漢方薬相談ブログ

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ステロイド(薬)を使っている間は治っているかどうかはわからない

よくアトピーの人でステロイドを使っている最中なのに、『ステロイドを使っていたらアトピーが治ってきたのですよね』って言う人がいますが、ごめんなさい、それ、全く治ってません。

厳密には、その時点では治っているかどうかが、全くわかりません。

医者は、初診では、『ステロイドを塗っていたら、いつか治るよ』的な説明をしますが、患者さん側から、『いつ治るのですか?』と詰め寄ると『一生続けないといけない』と白状します。(実際の患者さんの話)

ステロイド(薬)をまじめに続けていれば、いつか治ると思っている人は、そんなことは薬の(化学的)にありえませんので、お気をつけあれ。

今回は、アトピー(病気)とステロイド(薬)を題材にしていますが、病院の治療は抗菌剤やウィルスに対して効くものと手術で治るもの以外、つまり、ほとんどの病気は、ここで説明するのと同じ結果になりますので、アトピーでない人もぜひ、読んでみてね。

この記事では、『アトピー(病気)が本当に治っているかどうかを確認する方法』を紹介しています。

「治る」には2種類あります

「治る」って実は2種類あります。

みなさんは、1種類だと思います。

みなさんが考える『治る』は、薬を飲まなくても、かゆみや湿疹、痛みなどがなくなっている状態。

いわゆる完治とか根本治癒だと思います。

ところが、ところが、病院には2種類の治るがあります。

病院のメインの『治る』は治るの前に一時的にがつく「治る」と「根本的に治る」の2種類。

そして、病院で根本的に治る治療は、ほっとんどありません。

『抗菌剤が効く菌が原因の病気』『抗ウィルス薬が緩和してくれるウィルスが原因の病気』『手術したら治る病気』です。

菌が原因の膀胱炎とか、肝炎ウィルスなどですね。

つまり、これらの病気って急になったり、特別になることが多く、その他のアトピーみたいな長く続いている慢性的な病気病院では治せません!

病院の治療は対症療法

病院の薬は対症療法って言います。

なんだかよくわからない専門用語ですね。

簡単に言えば、『薬を飲んでいる間だけ症状をごまかす』です。

治ったようなを見させてくれます。

どういうことかというと、薬の有効成分が、体の中に入って、湿疹やかゆみを抑えるのですね。

詳しくは、こちらを参考にしてみてください。

だから、ステロイドを塗れば、誰でも、すぐにかゆみや湿疹がなくなったかのようになります。

でも、それは、自分の力ではなく、ステロイドの成分の力です。

これは鎮痛剤でも同じですね。

痛みを発生させるものを薬の成分が抑えちゃうのです。

さて、ここで問題なのは何でしょう?

そう、かゆみ(病気)は、何か原因があって、発生しているのです。

その原因を知らせるために、あえて、かゆみという症状を作り出しているのに、それをなかったことにします。

当然、薬を使っている間、症状はなくなりますが、本当の原因はほったらかし

原因をほったらかしなんだから、治るわけないですよね。

アトピー(病気)が治ったかどうかの確認方法

となるとアトピー(病気)が治ったかどうかの確認方法は、簡単ですね。

それは、『ステロイド(薬)をやめるだけ』

薬はやめれば、体内に有効成分がなくなるので、かゆみや湿疹を抑えるこことができません。

本当に治っていれば、やめても、かゆみも湿疹も出てきません。

ここで経験上ですが、2週間は様子をみてください。

ちゃんと治っていなければ、1週間、2週間と経つにしたがって、かゆみも湿疹(症状)が少しずつ、復活してきます。

だから、ステロイドを使っている間は決して『治った』とは言えないのです。

薬をやめて再発したら、いくら続けても治らない

病院の薬に対してとっても大きな勘違いがあります。

それは、『飲み続けていたら、少しずつでも良くなっていくんじゃないか』ということ。

病院の薬は、1回毎の使い捨ての効果(化学的に)。

昨日よりも今日は良くなっているなんてことはありません。

塗ったり、飲んだりしたら、有効成分が一定時間、体内にいて、症状を無理やり抑えて、時間がきたら、薬の成分は体の外にサヨウナラ。

症状はそっくりそのまま再発です。

歩けない人の電動車いすです。

車椅子に乗っている間は、移動できるけれど、車椅子がなくなれば、元の歩けない状態に戻ります。

この時に電動車椅子は、歩けなくなった足を1mmも治していません。

中には、ステロイドなどの対症療法の薬を何週間か使えば、完全に治る人もいますが、それは理論的になぜなのか、わかっていません。

そして、そんな人は、ほぼいません。

だから、実は『病院って、長く通うところではない』のですよね。

漢方薬はどうなの?

でも、だから漢方薬があるんじゃないの?と思われるかもしれません。

確かに漢方薬は、飲み続けるほど、原因を調整していってくれるので、飲み続けるほど、完治に近づきます。

ただし、ただしですよ。

これは、『証』という湿疹など症状の原因(病的体質)とその証になってしまった生活の中の原因

2つの原因を分析できたらの話です。

病院の保険適用の漢方薬は、体質なんか診ずにツムラなどの漢方薬メーカーの本に書いてあるマニュアルをみて漢方薬を選んでいるだけです。

これでは、ステロイド(薬)の時と同じで、『証』という原因を見つけ出せていないので、原因をほったらかして、なんとなく漢方薬を飲んでいるだけになるので、当然、これでは治りませんよ。

漢方薬で根本治療を目指したいのであれば、証と病的体質になった原因、2つの原因を分析できて、その証に合わせて漢方薬を選べる先生を選びましょう。

それ以外だと、どうせ漢方薬で根本治療までは行きつけません。

まとめ

では、まとめ。

病院の薬は、対症療法といって、症状を一時的に抑えるだけで、原因は放ったらかしなので、いくら薬を続けても根本的に治ることは理論的にありません。

病院の薬は1回毎の使い捨て効果なので、長く続けても、1日目に薬を飲んだ状態と同じで、そこから治療は一歩も進んでいません。

したがって、病院は長く通うところではありません。

漢方薬は根本的に治せますが、病院のように原因(証)を突きとめないで、マニュアルで漢方薬を選んでいたら、これまた、いつまで飲み続けても治りません。

病院の薬で治っていると思っている人。

命に関わらない、大ごとにならないなら、一度、薬をやめてみて、症状が再発しないかどうか、様子をみてください。

再発したら、医者に『この薬でいつ治るのですか?』って質問してください。

目を合わさずに早口で論点のズレた説明をしだすと思いますので。

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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