
過敏性腸症候群(IBS)の漢方薬の治療方法
緊張の場面に遭遇すると便に行きたくなる。
人によっては、緊張でなくとも何らかのストレスの栄養で便に行きたくなったりします。
出かける時はトイレの場所を抑えておかないと不安ですよね。
過敏性腸炎は、過敏性腸症候群(IBS)と書かれているように正式には病気ではありません。
わかりやすく説明すれば、『何かのきっかけで腹痛や軟便、急激に排便したくなったり、排便回数が多い』といったもので、原因もわかっていません。
過敏性腸症候群(IBS)の症状を持っている人は、お腹や軟便、下痢などの症状以外は、正常で健康な状態の方が多いです。
男性の場合は、子供の頃からお腹が弱い人が多く、余計に原因をわかりにくくしています。
今回は、病院では過敏性腸炎はどうやって治療するのか、病院の漢方ではどう治療するのか?
そして、本来の体質改善、根本治療の漢方治療とはどういったものなのかを解説したいと思います。
こちらを読んでいただければ、病院の中途半端でよくわからない治療や医者がテキトーに選んだ漢方薬ではなぜ治らないのかがわかりますので、騙されないようになります。
病院の過敏性腸症候群(IBS)の病院の治療
そもそも病院では、原因がわかっていませんので、治療とていは、下痢を止めたり、腹痛を止めたりと一時的に症状を抑え、『ごまかす治療』しかありません。
ネットなどで調べると一見、根本的に治るかのような、食事指導なども書いてありますが、読んでみると一般的で誰でも知ってそうな『食事をゆっくり食べる』とか『豆、キャベツなどの発酵性炭水化物を控える』など、『近所のお母さんでもアドバイスできそうな一般的なこと』しか指導できないようです。
これを指導というのかどうかですが…
また、ストレスをきっかけに起こることが多いので、心療内科系の薬を処方することがあります。
しかし、心療内科系の薬は、脳の興奮を抑えるか、逆に活動させる成分のものなので、人、それぞれのストレスの中身には何の影響もなく、過敏性腸炎のきっかけになるストレスと何の関係があるのか?
過敏性腸炎で悩んでいる当人であれば、ご存知だと思いますが、特に神経的に病んでいるではなく、『ただ何かのきっかけ、状況で排便、下痢が促されている』ことが多く、別に神経細胞的に病気になっているわけではないので、もはや意味がないと思います。
簡単にまとめれば、西洋医学では、原因は、わからないし、根本的に治す薬もないので、お手上げだけど、一時的に下痢を止める薬を出して治しているフリをしているだけです。
病院の病院の過敏性腸症候群(IBS)の漢方薬治療
残念ながら、医者は漢方の医学理論を学んでいないので、ツムラなどの漢方薬メーカーから貰ったマニュアルをみて、病名欄に書いてある漢方薬を処方します。
はい、漢方薬を処方するのに、やっていることは→『マニュアル見て処方するだけ』
レベルの低い医者になると、そのツムラなどのマニュアルを患者さんに見せて、『マニュアルに書いてあるから間違いない』みたいな感じにして、実際に副作用になっても、メーカーが悪い!みたいな責任逃れをしています。
例として、医者が使っているツムラの漢方薬マニュアルを見てましたが、僕の持っているものは少し前のものなので、病院の過敏性腸症候群(IBS)という病名欄がなく、近いものは、「慢性腸炎」でした。
慢性腸炎には、真附湯って書いてあります。
これ、もし、マニュアルだけみて、処方しているなら、大変な問題ですね。
真附湯には、トリカブトが入っていて、トリカブトは大熱という性質です。
温めるどころか、激しい熱を体に入れます。
毒薬ゆえんですね。
毒薬ですが、ものすごーく冷えている人には、これくらいの毒薬が薬になります。
体質というのは、人それぞれですが、男性はどちらかというと、熱証といって、冷えるどころか、余分な熱を持っていることが多いです。
体に余分な熱があるところに更に大熱の真附湯。
もう出血したり、吐きますね。
こういう感じで体質も分析せずにマニュアルだけみて処方すると副作用を起こします。
どちらにしろ、体質を診断できない医者では、本来は体質に合わせて選ばないといけない漢方薬を使っても治せそうにありませんね。
あくまで治しているフリですね。
本当の過敏性腸症候群(IBS)の漢方治療の方法とポイント
それでは、本来の病院の過敏性腸症候群(IBS)の漢方治療の方法を紹介します。
本来というのは、僕の方法ではなく、漢方のルールに則った正しい治療方法です。
漢方治療の場合は、過敏性腸症候群(IBS)という、くくり方は意味がないです。
なぜなら、病院の過敏性腸症候群(IBS)といっても、いろいろな人がいるからです。
