漢方薬相談ブログ

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病院に通っていても治らない7つの理由

アトピーで、病院に通っているけれど、良くなったり、悪くなったりで、結局、全然、治らない。

子宮筋腫で、ホルモン剤を飲んでいるけれど、不正出血があったり、筋腫も徐々に大きくなっている。

病院に通ってはいるけれど、結局、よくなっていない人というのは、たくさんいると思います。

これは、医者の治療の腕が悪いのでしょうか?

違います。

実は、もっと根本的な問題で、西洋医学の病院に対しての根本からの誤解があるからです。

今回は、病院にはいくら通っても、実は治ることのない理由を解説します。

国際中医師で日本漢方家の松村です。

大阪であらゆる病気の漢方相談をさせてもらっています。

「病院に通っても治らない」というのは、少し言い過ぎかもしれませんが、みんなが思っているよりも病院で治る病気というのは、かなり少ないです。

今回は、最初に「病院で治る病気」と「治らない病気」を紹介します。

そして、なぜ、病院で病気は治らないのか7つの条件を解説します。

1病院で治る病気と治らない病気

2病院の薬は、実は症状を抑えるだけの効果しかない。

3病院の薬は続けても治っていかない。

4病気の本当の原因は人それぞれの体質や生活の中にある。

5科目にわかれていること自体、根本治療できない。

6同じ症状や病気でも原因は人それぞれ違う

7手術は最終的に治してくれる方法とは限らない。

の7つです。

病院に通っていても「治ってない」と感じている人は、ぜひ、読んでみてください。

なぜ、病院に通っても治らないか、納得がいくと思います。

1病院で治る病気と治らない病気

病院で治る病気というのは、実は限られています。

治せるのは、一部のウィルスや菌が原因のものや怪我が原因のものですね。

治療できるウィルスや菌は一部である。としたのは、例えば、ウィルスでも初期であれば、インフルエンザに効く薬はありますが、通常の風邪に効く抗ウィルス剤はありません。

病院に行くと風邪でも薬を出しますが、例えば、咳止めなら、咳を一時的に抑えているだけで、風邪ウィルス自体を治療するものは存在していません。

菌も膀胱炎などには、よく効く薬がありますが、菌の場合は、自分自身の体力やあなたの腸内菌のバランスなどとも関係してくるので、抗菌剤を飲めば、かならず治るというわけではありません。

また、抗菌剤や抗ウィルス剤は、長期になってくると飲み続けても効かなくなっていることが多いです。

なぜなら、悪さをしている菌やウィルスは、日々、常に増えていくものですが、長期で治っていないということは、もう、減らすのが難しいということが考えられるからです。

切り傷は、縫ってもらえば、治りが早いです。

ひどい骨折などは、ボルトを固定してもらうことによって、うまく治っていきます。

しかし、単なる骨折の場合、整形外科では、鎮痛剤や鎮痛の湿布を出すくらいしかないのですが、これは対症療法といって、単に痛みを一定時間だけ抑えているだけなので、骨折の治療とは無関係となります。

鎮痛剤をいくら飲んでも骨折が治るわけではないので、痛みが耐えられるなら、飲まない方が肝臓にはやさしいです。

病院の薬は物質的には毒物なので。

こんな感じで、アトピーやめまい、PMSなど、慢性的に悩んでいる病気や症状に対しては、ほぼ、病院で治すことができません。

2病院の薬は、実は症状を抑えるだけの効果しかない。

病院の薬が病気を治してくれるものだと誤解している人が多いですが、病院の薬の大半は、対症療法というものです。

治療のために薬をもらうことが多いですが、これは症状を一定時間だけ抑えるもので、その病気自体を治していることにはなりません。

例えば、アトピーであれば、ステロイドは、何時間かだけ、かゆみや湿疹を抑えますが、かゆみや湿疹の原因に対しては一切、効果がないので、厳密には、ステロイドでアトピーが治ることは薬の化学的メカニズムとしてあり得ません。

そもそも症状に対する誤解もあります。

症状というのは、体に何かの原因があって、その原因を知らせるための警告サインでしかありません。

例えば、アトピーの「かゆみ」は、腸の免疫バランスや肝臓の免疫調整がうまくいっていない状態を知らせるために、かゆみを発生させて、その原因に気づいてもらおうとしています。

当たり前ですが、「かゆみの原因は、かゆみ」ではなく、「かゆみの原因は、肝臓の免疫調整がうまくいってない」ことだったりするのです。

ですので、治療として考えた場合は、原因に対して、何もしないステロイド剤を何年続けても治ることはありません。

3病院の薬は続けても治っていかない。

病院の薬は、どれも何時間かだけ症状を抑えるものです。

そして、薬の効果の時間が切れると、毎回、元の状態に戻ります。

ですので、例えば、6ヶ月続けたとしても、薬の効果が1回毎に終わるので、効果が積み重なって治っていくことがないので、「続けることによって治る」というメカニズムは対症療法の薬にはありません。

4病気の本当の原因は人それぞれの体質や生活の中にある。

病気や症状の本当の原因は、その人の独自の体質と生活環境や生活リズムとの掛け合わせとなります。

例えば、めまいの原因には、色々とありますが、漢方的には、ある人が水の巡りの悪さが原因だと診断できた場合、生まれつき「腎臓機能が弱い」「運動をしない」「筋肉量が少ない」「水分を摂りすぎている」などなどが重なって、めまいが発生します。

