漢方薬相談ブログ

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病院の薬の処方ってそもそもあっているのか!?

  1. ある患者さんの実体験
  2. 漢方薬の治療結果
  3. 治療薬は的外れ1?
  4. 本当に治してもらうための重要チェック項目

症状の不調があれば、普通は病院に行きますよね。

でも、うちの家族が病院に行くのは、検査のために行くだけ。

病院の検査を利用するだけといった感じでしょうか。

西洋医学は基本的には対症療法で「一時的な治療」をするところですので、本来の使い方は→

1 検査。

2 救急で急性的な治療。

3 外科手術が必須な治療。

4 歯の治療。

5 出産。

これだけでいいのです。

これ以外の長年、悩んでいるような慢性病に対しては実際は治す術を持っていません。

知っていました?慢性病の病気の原因って、西洋医学的にみると、ほとんどが『原因不明』なんです。

『原因不明』だから、原因に対しては治療できず「表に出てきた症状をその都度、無理やりなかったことにごまかすだけの治療」しかできないのですね。

だから対症療法なんです。

西洋医学の治療の根本の性質自体がこういったものですが、それよりも問題なのは、医者という西洋医学のソフトにも大きな問題があると僕は自分の実体験や患者さんから聞いた実際の医療現場の様子から感じます。

医者自体の大きな問題って何でしょうか?

長年、病院に通っていても根本的に治っていない人はこの問題をきちんと把握して、医者と今後の治療の方向を話し合ったほうがいいと思います。

ある患者さんの実体験

少し前から腹痛が続いていた患者さん。

月経周期との関連もありそうだったので、僕の方から卵巣や子宮を検査してもらうようお話し、検査に行ってもらいました。

そうしたら、特に大きな問題はなし。

しばらくしたら、腹痛はそれほど、気にならなくなりました。

そうしたら、1週間後に強烈な胃痛と腹痛が起こりました。

急いで、うちに相談に来られて、僕が分析したところ、胃腸風邪の可能性とストレスの可能性が考えられました。

漢方の場合は、原因がわからなくても、現在の状態に合わせて治療できます。

原因は特定できませんが、胃も腸も収縮を起こしている感じなので、いつもの通常治療を一旦、中断して、気と筋の緊張を緩める漢方薬をお渡ししました。

原因がわからないので、3日分だけ処方して、また来てもらうことになりました。

漢方薬の治療結果

そして、3日後、胃は急性対応の漢方薬を飲んで2袋目で良くなったようなのですが、お腹の痛みは少しマシにはなったけど、治っていません。

患者さんは、腹痛があまりに強く、ちょっと心配だったので近くの内科にも行ったらしいのです。

その時の診察のポンコツっぷりがすごい!です。

病院では触診とレントゲンを撮ったらしく、診断はウィルス性の腸炎

「あーウィルス性の腸炎だったんだー」と思いましたが、ちょっと待てと。

「検便したの?」と聞くと触診とレントゲンのみ。

「検便なしでウィルス腸炎だとわかるとか、超能力者じゃん!」

「最近の患者さんがウィルス腸炎が多かったんじゃないですか?」と患者さんは覚めた感じで言ったけど、今回の検査や診察の流れをみてたら、他の人も検便なんかしてませんよね。

ということは、医者によくあるただの思い込み診断

この思い込み診断にはもう一つ、大きな問題があります。

それは、内科は「お腹が痛い」といったら胃腸の問題でしか考えないこと。

そう、女性だったら、卵巣や子宮、月経、ホルモン、視床下部などの問題も潜在的にあります。

仮に卵巣や子宮の問題かも?と医者が思っても、結局は自分の手から離れて、別の婦人科を紹介するので診察は分断されます。

漢方はもともと、全身を調べる(医者はその漢方もただのマニュアルですが)ので、腹痛と来たら、月経関連のことも絶対に可能性の中にいれないといけません。

患者さんは事前に婦人科で検査していますが、この内科は月経関連のことには一切、触れていません。

医者が悪いのではなく、西洋医学自体が、「人間の体を機械の部品のように考える」ので、全身がつながって影響しあっているという考えに至らない思考のクセがついているのです。

治療薬は的外れ1?

