自分の副鼻腔炎(蓄膿症)の漢方薬での治療
あれ?副鼻腔炎(蓄膿症)の復活!?
1週間位前から、左の鼻が詰まるようになってきました。
もともと若い頃から、ひどい鼻つまりで、特に「サプリメントが体にいい!」と愚かにも信じていた頃は、その時に飲んでいた牡蠣肉エキスのせいで鼻詰まりが当たり前でした。
でも、それらのサプリメントをやめてからはダラダラと朝から何枚もティッシュを使う状態はなくなりましたが、それでも、左の鼻が詰まり、ひどい時は右の鼻も詰まります。
半ば体質だと諦めていたのですが、いろいろスポーツもやっていて鼻詰まりは微妙に苦しいので、漢方薬で治療してきました。
初期治療の頃の漢方薬、夏の暑い時の漢方薬、冬の寒い時の漢方薬、暑い時、寒い時、全体的な体調で鼻詰まり、などなど鼻水の状態が変わるので、その都度、漢方薬を変更して、去年辺りに、ほぼ詰まらなくなったのですが、花粉症の時期と梅雨の影響か、この時期は当初よりは気にしなくてもいいレベルですが、それでも、一度、スッキリ治っているので、気になります。
原因は梅雨
ということで、今回の証は梅雨の影響による湿熱証とみて、それも上焦という肩から上の部分の水滞と湿気の熱による熱証で、水と熱が顔から抜けなくなった状態を体の下方に下ろしていく処方にしました。
この処方、30分位で鼻詰まりが抜けてくるので、すぐに当てたか、ハズしたかどうかがわかります。
もう、何回も自分の治療はしてきているので20分で鼻が通ってきました。
ただ、一度、治ったとはいえ鼻炎は元の体質、クセみたいなものなので梅雨が明けるまでは、漢方薬の力を借りないといけないと思います。
漢方薬は病気の治療ではなくメンテナンス
1年で5月、6月の2週間ずつ位は鼻炎、鼻詰まり系の漢方薬が必要になります。
それでも漢方薬を飲む前よりは天国ですが。
漢方薬というと病気の治療でガッシリと取り組むイメージが強いかもしれませんが、漢方薬は『体質を調整するもの』なので、日々の不快な症状をメンテナンスし、常にベストな状態を保つためにも使えます。
ちなみに今回の漢方薬は、医者の大好きな病名マニュアル漢方でおなじみの鼻炎の小青龍湯や荊芥連翹湯ではないですよ。
ただ、どちらも季節やその時のコンディションによって、使うことはあると思いますが、どの鼻炎の人に対しても小青龍湯や荊芥連翹湯なんて、おマヌケな選択はしてません。
副鼻腔炎(蓄膿症)の漢方薬だけでも、下にあるように40種類位、使うものがあります。
【副鼻腔炎でよく使用される漢方薬】
辛夷清肺湯、葛根湯加川芎辛夷、葛根湯、小青竜湯、清上防風湯、荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、十味敗毒湯、排膿散及湯、四逆散、小柴胡湯、大柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、防風通聖散、苓桂朮甘湯、鈎藤散、桃核承気湯、桂枝茯苓丸、茯苓飲、小半夏加茯苓湯、半夏白朮天麻湯、人参湯、補中益気湯、十全大浦湯、小建中湯、苓甘姜味辛夏仁湯、麻黄附子細辛湯、桂姜棗草黄辛附湯、真附湯、甘草乾姜湯、茯苓四逆湯、四逆加人参湯など
漢方薬は、人それぞれの体質ごとに合わせるようになっていますので、たくさんの種類の漢方薬の中から、自分に合う漢方薬を見つけないと治るものも治りません。
僕の場合は、どの季節だとどの漢方薬が効くのかがわかっているので、いつもの漢方薬で副鼻腔炎はなくなり、安定しています。
しばらく、続けてまたいつもの体力と気力を補っておく漢方薬に戻したいと思います。
●副鼻腔炎、味覚障害で、お悩みの方は、こちらの「漢方無料相談」から送信してください。
●お問い合わせは、こちらから送信してください。
●店頭相談のご予約は、こちらから、ご予約ください。(店頭も初回の相談は無料です)
日本全国オンライン相談受付中!
※全国(札幌、仙台、郡山、千葉、東京都、横浜、さいたま、長野、浜松、名古屋、津、京都、奈良、大阪、姫路、広島、福岡、熊本、鹿児島など)からネット、メール、電話、LINEやメッセンジャーなどのテレビ電話などのオンライン相談を受付中です!
関連した記事
- 副鼻腔炎(蓄膿症)の治療で使う漢方薬
- 副鼻腔炎の治療で使われる漢方薬は何種類位あるのでしょうか? 漢方薬は、あなただけの体質に合わせるものなので、候補となる漢方薬の種類が多くなるほど、あなたの体質が治る確率が上がります。