病院は、めまいという症状を一定時間だけ抑えるだけなので、その人の独自の体質や生活環境、生活リズムを一切、調べもしませんし、分析もしません。

病院では、本来の原因が何なのかは一切、考えません。

なぜなら、そもそもの治療が、症状を一定時間、抑える薬を出すことなので、仮に原因を調べても、原因を治すための治療方法がありません。

5科目にわかれていること自体、根本治療できない。

西洋医学は、皮膚科とか、消化器科とか、婦人科などと体を機械の部品のように考えて、個々バラバラに治療しようとしますが、体は全てつながっているので、根本治療を目指すなら、皮膚科、消化器科などの各科ごとの治療は意味がありません。

例えば、PMSは、ホルモン量の問題だけでなく、子宮内膜に関わる血の巡りや血の量などに関わり、血の量が少ない貧血のような状態は、胃腸の血を作り出す機能も関係していたりします。

腰痛や膝の痛みなどの関節の痛みも、漢方的には、肝臓と腎臓が関わっていたりしますが、内科や泌尿器科の問題ではなく、肝臓や腎臓の機能の状態や臓器の連携の度合いをみます。

更に全身の血の巡りや水の巡りもみていきます。

例えば、腰痛の原因がヘルニアの場合も、周囲の筋肉や骨や筋に流れる水の巡りが大元の原因だったりして、それが、肝臓や腎臓との関連があったりします。

人間の体は全てつながっていますので、例え、腰痛であっても、全身を分析して原因を探す必要があります。

6同じ症状や病気でも原因は人それぞれ違う

例えば、頭痛でも、血圧が高い人で、暑くなると頭痛がある人と、血圧は正常だけど、雨の前日や当日に頭痛がある人、月経前と月経中に頭痛がある人など、これらは、症状としては同じ「頭痛」ですが、原因は全く違うので、当然、治療もそれぞれ変わってきます。

実際、漢方治療では、全部、違う漢方薬となります。

先にお話ししたように、病院はそもそも症状を一定時間だけ抑える治療しかできないので、原因が人それぞれ違っても、そもそも原因は関係なく、「頭痛」自体を一定時間だけ抑える薬を出すだけなので、問題がありません。

体質、原因が違っていても出す薬はみんなと一緒の「症状を抑えるだけの薬」になります。

ちなみに、漢方薬は、人それぞれの原因や体質を分析して、それらに合わせた漢方薬を選びますが、医者は、人それぞれの原因や体質を分析する時間もないし、調べる気もありません。

ツムラなどからもらったマニュアルの頭痛の欄をみて、五苓散を出すだけです。

五苓散は、水の巡りの悪さが原因の頭痛に効くものですが、例え、熱や血の巡りが原因の頭痛で、水の巡りが関係なくとも、そもそもマニュアルを見て出しているだけなので、どんな原因であろうと、テンプレ的に五苓散を出すだけです。

稀に、脳血管の詰まりなどが頭痛の原因だとわかることがあります。

病院に行くと大体、検査をするので、まるで検査をすれば、原因がわかるみたいな感じにみえますが、しかし、実際は、みなさんが思っているイメージとは逆で、検査で原因がわかる方が稀です。

原因がわからないとはいえ、原因を探す消去法として、検査はされたほうがよいです。

7手術は最終的に治してくれる方法とは限らない。

最終的に手術をすれば「治る」と思っている人がいますが、手術で治るとは限りません。

また、手術の目的は元に戻すことではなく、最低限、生活ができるようにすることです。

昔、人差し指を断裂して、その後、指が拘縮といって筋肉が固まり、指が90°以上曲がらなくなりました。

僕は、ギターもピアノも結構、レベルの高いところでやっているので、絶望的な気分になりました。

これを整形外科の先生に相談したら、「仕事と生活に問題ありますか?なければ今の状態でもいいんじゃないですか」と言われました。

これも医者が悪い。というよりも治療感覚にズレがあるのです。

患者さん側は、元に戻って、「またギターやピアノがやりたい!」と思っていても、医者側はそこまで思っていない。ということです。

もちろん、元に戻ることが理想的ですが、実際、手術も魔法ではないので、元に戻すというのは、とんでもなく大変なことなのです。

また、手術は、かならずしも成功するとは限りません。

もっとひどくなるリスクも常に内包しています。

僕の西洋医学の師匠は、神経と神経をつなげる外科医をされていましたが、「手術は言葉は治療っぽいけど、結局、怪我をさせているのと同じ、やらないで済むなら、死ぬまでやらないに越したことはない」とおっしゃっておられました。

手術は常に危険と隣り合わせの治療なんです。

まとめ

病院に対する感覚というのは、一般的には随分と誤解されていると思います。

薬に関する治療は、対症療法といって、症状を一定時間だけ強制的に抑えるだけで、これは、普通の感覚から考えると、治療というよりも「応急処置」になります。

薬の効果は、こういったものですが、それでも薬を飲んだら治ったという人はいます。

でもそれは、放っておいても治ったか、炎症などを一時的にでも抑えることによって、自分の自然治癒力が進んだからです。

少なくとも、ほとんどの病院の薬に根本的に治す科学的なメカニズムは存在しません。

結局、治しているのは自分の自然治癒力であって、漢方薬は、その自然治癒力をブーストさせるものなので、根本治療につながるのですね。

当店では、人それぞれの体質を分析して、その人独自の原因に合わせて漢方薬をお選びします。

ご希望の方は、概要欄にネット相談や店頭相談の予約カレンダーを貼ってありますので、ご相談ください。

あなたの現在の体質や原因を判断して、治療方針をご提案いたします。

相談は無料です。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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