漢方薬相談ブログ

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漢方の知恵で風邪・インフルエンザを治す方法

風邪の予防や対処のことを書こうと思ってGoogle検索してびっくり!

検索の状態が変わっていて「インフルエンザ マスク」で調べたら1位が日経新聞、2位が大手メーカーの明治のサイト、3位が政府広報、4位、5位が朝日新聞、6位が鳥取県の広報と見事に「ネットの多様性の意味ねー」という感じ。

新聞、大手メーカー(テレビCM)、政府広報から知る情報って・・・20年前じゃん。

パソコン使ってわざわざ、20年前のツールで情報調べるって斬新です。

確かに新聞とテレビCMと政府広報を短時間で見れるという便利さがありますが「大昔の方法を今の便利さで使う」というよくわからない感じです。

今回の記事の内容と関係ない話ですみません。

風邪になった時の対策を東洋医学的に実行し治してもらえたらと思い、その方法を書きます。

病院で行う風邪の治療

漢方の方法の前に西洋医学において風邪やインフルエンザウィルスは殺すことも取り除くこともできません。

「えっでも風邪をひいたら病院に行きますよ」

はい、病院に行く人も多いと思いますが、病院の風邪に対する治療は鼻水や咳を一時的に止めたり、風邪とは直接関係ない二次感染を防ぐための抗菌剤などを処方するだけです。

『風邪やインフルエンザのウィルスそのものに効く薬はありません』

正に症状だけに一時的に対応する対症療法ですね。

インフルエンザの場合は、少し違ってタミフル、リレンザ、イナビルなどは、インフルエンザウィルスを直接、増殖を抑えます。

ただし、48時間以内でないと効かないなど、インフルエンザ初期でないと効かないのですが、現実では「あーこれ、風邪じゃなくてインフルエンザ初期だわ」なんて一般の人がわかるわけないところが微妙なところです。

うちなんて近くの病院で息子に「タミフル出して」と指名したにも関わらず「副作用がどうたらこうたら」となかなか処方しないので、「副作用に関してはこっちで責任持つのでとにかく出してくれ」と押し切り、結局、タミフルと漢方薬のおかげか、たいして重症化せずに2日で治ってました。