おもしろ診断の後、処方されたのは「ビオスリー」と「コランチル」

すごいですね。

今までなかったくらい痛みが強い腹痛なのに、乳酸菌で治ると思っていところが「どこまでお花畑やねん!」って、うちで患者さんと一緒にツッコんでました。

そもそも、乳酸菌をえっちら、おっちら、飲んでもウィルスが原因だったら、間に合わないでしょ。

乳酸菌って、現在の健康状態がちょっと調子悪い位だったら、効果もあるかもしれないですが、ウィルスでやられて強烈に痛い!って盛大に弱ってる人に無意味だと思います。

今回のことに限らず、医者って本当にビオスリーとかビオフェルミンで治ると思ってるのでしょうか?

もはや、病院じゃなくて「スーパーの乳製品コーナー」で売り子でもすれば?と思います。

そして、もう一つ処方したコランチルです。

コランチルの作用機序は胃の痙攣と胃酸の中和。

「おいっ!自分で診断したウィルス性の治療はどこいった?」とここでツッコんで笑いをとれるところです。

『自分で診断したウィルス、何の関係もなし!』

そして、まだまだ、ポンコツっぷりは終わらないですよ。

更に鎮痛剤を処方しようとしましたが、これは患者さんがお断りしました。

と言っても、処方箋をそのまま、うちに持ってきて、全部、貰いにいかないことになりましたが。

実は患者さん、過去に鎮痛剤でアナフィラキシーを起こしています。

しかし、この医者、薬にアレルギーがあるかどうかを一切、聞いていません。

問診表には書いているのですが、問診や説明は一切なしでの処方。

さすがにポンコツっぷりはここで終わってもらいたいですが、まだまだボケを展開します。

目指せR−1優勝です。

薬の処方日数が10日分!

『ウィルス性の腸炎に乳酸菌と胃酸の中和の薬を10日分』

いやいや、10日って、「自然に治るか」「薬をハズレていて、めっちゃひどくなるか」どっちですよね。

ちなみに漢方薬専門のうちでも3日分の処方です。

早く効くはずの西洋医学の薬が10日分!!

僕はその医者から話を聞いたわけではないので、何考えて、こんな医療コントを展開したのかわかりませんが『診断』『処方薬』『処方日数』すべてにが通っておらず根拠もありません。

バラバラです。

多分、自分の頭で考えたんじゃなく、マニュアル的にこなすからこんなことになるのだと思います。

多分、1つ1つの根拠を聞いていくとグッダグダなんでしょう。

西洋医学自体がもともと、急性対応のものですが、それだけでなく、その西洋医学を使おうとしている医者が使えていないとしか見えないような仕事っぷりです。

正に知識を知っているだけなのと使いこなすことは全く次元が違うことを実感します。

本当に治してもらうための重要チェック項目

病院、医者となると、皆さん、無条件に治してもらえると思っている方が多いですが、西洋医学の知識を持っている僕からみると、むしろ、まともに西洋医学を使いこなせている医者に出会ったことがありません。(師匠と友人の歯科医、外科の先生は別)

なので、うちは病院に検査には行きますが、治療してもらいたいと思っていきません。

これからは病院で治療する場合は無条件に医者が偉いと思わずに冷静な目で以下のことをチェックして、治療が本当に進んでいるかを確認してください。

1『西洋医学の薬は急性対応の治療であって、薬だけでは慢性病の根本治療はできません』

2『人間の体は全てつながっています。ある「科」の医者の思い込み治療を避けようと思ったら、本来は全ての「科」にわたって一人の医者に全身を検査、診察してもらうことが必要です』

3『診断は実際はテキトーなことが多いです。西洋医学の診断の根拠は基本的には検査です。検査と診断の関連性と根拠を説明してもらってください』

4『診断と薬の効果がずれていることが往々にしてあります。診断根拠と薬の効果との関連性や治療の見通しの説明を必ず求めましょう』

この4つはかならず、確認するようにしてください。

でないと、ただ、ただマニュアルでベルトコンベア式に薬を配っているだけかもしれません。

ちなみに僕ら家族が行ったことのある周辺の病院では、まだ1件もこの4つの問題をクリアしたところはありません。

最後は逆ギレか、本当に亀のように黙ってしまってスルーでした…ちなみにこちらは、クレームというよりも西洋医学の理屈(病理や薬理的に)で冷静に質問しています。

「西洋医学」自体はすばらしいですが、使っている人間(医者)が本当に実力があって素晴らしいかどうかは残念ながら、別の話です。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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