漢方薬相談ブログ

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医者の「目を良くする薬」などの簡単な説明にはご注意を!

うちの子供が9年ぶりに、ひどいものもらいになりました。

漢方薬のみで治そうと思ったのですが、初動が遅れて、漢方薬では治らないことはないけれど「結構、長引くだろうな」といううレベルになってしまったので病院の薬を併用することにしました。

急性の場合は、病院の薬を併用した方が、治りが早いので、久しぶりに眼科に『薬を貰いに行った』わけです。

眼科に医者に診てもらうのではなく、あくまで薬を貰いにいくだけ。

だって、医者なんてどうせ、薬を配るくらいしか能力がないじゃないですか。

びっくりしたのは、9年ぶりにその眼科に行ったのですが、『説明も薬の処方も全く同じだった』ことです。

もはや、生きているマニュアルテープレコーダーですね。

視力を良くする薬

ものもらいは、病院の薬と漢方薬の併用で3、4日で治りました。

そして、治ったけれど、駄目押しで一応、病院に行きました。

そしたら、うちの子、前々から、徐々に視力が下がってきているのですね。

それがあってか、ものもらいは治ったけれど、目が良くなる目薬を出しときます。ということになりました。

この医者の説明や処方箋の薬の説明に書いてある『〇〇が良くなる』という言葉。

これって、かなり怪しいのです。

なぜなら、病院の薬で無条件に良い薬なんて存在しません。

どれも何がしかの副作用があります。

例えば、ステロイド剤は、かゆみや痛みを抑えますが、免疫を低下させて、菌やウィルス、体外の異物全般にやられやすくなります。

つまり、バリアがない状態になるのですね。

痛み止めも痛みを止める代わりに胃粘膜をなくし胃を荒らします

何か良い部分があれば、悪い部分もあります。

ですので、『目が良くなる』なんて説明を鵜呑みにしてはいけません

医者の説明を聞いていると、朝に目がまぶしくなる場合があるので、注意してくださいとのこと。

やっぱり副作用があるのに、『目が良くなる』なんてテキトーに説明しているのです。

危ない、危ない。

目が良くなる薬って何?

で、この薬の正体は何かというとミドリンという目薬です。

ミドリンの効能効果

要は瞳孔を開き、眼筋を緩めて麻痺させる効果なのです。

瞳孔は、通常は、光の強い昼間は狭くなり、暗くなると開くようになるのです。

それを目薬で無理やり開くわけですから、まぶしかったりするのですね。

白内障の経過観察をするのに、この目薬で瞳孔を開いておいて検査したりします。

瞳孔が無理に開くとたくさんの光が眼に入り、手元がぼやけるなどのことが起こるので、『散瞳とは』なんかで調べる【医療機関のページ】に『車・バイク・自転車の運転は危険となります』とか、『屋外での手元の仕事がしにくくなります』とか、こういった目薬を使って、眼科を受診する日は公共の交通機関を利用するか、どなたかに送迎していただくようにしてください』なんて注意まで促しています。

目を良くするどころか、いろいろなリスクもあるわけですね。

これで目が良くなる…全く意味がわかりません。

医者のご都合主義的な説明

この薬を貰いに行った時は、うちの嫁さんが行ったので、『なぜ、目が良くなるのか』はくわしく聞いてこなかったので、僕が調べてみました。

通常であれば、瞳孔を開いて、昼間なら視力低下の注意もしているのに、全く意味が不明です。

でも、いろいろと調べていくと、どうもこじつけレベルだと思いますが、眼筋を緩めるので、目が休まり、目の緊張が解けるから目に良いという、かなり、ご都合的な効果『目が良くなる』というテキトーな説明につながっているのだと思いました。

「そもそも、目がどれくらい休まるのか?個人さはないのか?」

また、「実際に休まって視力が上がるのか?」

「どれくらいの期間、この目薬を使えば視力が上がるのか?」

「使い続けないと目は良くならないのか?」などなど。

どう考えても、1滴で、少しだけ眼筋の調節麻痺をさせたからといって、そう簡単に視力なんて上がらないでしょ。

確かにかなり遠回りだけど、目が休まるとは言えると思いますが、それで『目が良くなる』は、こじつけだろ!と思います。

大体、休まることで視力が良くなるのだったら、もっと、うちの子の話を聞いて、『スマホとかゲームの話をしろよ』と思います。

人の話を何も聞かないで、薬に過剰に期待しすぎでしょ!

こんな風に、医者の説明や薬の処方箋の説明は、『めまいに効く薬です』みたいに『〇〇に効くものです』なんて書いてありますが、無条件に良い薬なんて実際はないのですよ。

病院の薬は、特定の作用が決まっていて、なんでもかんでもいいわけではなく、裏作用に悪い作用もちゃっかりあるのです。

それが副作用です。

病院の薬は一時的に使うものです

なんにしろ、病院の薬は化学合成物質で、体の働きを自然に逆らって無理やり変えるものです。

逆に無理やりに変えるから早く治せるのです。

西洋医学の薬を否定はしませんが、医者は使い方を間違ってるんじゃないかと思います。

西洋医学の薬は、あくまで『一時的に強制的に対応するもの』なので、使い続けるものではありません

自分たちは、使い続けてもらわないと儲からないかもしれないですが、治療者なら、一時的にしか作用しないものを使い続けさせるような、テキトーでいい加減治療は、やめてほしいものですね。

ちなみに、その言い訳に漢方薬を出しているのかもしれないですが、医者の漢方薬の出し方は、まるでデタラメ!で、漢方薬も一時的に症状を抑える効果があるかのように盛大に勘違いして、マニュアルだけみて漢方薬を処方しています。

漢方薬を正しく効かそうと思ったら、風邪だろうと、頭痛だけだろうと全身の問診が必要ですので、『全身の問診や東洋医学の体質診断の説明なし』に漢方薬を出しているところは、テキトーにやってますので、飲んでも意味がないですよ。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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