漢方薬相談ブログ

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病院の薬は長く続けるほど根本治療から遠のく3つの理由

割とイケイケなタイトルなので、僕が西洋医学否定派みたいに誤解されそうですが、僕は西洋医学否定派ではありません。

そもそも漢方を勉強する前に西洋医学を勉強していたのですが、それを教えくれたのは細胞顕微外科医の先生です。

現在のうちの漢方相談の時も東洋医学の考え方だけでなく、西洋医学の生理学や病理学、解剖学も駆使して体質を分析しています。

というのはおいといて、何も西洋医学の薬は人工化学物質だから、ダメなんだよ〜なんて話ではありません。

結論からいうと病院の薬ってみんな使い方を間違っているんじゃないかと思っています。

病院の薬だけを長期間、飲み続けている人。

こういう人は、絶対に根本治療に結びつきません。

なぜ、根本治療にならないか?

それは、病院の薬は根本治療にはつながらないように作られているからです。

対症療法を続ける意味がわからない

アトピーで10年くらいステロイド剤を塗り続けていて、皮膚科以外の治療をしていない人。

うつやパニック症などで精神薬を飲み続けていて、心療内科以外の治療をしていない人。

他にもめまいで病院の薬だけを飲み続けているとか、大抵の慢性病で悩んでいる人があてはまりそうですが、僕的には、なぜ、そういった病気で病院に通って薬を飲み続けるのか意味がわかりません。

病院の治療薬は『対症療法』というものです。

対症療法というのは、わかりやすく言えば『一定時間、症状を抑え、その後、再発する治療』です。

単に症状を一定時間、抑えるだけなので病気の原因には触れもしてません。

そもそも意外かもしれないですが、西洋医学のおいて慢性病の原因はほとんど原因不明となっているので、原因の治療なんてしようがないのです。

ネットで病気のことを調べてもらたらわかります

その病気や症状が起こっている体内メカニズムのことを原因っぽく説明しているだけです。

薬の成分は一定時間、症状を抑え、その成分は一定時間で体の外に排出されるので、また再発します。

病院の薬は、毎回、毎回がこういった流れなので、飲み続けたところで体の状況は変わりません。

ですので、対症療法なのです。

実は薬の説明のところにも「この薬は根本的に治すものではありません」という説明もあったりします。

根本的に治るには原因を治す必要がある

病気の原因って何でしょうか?

西洋医学は病気の体内の状態をまるで原因かのように説明します。

例えば、アトピーは「免疫反応の炎症反応が起こって皮膚に湿疹やかゆみなどを引き起こします」みたいな。

でも、これって『そもそも、なぜ免疫反応が強い炎症反応を起こすのか?』という真の原因については一切、ふれていません。

心療内科の精神薬も同様で、なぜ、気分がすぐれないのか?

実は原因は「人間関係のトラブル」であったり「生活と関わる仕事や金銭などのストレス」だったりと、どこか本人はわかっていたりしますが、向精神薬は、その原因である人間関係のストレスの解決は一切、しません。

病気にはかならず、その症状を起こした原因があります。

漢方では病因といいます。

季節の暑さ寒さ、睡眠時間、食べるものや食べるタイミング、ストレス、運動しているかどうか、逆に体を動かしすぎて疲れてないか、老化などなど、要は生活の中に山ほど病気になる原因があるという考え方。

ちなみに西洋医学は感染症や外科から発展してきているので、原因は「ウィルス」とか「骨がずれている」など、病気の原因を1つに絞ろうとしますが、大概の慢性病は生活や環境の影響を受けた『複数の原因が絡み合っている』と考えます。

病気の本当の原因を見つけ出す

根本治療というのは、言うまでもなく、病院のやっているような『一定時間だけ症状さえ治ればいい』というものではありません。

自分の持っている自然治癒力で体を治し、薬を飲まなくなっても再発しないことです。

そして、再発しないようにするには、その原因を治す必要もあります。

漢方薬は、自分で治せるように手伝う薬です。

そして重要なのは、漢方薬よりも原因となっているものを見つけ出して改めたり改善することです。

例えば、アトピーの人は、菓子パンやチョコレートや甘い系の飲み物が好きな人が多いですが、漢方薬を飲んで湿疹が治ってきても、これらのものの食べ方を改めないといつまで経っても治らないわけです。

根本治療から遠ざかる3つの理由

病院に通っているだけだとなぜ、根本治療から遠のくのか?

1そもそも病院の薬を続けたところで原因に対しての治療をやってないのだから、治る道理がないということ。

僕の考えでは対症療法(病院の薬)の使い方は、とりあえず症状を止める。初期だけ試してみる。です。

もしかしたら、初期で軽い症状なら病院の対症療法だけで運良く、治ることもあります。

ただ、病気にもよりますが、2週間とか3週間とか続けた後に再発したら、それは続けたところで治らないと思います。

というか、続けていれば治るというメカニズムも根拠もありません。

2病院は根本的に治すことがないのに症状は抑えられるので続けちゃいますよね。

でも病院に通って治っていってると錯覚することで他の治療方法を探さなくなるのです。

いわゆる機会損失です。

根本的には治りもしない治療を続けるのであれば、本来なら、割り切って病院の薬で症状を抑えつつ、根本治療を探さないといけないのですが、病院の治してくれそうなイメージに引っ張られて、その他の治療方法を探そうとしない人がいます。

別に漢方薬でなくとも良いですが、病院の治療をやりつつ、何か根本的に治る方法を探すべきです。

3本来の原因の改善がない
病院は基本的に薬を処方するだけのことが多いです。

先ほど、お話したように『病気の真の原因』は、季節や生活環境の影響や自分の生活の中に潜んでいます。

当然、生活などは人それぞれなので、同じアトピーやめまいでも原因は人それぞれ。

たまにネットかテレビで仕入れたような杓子定規な生活養生のアドバイスをする医者もいますが、いかんせん、人それぞれでなく普通の一般論なんですよ。

必要なのは、人それぞれの生活環境や生活の中から、原因を探り当てること。

そのためにはその人独自の体質を分析できなきゃいけないし、『体質と東洋医学的な病気を起こす原因の関係』を知っておかないといけない。

この理屈からいくと同じ漢方薬でも西洋医学の病名からマニュアルで漢方薬を選んでいる病院の漢方は、同じ漢方薬でも根本治療のための漢方薬になりません

単に漢方薬という外側を真似しているだけなんですね。

根本治療に最も重要なのは、病院の薬でも漢方薬でもなく、生活環境や生活の中に潜む原因を見つけ出し、それをどうやったら治せるか。ですね。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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