漢方薬相談ブログ

漢方薬相談ブログ

シミに効くとされているスキンケアは本当に効果があるのか?|漢方薬でシミは消せるの?

50歳を越えて、とうとうシミが、目立つように出てきました。

タバコも酒もやらないし、肌は綺麗な方なので、なんとなく綺麗なままでいけるかなと思っていましたが、老化からは逃れられないようです。

若い頃からサーフィン三昧だったので、むしろ、まだ持った方かと思いますが、やはり年齢には勝てないですね。

とはいえ、うちに相談に来る方のシミを漢方薬で消したことはあるので、もちろん漢方薬で治療しようとは思うのですが、少し問題があるのですよね。

また、うちにはシミを消すためのスキンケアもあるので、この際、漢方薬だけでなく、スキンケアもやって体の中からと外からの両方から消してやろうかと考えています。

この業界に長くいるので、『シミが消える』と言われている大体の商品は嘘っぱちだと知っているので、この機会にシミに関することをアップデートして、徹底的に調べて、シミを消すために効果的な方法を探してみようと思います。

今回の目的は、50代のオッサンだけど、本気でシミを消して若作りするために医学的にシミは消せるのかどうかを詳しく調べます。

また、うちの漢方薬でシミが消えた人は何人もいるのですが、あることが問題になることを話したいと思います。

そして、スキンケア商品は、とにかく宣伝がビッグマウスなものばかりで、嘘に近い大げさなものが多いので、実際に効きそうかどうかを分析していきたいと思います。

この分析を踏まえてシミを消すためのラインナップを考えてみたいと思います。

そもそもシミって

やはり、攻略する相手をしっかりと知ることが重要です。

そこで基本に立ち返って、「シミ」とは何かを調べ直しました。

結論からいうと「スキンケアでシミを消せたとしても再発しない状態にもっていくのはかなり難しい」です。

いきなり、悲観的な答えですが、これが現実です。

最近、発見したシミは結構、濃いのでショックな現実です。

例えばネットの情報だと、結局、どこかの企業が出しているWebページであることが多く、企業のページは、なんだかんだと自社商品を買ってもらうことが目的なので、「シミが消えます」的なウソをウソだとわからないように発信してきます。

しかし、結局、スキンケアでシミを消すのは難しいです。

ただ、全くダメだというわけではなくて、消せたとしてもシミを作り出す原因が残ると結局、再燃するというとても現実的な話です。

さて、そもそもシミには大きく2種類があります。

1つは老人性のシミ。

これは体のあちこちにできる主に老化などが原因のシミ。

そして、今回のお話のシミは、肝斑と呼ばれるシミととなります。

シミに対する大きな誤解

のっけから、まずシミが消しきるのが難しいというところから始まりました。

この「なぜシミを消すのは難しいのか?」というのは、シミに対する誤解が関係しています。

世間的には、シミはすでに出来上がった黒ずんだものが皮膚に残っている。

その残っているシミを取り除けば消えるという考え方が実は間違いなのです。

実は肝斑は、一度できたメラニンの塊があるのではなく、常に作られ続けているのです。

ですので、何らかの美白成分で現在のメラニンが一度、消えたとしても、また出てきます。

この本当の『シミの原因』から考えるとシミを消し切るのが難しいことがわかると同時になぜ、漢方薬で消えていくのかがわかります。

シミの原因

シミの原因は、紫外線やその他の皮膚の炎症などです。

その他の炎症の中には実は、メラニンを消すはずのビタミンCやアゼライン酸、レチノイドの刺激も含まれます。

そして、血の巡りや働きや女性ホルモンなども原因となります。

気をつけて欲しいのは、これらは、「おそらくそうであろう」という原因であって、はっきりとした原因は実はわかっていません。

ここがとても重要で、ある程度、消せるであろう。というデータを元にシミ関連のスキンケア商品がありますが、あくまで「原因はわかっていない」ので、これらのものを使えば、かならず消えるということではありません。

また、シミがある程度、薄くなっても原因がある限り、また作られ、その原因は紫外線以外は、体全体の状態も関わってきます。

そして、その性質ゆえに漢方薬は、シミに効く成分のものがあるわけではありませんが、全身の状態を整えるものなので、結果的にシミを消して、なおかつ再発しなくなるようにもっていけるのです。

シミを消すスキンケア

とはいえ、スキンケアがダメなわけではなく、シミを消すことには役立ちます。

ただ、今あるシミを消すのではなく、新たに作りづらくすることが目的です。

それでは、シミを消すためのスキンケアには、どんなものがあるのか見ていきましょう。

【新たなシミを作らせづらくする】
◯トラネキサム酸
紫外線や皮膚や血管への刺激で色素を作れという指令が活発になります。

この活性化に関係しているのがプラスミン系の生理活性物質です。

このプラスミン系を抑えて、新しいシミを作られなくします。

◯ビタミンC
ビミタンCには3つの作用があります。

1メラニンの合成速度を下げます。

2メラニンをつくる勢いにつながる酸化刺激を減らします。

3酸化型の黒色メラニンを還元作用のあるメラニンへと変えます。
つまり色が薄くなります。

ただし、使う量によって余計にひどくなることもあります。

◯アゼライン酸
メラニンを作る生成過程の経路を抑えます。

◯ナイアシンアミド
作られたメラニンを皮膚で広がらないように抑えていきます。

【シミをためない】
◯レチノイド
表皮の代謝を促して、色素の滞留を減らしていきます。

ただし、こちらもビタミンCと同じで、濃度を間違ったり効果が強すぎると余計にひどくなります。

まとめると、シミを消すには、次の3つが揃った時に薄くなった感じになります。

1新規でシミが作られるのを抑える。

2肌に刺激がないようにする。

3今あるシミは、時間がきて排出されるのを待つしかない。

刺激は、こすったり、肌に合わないスキンケアを使っていることでも発生します。

気をつけないといけないのは、ビミタンCは、酸性で角化層のphが急激に低下するので、ビタミンCを塗れば塗るほどよくなるわけではなく、多すぎるとビタミンC自体がシミの原因になりますので、少量ずつ、赤みやヒリヒリに注意しながら、使っていかないと余計にシミがひどくなったりします。

