。

漢方薬に美容成分は含まれない

美肌に限らないですが、健康なんかでも、サプリの考えが基本になっているのか、どれも『何の成分が含まれているのか?』という話に行き着きますが、そもそも漢方薬で美肌成分が含まれているものは…

ありませんっ!

えっだったら、漢方薬で美肌にならないじゃんっ!ってことになりますよね。

そんなことはありません。

そもそも、その美肌成分の考え方誤解されているのです。

ついでに漢方薬に対する考え誤解されています。

肌に良い成分が美肌にしてくれるとは限らない

『美肌にする成分』というのは、たくさんとったり、塗っていれば、勝手に肌をきれいにしてくれるのでしょうか?

残念ながら、そんな都合がいいわけがありません。

そもそも、肌に良いと言われているビタミンCやビタミンE、ミネラルなどは、肌だけでなく、その他の体の様々な機能に関係しています。

人間の体の機能の中で最も優先されるのは、命です。

もうちょっと簡単にいえば日々の体調

当然、食事やサプリでも、体の外から入ってきた栄養素は、まずは、命や体調を維持する方に優先的に使われます。

こう言っちゃなんですが、肌が汚いからといって、死ぬわけではありませんので。

体調が万全でなければ、美肌成分は役に立たない

例えば、「肌によい成分」は材料だとすると、それを工場の機械(体内のいろいろな機能)で加工して、きれいな肌をつくったり、体の修復をしたりするわけです。

肌に良い成分をたくさんとったり、塗ったとしても問題になるのは、『取り込んだ材料をうまく体内で加工し使えるのか?』という問題。

あなたが、月経痛もなく、便は快調!

めったに疲れなど感じず、いつも快眠で、ストレスなんて感じたこともなく、冷えや頭痛、めまいも一切ないというのであれば、体の機能は素晴らしい状態なので、肌に良い成分はうまく綺麗な肌をつくってくれそうですね。

しかし、体調に悪いところがある場合。

そしてそれが、ウィルスや菌が原因でない場合。

実は、ほとんどの病気は、体内の機能が弱まっていたり、臓器と臓器の連携がうまくいってなかったりといったことが原因で、いろいろな症状が出て、病気になっているのです。

些細な症状でも、何かしら症状があるということは、体内の状態がうまくいっていません。

言わば、工場の機械が故障している状態ですね。

そんな状態で、材料(美肌になるはずの成分)が入ってきた場合、果たして肌を綺麗にしてくれるのでしょうか???

美肌成分をいくら増やしても…

工場の機械が故障している場合、いくら良い品質の材料(美肌になるはずの成分)を仕入れても、肝心の機械はヘンテコなものばかり作ります。

そうなると、いくら良いものを取り入れたって、肝心の体のシステムがポンコツだと、肌は綺麗にならないのです。

また、材料は多ければ多いほど、良いかというと、そんなことはありません。

工場の機械だって、処理できる量というのは決まっています。

良い品質の材料がたくさんあろうと、要は、加工処理できる能力(美肌になるはずの成分)とのバランスがとれていないと綺麗な肌にはならないのです。

漢方薬ではどう美肌になるの?

人間の体って不調だと、顔なんかになんとなく黒い靄がかかったみたいになっています。

シミがあるとか、シワがあるとかではなく、なんとなく、ハリがなくくすんだ感じ。

もっと言えば、肌に生気がないのです。

ところが、漢方薬を1ヶ月も飲むと、なんとなく、その黒い靄がとれて、肌にツヤが出てきたりします。

でも、みんな、肌を綺麗にしようと思って飲んだわけじゃない。

今までの話からお分かりのように、要は綺麗な肌になるためには、肌を作り出す体全体が良くないと、いくら世界最高峰の美肌成分をとったところで意味がないです。

漢方薬さえ飲めば美肌になるわけじゃない

間違えちゃいけないのは、漢方薬で美肌になることはできますが、美肌になる漢方薬があるわけじゃありません。

ここ重要

例えば、うちで、不眠を解消するために飲んでいる漢方薬で、「今までのエステがなんだったんだ」と思うくらい、美肌になった人がいます。

そして、『同じ種類の漢方薬』で、今度は不眠ではなく、不妊症で排卵誘発を行うためにその漢方薬を飲んでいる方は、肌がガサガサになりました。

『どちらも同じ種類の漢方薬』

飲む目的も一方は不眠、一方は排卵誘発と全く違います。

そして、美肌になった人と、肌が荒れた人

『美肌になる漢方薬』なんてないのですよ。

「自分の体に合わせた漢方薬なら美肌になるかも」ということなので、医者のマニュアルで選ぶ漢方薬や、美肌の漢方薬!なんて宣伝しているものでは美肌になれないので、ご注意を!

結局、漢方薬は、美肌でも病気でも、自分の体に合わさなきゃ意味がない!ということですね。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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