ちなみにこの病院、僕の予測診断に反して2回、誤診しています。

本当、西洋医学理論というハードは素晴らしいのですが、それを使うソフトである医者は終わってます。

使いこなせてない上にカウンセリング能力等々、能力が低すぎる・・・

こちらでもこういった事に関する記事を書いています。
西洋医学の建前(理論)と本音(現実の診察)の差がひどすぎる

漢方では風邪に対する捉え方がそもそも違う

漢方では風邪のウィルスをどうこうしようとできもしないことは考えません。

『ウィルスが体内に入られたなら、体の外へ追い出せばいい』という非常にシンプルな考え。

ウィルスとは・・・どうたらこうたらと細かいことをそれっぽく言ってる西洋医学も結局はウィルスをなんともできていないので、漢方の方が合理的です。

で、体の外へ出すためにどうするかというと汗、オシッコを利用するのです。

でも、体の外へ出せばいいと言っても「はい、わかりました」出します。と出せるものではないので汗、オシッコが自然にたくさん出るように促すのが漢方薬の役割です。

ただ、漢方の素晴らしいところは、西洋医学と違って「だから薬、飲まなくちゃ治らないよ」というものではなく、治療の目的がわかれば、薬がなくとも治療方針がだせます。

月並ですが風邪やインフルエンザ予防対策

一般的な西洋医学的な対策です。

今のインターネット検索では医学書みたいな月並みな模範対策しか出てきません。

〜 月並みな風邪・インフルエンザ予防対策 〜

1 とにかく人のいるところ(電車、ショッピングモールなど)に行かない。特に室内。
風邪やインフルエンザは飛沫感染と接触感染です。

極端に言えば家から出ずに他人と接触しなければ、うつりません。

だから、実は病院も微妙です。時期によっては風邪とインフルエンザの本拠地みたいになってるわけです。

どうせ、根本治療の術はないし、鼻水や咳が苦しいのであれば、ドラッグでもいいわけです。

ただし、インフルエンザの初期は早く病院に行った方がいいです。

2 外に出るならとにかくモノを触らない。
電車のつり革、ショッピングモールのトイレの設備などを触らない。

接触感染もありますので、風邪やインフルエンザの時期は、とにかく他人が触ったっぽいところを触らない。

3 外に出るならマスクをかならずする。
ウィルスはかなり小さいものなので、よくあるマスクでは防げません。

今は目の細かいマスクもあります。小さなウィルスを防ぐことのできるマスクにしてください。

基本、ウィルス自体をマスクだけで完全に防ぐことは難しいですが、飛沫に含まれるウィルスは防げます。

またマスクの湿気でウィルスを死滅させやすくなります。

ただし、マスクは頻繁に変えて清潔さを保ってください。

ちなみにウィルスが飛沫で飛び散る範囲は1、2mだと言われています。

4 手洗いうがい
体についたウィルスを直接、洗い流すイメージです。

鼻、喉などの粘膜部から入り込むので少しでも洗い落とす感じでしてください。

鼻うがいまでしなくても鼻の入り口付近を洗うのもいいです。

ただし、うがい薬は使わないほうがいいです。

ウィルスに効くうがい薬なんてないし、殺菌作用などが強すぎて、かえって負担になり裏目に出る事があります。

5 アルコール消毒
ウィルスには有効なようです。

しっかりと着けた後に綺麗に拭き取らないようにしてください。

すぐに乾きますので乾くまで塗るつける感じで。

あと西洋医学の治療は安静にして、消化の良いものを食べて薬を飲むこと。

場合にはよっては点滴です。

漢方の風邪・インフルエンザ対策

次に漢方の風邪・インフルエンザ対策です。

予防は西洋医学的な対策と同じです。

〜 漢方の風邪・インフルエンザ対策 〜

1 首の後ろを温める。
漢方では風邪(かぜではなくふうじゃ)は首の後ろの風門というツボから入り、風邪になると言われています。

これ、実際にウィルスが首の後ろからねじ込まれるのではなく、体が冷えるとより悪くなるので、それを治す意味もあると思います。

実際、ゾクゾクと寒気を感じるのって首の後ろから感じますよね。

できれば、首の横の頸動脈も温めると良いので、小さなマフラーやストール、なかったりマフラーなどが大げさだったら、タオルを首に変えておいて首の後ろと横を温めてください。

2 牛肉やなまもの、油物、味の濃いものをさける。
風邪になると全体的に体力が落ちます。

消化機能も落ちたり、胃腸風邪で胃がやられる場合もありますので、消化にエネルギーが必要なものを避けてください。

味の濃いものは血や水の巡りを滞らせるので、味も薄味にしてくだい。

食欲がなくなった場合は、無理に食べようとせずにミカンの缶詰から、徐々に食べられるようにしてください。

後述しますが、みかんの缶詰は日本みかんのものにしてください。

3 冬は汗を出す。夏はオシッコを出す。
漢方の風邪・インフルエンザの治療目標はウィルスを追い出すことです。

その経路はオシッコと汗です。

汗は首を中心にとにかく温かくして汗をかく。汗をかいたら着替えるの繰り返しです。

そしてオシッコをするために飲む。たくさん飲む。

風邪の時におすすめなのが、ポンジュース。

みかんの食性は胃の機能を高めてくれます。

これオレンジだったらダメです。

食性が全く変わります。日本みかんとオレンジの食性は正反対で日本みかんは温性です。

夏風邪の場合、季節柄、体が汗を出やすいモードになっていますので、汗をかきすぎたり脱水したりしますので、夏風邪の場合は、オシッコでウィルスを出すイメージで水分摂って、オシッコ出してと体内の水を入れ替えてください。

4 睡眠を多く取る。
休息が体に良いという月並みな感じになりますが、睡眠時間を増やしてください。

特に良いのは熱もなく咳や鼻水もないけど「あれっ風邪っぽい?」みたいな時に睡眠時間を1時間増やすようにしてみてください。

その他の風邪・インフルエンザ対策

◯ 下痢になった場合
おヘソを低温やけどにならないようにカイロなどで温めてください。

下着の上に小さいカイロを貼るのがいいと思います。

貼りっぱなしだと低温やけどしますので、意識して張り替えたりしてください。

◯ 解熱剤について
病院で解熱剤の使い方を聞くと「熱を下げることが良くないこともあります」と「解熱剤を渡しながら、解熱剤を使わないほうがいい」とあやふやな説明をされることがあります。

「答えはどっちなんだ!」と思われるかもしれないですが、どっちかの答えというのはありません。

これは患者さんの体力と風邪になってからのタイミングによります。

熱を上げることによって免疫を高めますが、同時に熱によって体力を奪われます。

解熱剤は熱を上げることによって治しやすくすることと、熱によって体力を奪われることのバランスを考えて使う必要があります。

基本的には風邪の初期で体力がある1日、2日目は熱を上げて、その後、下げるのが良いですが、子供の場合などは、一気に高熱になるので、その限りではないです。

これは、西洋医学が最も不得意な『個人差と状況の違いで臨機応変』に使い方を考えて対応するしかありません。

◯漢方薬
最後に漢方薬はウィルスを追い出すための体内の作業を手伝ってくれます。

生薬は自然のものですが作用が強い薬なので、あなたの風邪体質と今の風邪ステージのタイミングに合わせた漢方薬なら1、2包で効いてきます。

ただし漢方薬で風邪を治すことは最高峰のレベルですので『風邪=葛根湯』とか『インフルエンザ=麻黄湯』なんて適当なマニュアル処方をしていて、普段から病的体質である『証』もみれない医者に漢方薬を使った風邪治療は不可能です。

医者の処方の場合は、体質に対して選んでいないし、処方根拠もないので運良く治るのを待つだけです。

また、ちゃんと漢方薬を選んで治すにしても早ければ早いほど治りは良いです。

参考にしてみてください。

【引用先及び参考図書、Webサイト】
◯ツムラ医療用漢方マニュアル
◯インフルエンザ対策 マスクをつけっ放しは逆効果?|ヘルスUP|NIKKEI STYLE :
◯インフルエンザの感染を防ぐポイント 「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」 | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン :
◯飛沫感染、マスクの予防効果は?:朝日新聞デジタル
◯タミフルカプセル75 添付文書
◯リレンザ 添付文書
◯イナビル吸入剤 添付文書

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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