漢方薬相談ブログ

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なぜ、病院の漢方薬では効果がわからないのか?

ちょっとプチキレるというか、呆れることがありました。

近くの皮膚科の話なんですが、うちの患者さんが、ニキビで皮膚科に行ったのですよ。

そうしたら、抗菌剤、抗菌薬など一通りのマニュアルの薬を処方して、「漢方薬を出しますね」といったのですが、患者さんの方で、「漢方薬は専門のお店で出してもらっているので、必要ないです」と伝えました。

嬉しいですね。中には、なんでも安い方がいいじゃん!なんて思う人もいる中、漢方はちゃんと専門の先生にみてもらわないといけいないと思っていただいているのが。

そうすると医者は「じゃあ、その店で出してもらってください」と、ここまでは、別に変な話じゃないですね。

ところが、この後、医者がメモを書いて、「ニキビ跡なら、この処方がいいから、これをそこでもらってください」と「柴苓湯」と書いたメモを患者さんに渡しました。

「おい、待てよ」と、確かに一般的に調剤薬局は、医者の下請けみたいなものだけど、それは西洋薬に限ってのこと。

医者が漢方に関してド素人な理由

この皮膚科医、漢方に関しては、ド素人です。

この皮膚科医と書きましたが、おそらく、医者の9割か9割9部は、漢方に関しては、ド素人だと思います。

なぜ、そんなことが言えるのか?

何も僕の方が上だからとか、そんな上から目線の話ではありません。

ちゃんとした理由があります。

まず、1つは体質を分析するための問診をとっていません。

この問診、病院で最初に書く、「薬でアレルギー反応が出たことがありますか?」とか「現在、妊娠していますか?」などの街角アンケートみたいな問診のことじゃないですよ。

また、医者がチョロチョロと2、3個の症状を聞く問診でもありません。

漢方薬は体質に合わせるので、全身の状態を問診します。

例え、風邪でも咳だけでなく、オシッコがどんな感じか、足が冷えるかどうかなどなど、全身のいろいろなことを知らないといけません。

ちなみに、うちでは、55項目、250箇所の症状や状態のチェックをしてもらいます。

ニキビというのは、西洋医学の病名からみても、『感染に細菌が入ってできる湿疹』か大人のニキビに関しては、『原因不明』です。

ましてや、ニキビ跡なんていう病気はないし、そんな体質もありません。

ということは、わかりやすくすると、この医者、『原因不明のよくわからないニキビ跡に柴苓湯がいいよ』と問診もとらずに言ってるわけです。

しかも、その患者さんが通っている漢方屋は、うちですよ。

人それぞれの体質を漢方的な診断手段を使って、分析しているうち。

そこにメモを渡すなんて、どれだけ傲慢なのか、もしくは、本当に無知すぎて空気も一切読めないのか、どうも後者っぽいですね。

幼稚園の子が言ってること、と考えれば、何もわかっていなくても納得がいきます。

漢方薬を体質に合わせて選ぶってどうこうこと?

漢方は体質に合わせて、選びます。

例えば、引き合いに出して申し訳ないですが、松井秀喜選手と色白で華奢な女の子のニキビ跡

これの二人は体質が一緒だと思います。

この医者、その人自身の体質を分析せずに柴苓湯を出そうとしたわけですから、この医者にしたら、松井選手もその色白の女の子も『一緒の体質だと考えた』ということになりますね。

これって、漢方を知ってる、知らない以前に人として大丈夫か?という話。

一緒の体質なわけないですよね。

この二人が一緒の体質なんだったら、世界中の人は、みんな体質が一緒になっちゃいますよ。

医者は何を根拠に漢方薬を処方しているのか?

要は、体質なんか何も考えずに書いたと思います。

実質は、マニュアルを見ただけなんでしょうが。

不思議なのは、この皮膚科医に限らず、医者って何を根拠に漢方薬を処方しているのかなと。

「いや、ツムラのくれた漢方病名マニュアル、見て処方してるよ」ということでしょうが、そうでなくて、『なぜ、効くのか?』という根拠を自身はどう考えているのか?

西洋薬だったら、エビエンスっていいます。

病院の薬って体内でどんな風に効くか、メカニズムがちゃんとわかっていて、それを根拠に医者も処方しています。

当たり前ですが、「何が効いているのかわかんないけど、この薬でいっか〜」なんてことはさすがにやってません。

でも漢方薬では、平気で、それをやってます。

なぜなら、ツムラのマニュアルには、要約すれば、ニキビに桂枝茯苓丸加ヨク苡仁とか、パニック症状に柴胡加竜骨牡蛎湯なんて感じでしか書いてないのです。

何がどう効くのかを知りたければ、全身の症状と状態を調べないことにはわからないのです。

医大で漢方は勉強しない

後、これも言っとかないと。

医者が偉大で漢方を勉強しません。

漢方薬は、マニュアルを見て出してるだけ。

あなたでもマニュアを見て出せますよ。

本当にド素人なんですよ。

そして、患者さんが帰ってから、「あの漢方薬、本当に効くのかな〜」なんて平気で言ってます。(実話)

もう、いうまでもないですね。

漢方薬は西洋医学の病名や症状でなく、体質に合わせて選ばないといけないルールなのです。

最初のルールから、ガン無視で、西洋医学の病名で東洋医学の漢方薬を合わせても合うわけないのです。

イタリアンのレシピで和食を作ろうとするようなもので、レシピを無視して、まともな料理ができるわけがありません。

なぜ、病院の漢方薬では効果がわからないかというと、『医者が無知でまともに選ぼうともしてないから』という単純なことなんですね。

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【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ 図説東洋医学(基礎編):学研
◯ 図説東洋医学(湯液編Ⅰ):学研
◯ 図説東洋医学(湯液編Ⅱ):学研
◯ 漢方概論:創元社
◯ 漢方臨床ノート(論考編):創元社
◯ やさしい中医学入門:東洋学術出版社
◯ 中医診断学ノート:東洋学術出版社
◯ 中医処方解説:神戸中医学研究会
◯ まんが漢方入門:医道の日本社

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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