漢方薬相談ブログ

漢方薬相談ブログ

新型肺炎(コロナウィルス)に効く漢方薬!?

コロナウィルスは100年に一度レベルの感染症らしいですね。

ネットが発達したからこそ、デマも多く、今回のいろいろなデマを通して、ネットって便利なようで結局、その分野の基礎知識がない場合は振り回されるだけなのかなと思います。

特に漢方の情報は、実は東洋医学理論を何も知らず、マニュアルだけで漢方薬を選んでいる医者があたかも漢方のことを知っているかのようにネットなどに記事を載せていて、大真面目にデマっぽい漢方情報を紹介していたりします。

そんな状況の中、やっぱり出てくるのが『コロナウィルスに効く漢方薬』

結論からいうと『コロナウィルス に効く漢方薬なんてありません』

厳密にはコロナウィルスに感染し体調が悪くなった状態を漢方薬を使って治す手助けをすることはできますが、何か特定の漢方薬がコロナウィルス に効くなんてことはないのです。

これは『インフルエンザに麻黄湯』も同じことで、体質に関係なく特定の病気、それも西洋医学の病名に効く漢方薬なんてないのです。

〇〇病に効く漢方薬の大間違い

みんなが一般的に知っている医学は西洋医学なので、なんとなく西洋医学の病名漢方薬を結びつけたりしますが、そもそも病名って西洋医学の中での話。

漢方でみるのは西洋医学の病名ではなく「体質(証)」なんですよ。

漢方薬は言うまでもなく東洋医学です。

そして、西洋医学と東洋医学には何の接点もありません。

東洋医学は2千年前から中国→日本と発展してきたもの。

西洋医学は今の感染症に対するワクチン的治療は1700年頃、ヨーロッパで発展してきたもの。

漢方の治療がしっかりとした形となり活躍し始めてから1500年後

今の病名やら薬で治療するという形は更にこの300年後です。

つまり、西洋医学と漢方は時代場所何の接点もないので、西洋医学の病名に当てはまる漢方薬なんて、おかしな方法は絶対に当てはまらないのです。

インフルエンザ(西洋医学の病名)に麻黄湯(東洋医学)とか、

不妊症(西洋医学の病名)に当帰芍薬散(東洋医学)とか、

アトピーやニキビ(西洋医学の病名)に十味敗毒湯(東洋医学)など。

漢方薬を選ぶ時は当然、西洋医学の病名なんて関係ありません。

漢方薬は、『証』というその人の体質を分析して、その『証』に合わせて漢方薬を選びます。

詳しくはこちらを読んでみてください。
漢方薬で治したい人は「証」を知らなければ治らない

どうやっても漢方薬が使われていた1800年後の西洋医学の病名で漢方薬を選ぶことはできません。

漢方薬は最初から、体質を診断する方法や漢方薬を選ぶ方法がしっかりした理論として確立していました。

漢方薬にコロナウィルスを殺す成分はない。

そもそも、漢方薬にコロナウィルスを殺す成分は今のところ発見されていません。

当然、麻黄湯にもインフルエンザや風邪のウィルスを殺す成分なんてありません。

漢方薬はあくまで、その人の体調を整えて、コロナウィルスやインフルエンザ、風邪ウィルスに対抗し治療するものです。

例えば、今回の新型肺炎も年齢や持病、喫煙習慣など、その人の状態によって症状が全然、違ったりします。

若い人は無症状の人もいたり、若くても喫煙しているとひどい咳に見舞われたり、微熱が続く人や、軽い乾いた咳が続く人人工呼吸器が必要なほどの咳になる人もいます。

症状や状態が人によって大きく違うわけです。

なのにそれら人それぞれ違う状態の人、全員に効く漢方薬っておかしくないですか?

『無症状の人と人工呼吸器が必要な死ぬかもしれない人が一緒の漢方薬?』

もし、そんな誰にでも効く漢方薬があるなら、随分と都合がいいですよね。

だとすると、2千年経って漢方薬は何で何百種類もあるのでしょう?

症状も体調も関係ないのだったら、何種類かで誰でも治りそうですね。

そもそも、コロナウィルスに効く漢方薬があるなら、武漢で使っていれば何万人も感染せずに治りますよね。

もはや、人それぞれの体質に合わせるという漢方薬の根本的な原則自体が否定されています。

臨床によって〇〇に効くというデータの無駄さ

たまに医者なんかが臨床試験をしてみたら、免疫を活性化させたりしたとか、咳や発熱が緩和された人が〇〇%いたとか、漢方薬にとって無意味な実験をしています。

なぜ、無意味かと言うと、漢方薬はそもそも何%の人が治ったとかどうとか西洋医学的なデータを取りません。

人それぞれをどう治していくかなのですよ。

『〇〇%は緩和された』とか言ってる時点で漢方の理論全否定。

そもそも、こういう実験、インフルエンザやコロナウィルス自体を殺す成分や誰の免疫でも明らかに活性化させる成分が特定でもされない限り、無駄なのです。

そもそも、持病や喫煙によって体の状態が変わるのだから、インフルエンザやコロナウィルスが体内にあるのに加え、持病などの他の病気の要素が入ってきたら、臨床にならないですよね。

だって、コロナウィルスの臨床をしているのか、アトピーの臨床をしているのか、わからなくなるからです。

臨床するなら純粋に新型肺炎のみにかかった人で、持病や喫煙習慣がなく、更に年代ごとに状態も変わるので、年代ごとに臨床データをとっていく必要も出てきます。

いろいろ理屈を言いましたが、それよりも何よりも、肝心の『コロナウィルスの正体がまだよくわからない』ということです。

臨床で治った人も治ったのは未知。

あの症状が悪くなったのは未知。

漢方薬がよかったのか?悪かったのか?

いずれにしろコロナウィルス自体が未知でまだよくわかっていないということです。

漢方薬で新型肺炎を治す方法は?

ある漢方薬なら新型肺炎に効くなんて都合のよいものはありません。

何せ、当のコロナウィルスが、まだまだ謎だらけですから。

漢方薬の場合は西洋医学の病名は関係ありません。

今の体の状態を分析すれば、手助けできる漢方薬はあります。

軽症の人だったら、軽症の人なりの全身の症状や状態を分析します。

呼吸が苦しいくらいの重症の人だったら、重症なりの全身の症状や状態を分析します。

熱がどれくらいこもっているのか?

水の巡りがどれくらい滞っているのか?

免疫や体力の元となる胃腸などの消化器はどの程度、弱っているのか?

または弱っていないのか?

その人独自のダメージを軽くしてあげれば、コロナウィルスに限らず、インフルエンザや菌などにも対抗できる体づくりができるのが漢方薬です。

インフルエンザやコロナウィルスに効く漢方薬を探したいなら、それらのウィルスを直接、殺す成分を見つけないとですね。

●喘息(咳の発作)や気管支炎などでお悩みの方は、こちらの「漢方無料相談」から送信してください。

●お問い合わせは、こちらから送信してください。

●店頭相談のご予約は、こちらから、ご予約ください。(店頭も初回の相談は無料です)

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

著者の詳細情報はこちら

FacebookTwitter