病院で検査しても「異常なし!」その原因、漢方ならわかるかも
「ずっと咳が止まらない」「ずっと湿疹が治らない」ずっと症状が治らないので、いざ、病院で検査してみると『何も異常なし!』と言われる。
でも自分の症状は全然、治らず、手加減なしで毎日いじめてくるのですよね。
『いやいや、症状は続いているんだから、異常ないわけないじゃない!』って思いません?
そう、あなたが正解なんです!
では、なぜ、病院では病気の原因がわからないのでしょうか?
この記事では『病院では(西洋医学)ではなぜ病気や症状の原因がわからないことが多いのか』その理由がわかります。
そして、これが肝心なとこですが、漢方だとなぜ、原因がわかるようになるのか、その秘密がわかります。
そうなると、どんな時は検査をして、どんな時は漢方の方がいいのかもわかるようになるわけですね。
病院の検査でわかることはかなり少ない
当たり前ですが、病院の検査で異常がないからって、あなたの体に異常がないわけじゃないのですよね。
「医者に異常がないと言われたのに、異常がある?」
なんかややこしくなりますね。
実は本当は、医者が「ごめんなさい、検査では原因がわかりませんけれど、建前上は異常なしという言い方をしておきますね』と言っているのです。
要するにみんなも、もしかしたら医者自身も勘違いしているのは、病院の検査で病気や症状の原因なんて、ほとんどわからないのです。
病院の検査でわかることなんて「どこかが炎症しているかも?」とか「き、菌が原因かな〜?」とか「腎臓、肝臓、胆嚢、膵臓は壊れてないようです!」とか、「血の状態」程度で大してわからないものなのです。
要は、病院の検査は、いくつかの病気のパータンに当てはまらない場合は、異常なしか、異常があっても、どちらにしろ原因はわかりません。
健康診断でC判定とかでひっかかって、精密検査に行ったところでどうせ、何もわからないまま「様子をみましょう」でしょ。
そもそも、『病院の検査で病気や症状の原因がわかる』と考えることが間違いなのです。
それが今の西洋医学の実力で現実です。
「検査したら異常がありませんでした」と言われたら、「西洋医学ならそんなもんだろうな」くらいで丁度なんですよ。
これを実感するために、由緒正しい生理学の教科書などで病気のことを調べてみてください。
だいたいの病気は、それっぽいことを言ってますが、要は『原因不明』という結論になっています。
また、原因が書いてあっても、ニキビの原因の「男性ホルモンの過剰」みたいに、「30代の女性の私に関係あるの?」みたいな的外れなことをいかにも原因みたいに書いています。
検査よりも大事なこと
病院でわかるのは、ウィルス、菌、怪我、異常な損傷(明らかに血管が詰まっているとか肝臓の細胞が死にすぎているなど)です。
つまり、大げさで可能性的に一番低そうな病気かどうかは調べることができます。
でも、その他の、ほとんどの人が悩んでいるような病気や症状の原因なんてわかりません。
プライドが邪魔して、自分の無能さ(西洋医学)を釈明できない医者から、ストレスや老化のせいにされるだけです。
なぜ、原因がわからないかというと、その原因やきっかけが人それぞれだからです。
体質も環境も状況も違うので、病気や症状の原因も違います。
だから、一律、同じ検査しかしないし、実質は問診をとらない病院だと原因なんてわからないのです。
医者がいかに体の分析ができないかの事例
僕は過去に40度以上の熱を出して幻覚まで見る状態で死にかけたことがあります。
その時、炎症反応の数値は、通常の27倍までいきました。
肝臓、腎臓、どれも死んでんじゃん!というレベル。
検査は、血液、レントゲン、心電図、ウィルス検査、ありとあらゆるものをやりましたが、結果は『原因不明』
原因不明で治せないと言われたので、漢方薬で治しました。
次にうちの息子がヒドイ下痢をした時、僕は保育園の状況を知っていたので、湿疹はなかったのですが、一発で「水疱瘡」と考えました。
医者に連れていったら、便の状態と食べたものだけ聞いて、「腸炎ですね。ビオフェルミン出しときます」
その夜、全身に湿疹がでました。
水疱瘡だったのですね。
同じく、うちの息子が、右足が階段が登れないくらいに痛くなった時、医者は、年齢と運動を何かやっているかどうかを聞いてレントゲン。
レントゲンは異常なし!
そして、診断は「成長痛」右足だけが何日も痛いのに「成長痛!」
聞かれなかったので、失念していたのですが、1週間前にスノーボードでこけて足、腰をひねっていたのです。
その時は1日経って、痛みはなくなっていたのですが(さすが若い!)、その後も徐々に炎症が強くなっていったのでしょう。
その後、背は伸びず(念のため身長測定してから)、鍼で治りました。
ちなみにここの医者、成長痛って診断したのに痛み止めにステロイドを出したのですよ!
ステロイドってカルシウムの吸収を邪魔するのですけれど。
病気や症状の原因は人それぞれ
これらの例からわかるのは、どれも、人それぞれの状況や体質から、病気や症状が発生しているのです。
つまり、重要なのは、検査よりも病気や症状を逆に巻き戻していく問診なのです。
「その頭痛」は「その湿疹」は「その関節の痛み」は『いつから、あるのか?』
『その時は、どんな状況だったのか?どんな環境だったのか?』
『今に至るまで、その症状はどんな風に変化してきているのか?他の症状などはどうなのか?』
そして、最後に『あなたはどんな体質なのか?』
いろいろな病気や症状は、これらの掛け合わせで作られているので、構成を細かく、細かく、分析しないと、原因なんてわからないのですよ。
もちろん、検査もあったほうがいいです。
肝臓とかが壊れていないかどうかとか、一番、可能性は少ないですが、極端におかしいかどうかはわかりますので。
ただ、漢方でも検査結果はあったほうがいいですが、大きな病気を持っていなければ、なくても原因は追求できます。
病院の治療の目的は症状を誤魔化すこと
病院の治療は、対症療法といって、症状を一時的に抑えて誤魔化すことを治療としています。
漢方では、症状は『体内の何かの不具合、不調を知らせるもの』だと考えるので、症状を無理やり抑えるのではなく、体内の根本の調整をすることによって、症状が自然に発生しなくなることを治療とします。
病院では、どうせ、最終的には症状を抑えるだけなので、ぶっちゃけ、原因がウィルス、菌、怪我などでない限りは、調べる意味がないのです。
どうせ治せないので。
漢方は、体内の不具合がわからないと漢方薬が選べないので、どちらにしろ原因を探し当てないと治療にとりかかれません。
ちなみに医者はマニュアルを見て、病名や症状を当てはめて、漢方薬を選びますが、本来の漢方治療にあんなデタラメな方法はありません。
まとめ
そもそも西洋医学では、ほとんどの病気の原因が不明となっています。
検査からわかるのは、あなたの病気の原因ではなく、あなたが、マニュアルパターンにあてはまるような状態か、極端な病気の場合だけ、大抵の病気の原因は検査では、わかりません。
ですので、「医者が異常なし!」というのは『西洋医学と僕の腕では原因はわかりません。他で自分で追求してください』ということです。
本来の漢方では、そもそも、病気や症状の原因がわからないと漢方薬が選べません。
漢方では、人それぞれの状況、環境、体質から原因を調べる方法があります。
検査は大きな病気がないかどうかを調べるにはいいと思いますが、大抵の病気の原因はわからないということを知っておいてください。
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【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ 漢方概論:創元社
◯ 漢方臨床ノート(論考編):創元社
◯ やさしい中医学入門:東洋学術出版社
◯ 中医診断学ノート:東洋学術出版社