漢方薬相談ブログ

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病院の風邪薬(処方箋)もドラッグの風邪薬も大した違いはない

風邪などの薬が保険適用外になるようです。

中には「保険適用でなくなると高くなるどうしてくれるんだ!」と怒っている人がいますが、トータルで考えたら、大して安くないだろと思うのです。

僕は基本、病院に行かないので、例えば風邪で総合計で幾らくらいかかるのか知りませんが、病院って薬代以外にも、初診料やら何やらいろいろかかりますよね。

ドラッグで売っている薬をみても、それほど高いわけじゃないと思うのですが、それでも、病院の方が断然、安いのでしょうか?

個人的に妥協できないのは金額よりも時間と手間です。

とにかく病院は時間と手間がかかります。

最低賃金が1000円としたら、風邪が流行っている時期って、家を出て、再び家に帰るまでに2時間はかかるでしょうか?

となると、病院の薬に単純に2000円は上乗せですね。

だったら、ドラッグの薬より遥かに高くなるように思います。

でも、「ちゃんと医者に診てもらって、薬をもらうのと、ドラッグやアマゾンで買うのとでは違うじゃないか」と思われるかもしれませんが、それが実は一緒なんですよ。

今の時代、正直、特別でない病気と検査をのぞき、内科、耳鼻咽喉科、消化器科、皮膚科なんて、いらないだろと思います。

そして、実際に、僕は何年と病院の薬を使っていません。

全部、漢方薬で治しています。

今回は、なぜ、特別な病気や検査でなければ、病院や医者がいらないかの理由を説明したいと思います。

病院の薬も市販薬も実は変わらない

風邪を治す薬はありません。

「病院に行ったら薬をくれるよ」と思われるかもしれないですが、あれは、風邪が原因で出てきた症状を一時的に止めてるだけです。

咳や鼻水自体が体力を奪うこともあるので、症状を止めて、たまたま治っているだけで、病院で風邪薬として処方しているものに風邪自体を治す目的のものは科学的にありません。

で、病院で処方している薬も別に特別なものじゃないのですよ。

ドラッグストアやネットで売っているものも病院の薬も同じです。

もちろん、全ての薬がドラッグで買えるわけではありませんが、大体の薬は買えるのです。

たまに自分の病院のサイトで医者が、『市販薬は効果が薄い』とか、『市販薬は危ない』とか言ってたり、『副作用の対応ができない』などの意味不明なことを言ってたりしますが、全然、そんなことはありません。

僕からみると、ネットで調べて、ドラッグで薬を買うのも病院に行くのも今の時代は変わりないです。

病院もドラッグストアも大して変わらない。

なぜ、どちらも大して変わらないか?

それは大前提として、薬は病院で処方するものも、ドラッグで売っているものも、どちらも対症療法といって、目的が『一時的に症状を抑えるだけ』だからです。

効果の強さ、弱さなどの違いがあっても、どっちも根本的に治ることはありません。

医者が書いている記事なんかにたまに病院の方が薬の効果が高いから治るかのような書き方をしている人がいますが、病院にも根本的に治る薬はありません。

病院であっても『一時的に症状を抑える』だけなのです。

つまり、『どちらにしろ治ることはないけれど一時的に症状を抑えるだけ』でどっちを選ぶかという問題なのです。

目的は、ほぼ同じですが、部屋から一歩も出ずにスマホからポチッと風邪薬を買うか、風邪の人の巣窟になっているところで何時間もすごしながら、薬をもらうかの違いです。

病院の薬もドラッグの薬も成分はおなじ。

例えば、病院で風邪で出す薬は、発熱を下げる解熱鎮痛、頭痛を抑える解熱鎮痛、咳止め、痰をすべりやすくするもの、鼻水を止めるものですよね。

発熱や頭痛は、解熱鎮痛ですが、これは市販薬にもいろいろあります。

『バファリン』『ロキソニン』『タイレノール』などですね。

咳止めは「フスコデ配合錠」という薬が病院で出されたりしますが、薬は名前でなくて、成分で考えるようにしてください。

「フスコデ」の成分は『ジヒドロコデインリン酸塩』『dl-メチルエフェドリン塩酸塩』『クロルフェニラミンマレイン酸』です。

フスコデという名前が変わっても、咳止めだったらどれも同じ成分というのはよくありますので、これからは、『薬名 添付文書』で検索して、成分名を見るようにすると、「なぁんだ、あの薬もこの薬も全く同じじゃん!」なんてことになります。

同じ成分で市販薬なら『パブロンW錠』などです。

痰をとって気管の滑りをよくする薬で病院で出されるのは、ムコダインなんかがよくでますよね。

これは『L-カルボシステイン』という成分です。

市販薬なら、やっぱり『パブロンW錠』です。

鼻水関係は、鼻水止めではなく、花粉症にも出している抗ヒスタミン剤を出しています。

病院では、いろいろなものを出していますが、市販薬なら『アレグラ』ですね。

抗ヒスタミン剤は、病院の方が、バリエーションがあります。

それをいかにも使い分けているように説明している医者がいますが、大して使い分けていません。

自分のスタンダードに決めている薬があって、「それが効かなかったら、こっちの薬」なんて具合です。

そもそも、花粉症の鼻水タイプを見分ける術なんてないので、使い分けるたって、せいぜい「眠くならないとか」「作用時間が長い」程度です。

新しい薬はよく効くように思われがちですが、結局、病気って人それぞれなので、新しい薬だからって良いとは限らないのですよ。

大体の薬は成分は全く一緒なので、病院で時間をかけてもらおうが、自分でポチッと買おうが成分は一緒ですね。

とにかく薬の説明を鵜呑みにしないで、『薬名 添付文書』で成分を調べるようにしたほうがいいです。

病院もドラッグストアやネットも大差ないので。

医者の病院の薬推しは意味不明

ある記事で「市販薬はいろいろな成分が入っているから危ない」なんて書いている医者がいました。

『どの口が言ってんの?』と言いたいです。

だって、結局、病院でも何種類も薬出してんじゃん!

確かに薬は何種類かに分かれていますが、出している薬の成分を合わせたら、総合感冒薬と一緒ですよね。

結果的には、物理的に薬がわかれているか、1包に全部、入っているかの違いだけですよね。

ただ、解熱鎮痛と解熱鎮痛の入っていない総合感冒薬は分けて使ったほうが、治療的には使い勝手がいいです。

これは解熱のタイミングとかが関係するのですが、これはまたの機会に。

あと『市販薬で副作用が出た場合、一般の人はどうしようもない』とか言ってる医者がいますが、これも「どの口が〜」ですよね。

だって、皮膚科医の出すステロイドなんて、アトピーが日に日に悪くなっていても、毎回、同じ薬を出してますよ。

そもそも、副作用だけで相談したことがある患者さんや副作用相談だけで快く応じてくれる医者なんています?

相談したところで、『飲むのを中止してください』ですよね。

「だろうな」

そんなの相談しなくても、誰でもわかりますよね。

だから、病院でもらおうが、自分で買おうが、大して変わりはないのです。

これからは、薬の説明を鵜呑みにしないで、薬の成分で考えるようにしましょう。

びっくりするほど、病院に行く意味がないことに気づきますよ。

ちなみに漢方薬でも急性病は治せます。

ただ、これも医者の出す漢方薬だったら無理です。なぜなら、体質を見極めて漢方薬を選ばないといけないからです。

医者は漢方薬をマニュアルをみて出しているだけなので、これでは効きません。

お医者さんって、いろいろと無意味っぽいことが好きなんですね。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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