レチノイドは、ターンオーバーを促進して、今あるシミを排出するスピードを上げてくれますが、同時に皮膚が代謝する時に炎症や刺激が起こり、これらは、シミの発生の原因になりますので、レチノイドは無条件にシミによいわけではなく、下手すると余計にひどくなることあります。

ですので少量なら使っても悪くはない。くらいに思っておいがほうがよいです。

シミに効果のあるもの

最も効果が高いのは、日焼け止めです。

シミを消すには、現在あるものが消えていくのではなく、次々、作られることが問題なので、とにかく新たに作らせないように刺激を減らすことです。

最も効果があるのは紫外線の刺激を減らすことです。

夏だけでなく、徹底して日焼け止めで紫外線を防御することにより、3ヶ月くらいから効果がわかる人も出てきます。

気をつけないといけないのは、塗ったり塗らなかったりではなく、外出などで紫外線にさらされるなら、例外なく防御しないとシミが作られます。

後は、トラネキサム酸は毎日、夜1回。

ビタミンCは5%くらいの濃度弱めのものを1日おきで夜1回。

ナイアシンアミドも5%くらいの濃度弱めのものを毎日、夜1回。

レチノールは、副作用の方が強そうなので、コントロールは難しそうなので、とりあずは見送りで。

これに漢方薬を加えたラインアップで何ヶ月かやってみようと思います。

これらのことで気をつけないといけない重要なことがあります。

それは、ここまでの話はあくまで肝斑だったら効果があるという話です。

肝斑は頬骨のあたりにできるシミで、シミの境界線がぼんやりしているものです。

シミには他にも老人性色素斑といって、主に紫外線のダメージの蓄積で年齢が高くなると出てくるものがあり、これは、スキンケアで消すことができません。

これも漢方薬プラスある特殊な生薬で気長にみるのであれば、薄くはできます。

他にも炎症後色素沈着といったシミでこちらは、アトピーやニキビの治った後などが色素沈着している状態のもので、こちらは、漢方薬でなら治した経験が、いくらでもあります。

実際は、いろいろなタイプのシミが混ざっているので、肝斑だと思って、スキンケアをしていても、肝斑ではないので一向に良くならないことあるので、高価なスキンケアを使い続けて、無駄なことをしていないか見極めも重要です。

漢方薬でシミは消える

漢方ではシミを消すノウハウが書物にあります。

考えてみたら、主に血管や血流と女性ホルモンが関わっているので、体内全体を調整できる漢方薬は、確かに得意技と言えます。

実際、男性は経験がないですが、女性は何人も肝斑が消えています。

ただ、問題があります。

シミに使う漢方薬は、主に血の巡りを促すものか、それにホルモン調整をする働きも含まれるものがよいと考えられますが、シミに対応した漢方薬があるわけではないのです。

世間では漢方薬のことを誤解していて、症状や病名に合わせて選んでいたりしますが、漢方薬の本来の目的は、体全体の調整なので、本来の効果を発揮させようと思ったら、その人の全身の状態を分析した体質に合わせないと意味がないのです。

ですので、体質を分析してみたら、血の巡りと無関係だった場合は、無理に血の巡りを巡らせる漢方薬を使ったところで、体質と漢方薬がずれているため、シミに効果がないのです。

ただ、肝斑の場合は、体質を分析すれば、結局、血の巡りとホルモンバランスが悪いことが多いので、シミに効果のある漢方薬を選ぶことが多いです。

逆に体質が肝斑の原因と関わっていない場合は、肝斑ではなく、老人性色素斑かもしれませんね。

当店では、人それぞれの体質を分析して、その人独自の原因に合わせて漢方薬をお選びします。

ご希望の方は、概要欄にネット相談や店頭相談の予約カレンダーを貼ってありますので、ご相談ください。

あなたの現在の体質や原因を判断して、治療方針をご提案いたします。

相談は無料です。

●シミやアトピーなどで、お悩みの方は、こちらの「漢方無料相談」から送信してください。

●お問い合わせは、こちらから送信してください。

●店頭相談のご予約は、こちらから、ご予約ください。(店頭も初回の相談は無料です)

日本全国オンライン相談受付中!

※全国(北海道、青森、岩手、仙台、東京都内、群馬、横浜、富山、福井、滋賀、名古屋、京都、奈良、大阪、兵庫、岡山、福岡、大分、鹿児島など)からネット、メール、電話、LINEやメッセンジャーなどのテレビ電話などのオンライン相談を受付中です!

【引用先及び参考図書・Webサイト】
Pathogenesis of Melasma Explained
Update on Melasma Treatments
MELASMA: SELF-CARE
Tranexamic acid in melasma: A focused review on drug administration routes
◯ 漢方概論:創元社
◯ 漢方方意ノート:創元社
◯ 漢方臨床ノート(論考編):創元社
◯ 金匱要略ハンドブック:医道の日本社
◯ 傷寒論ハンドブック:医道の日本社
◯ 素問:たにぐち書店

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

著者の詳細情報はこちら

FacebookTwitterInstagram