例えば、普段の便は、何も問題がなく、電車に乗るとなると、途端にお腹がギュルギュルと音をたて、排便感が高まり、実際に、排便すると軟便や下痢になっています。
神経的にもソワソワと落ち着かず、焦りや不安感がないまぜになったような状態に陥ります。
かと思えば、毎日、便の回数が10回以上あり、四六時中、トイレにいっているような状態なので、何がストレスなのかは、本人もわかりませんので決定的なストレスなどないことが多いです。
ひどい時は出血も多く、お腹の張り、おならも非常に多いです。
食べ物も、ある食べ物で下痢になったり、同じものなのに下痢にならなかったり…その時によって変わります。
本当に、精神、お腹、便の3つの組みあわせでも、全く違う病気といっても、いい位、いろいろなタイプの人がいます。
漢方では、大きくは、脾虚の証、脾の水滞証、気の変調という3つの原因が重なって過敏性腸症候群(IBS)を起こしていることが多いです。
漢方が考える過敏性腸症候群(IBS)の原因
脾虚の証とは、胃や腸の消化器の機能が弱っている状態です。
胃腸が弱っているから六君子湯なんて、単純な考えで処方はしませんよ。
「胃腸が弱っている」と言っても、人それぞれ、体質や原因が変わりますので、候補として20種類位の漢方薬は考えられます。
他の脾の水滞証、気の変調の状態も考え合わせて、漢方薬を選びます。
脾の水滞証とは、胃や小腸などに余分な水が滞って、イメージ的には、消化器が汚い水でヒタヒタになっている感じです。
脾虚の証や気の変調と考え合わせて、漢方薬を選びます。
気の変調の証とは、いわゆるストレスですね。
ストレスといっても、漢方では、「緊張するのか」「焦るのか」「落ち込むのか?」などで選ぶ漢方薬や治し方が変わって来ます。
緊張するのあれば、気や緊張をゆるめる漢方薬を。
焦るのであれば、肝の臓の熱を鎮めたり、肝の臓の血や気の巡りを整えるものを選びます。
こちらも脾虚の証や脾の水滞証も考え合わせて、トータルで治すことのできる漢方薬を選びます。
漢方的に考えた時にポイントなるのは、『消化器が弱りやすく精神的な弱点がある』
これら脾虚の証、脾の水滞証、気の変調の原因(病的体質)の組み合わせや、それぞれの要素の度合いを考え、これら全てのバランスをとれる漢方薬を選びます。
その人独自の病気の原因である『証』が分析できたら、その証(原因)を治せる漢方薬を選ぶのは難しいことではありません。
逆に『証』(原因)がわかってないのに、漢方薬を選ぶことは不可能です。
その他、漢方では人それぞれの体質をみていきますので、もっといろいろな原因(証)がありますが、それをここで書くとかなり長くなってしまいますので、今回は、よくありそうなポイントだけに絞って書いて見ました。
気になる漢方薬の効果は?
漢方薬の効果は、つまりは、その「証(原因)」を治すということです。
ややこしいですが、例えば、脾の水滞の証なら、消化器の不用な水の巡りを促して、排出することが効果となり、その効果のある漢方薬を選びます。
消化器の不用な水を排出しないといけないのに、真附湯のような、お腹を温める効果の漢方薬を選んでも意味がありません。
なので、過敏性腸症候群(IBS)の漢方治療で重要なのは、体質をどれだけ正確に診断できるか
これにかかっています。
体質さえ正確に診断できれば、その病的体質を治せる効果の漢方薬を選べばいいだけなのです。
ということで『過敏性腸症候群(IBS)だったら真附湯や六君子湯、人参湯』というのはあまりに低レベルで浅いマニュアル的な選び方なので、そんな幼稚な方法では、都合よく治らないことがわかっていただけると幸いです。
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【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ 過敏性腸症候群(IBS) メルクマニュアル(家庭版)
◯ 過敏性腸症候群(IBS)(プロフェッショナル版)
◯ 過敏性腸症候群(IBS)ガイドライン一覧
◯ 機能性消化管疾患診療ガイドライン 2014—過敏性腸症候群(IBS)
◯ 今日の治療指針:医学書院
◯ 治療薬マニュアル:医学書院
◯ 今日の治療指針:医学書院
◯ 治療薬マニュアル:医学書院
◯ツムラ医療用漢方製剤マニュアル
◯オースギ医療用漢方製剤マニュアル
◯漢方方意辞典:緑書房
◯漢方診療医典:南山堂
◯漢薬の臨床応用:神戸中医学研究会
◯中医処方解説::神戸中医学研究会
◯平成薬証論:メディカルユーコン
