
生理痛にピルを飲む際に払っている犠牲
以前から、婦人科では『月経痛をピルで緩和する』という超短絡的なことをされてきました。
当時、ピルで月経痛を緩和するなんて、そんなむちゃくちゃなと思っていたのですが、最近は、一般的にも月経痛にピルを飲むのは悪いどころか、いいことづくめ!的な風潮があるようです。
ピルでいいことづくめ!だと思っている人は、どうも、ピルというと避妊というイメージがあるので、「避妊するためだけにピルを飲む」なんてイメージは古い!そんな悪いものじゃないですよ。なんてことを言ってるみたいですね。
でも、イメージが悪くとられるとか、ピルの悪い部分って、そこじゃないです。
そんな問題ではなく、月経痛でピルを飲むことは、『痛みを抑える代わりにとんでもないものを知らない間に犠牲にしています。』
ピルで月経痛がなくなるメカニズム
ピルをそんな簡単に飲んじゃダメなんて、頭からいうと、高確率で反発されるので、まずはピルの利点になっている月経痛が取れるしくみを調べてみましょう。
日本の病院的には月経痛の原因は、主にプロゲステロンと呼ばれるホルモンが子宮内膜を厚くし、厚くなった子宮内膜の中には、プロスタグランジンという物質が含まれ、これが子宮の収縮を促し、更にこの物質が痛みの感受性をあげることによって月経痛が起こると考えられています。
その他、子宮筋腫や子宮内膜症なども月経痛の原因となります。
ここで注意してほしいのは、病院のサイトでは『プロスタグランジンが月経痛の原因です』みたいに断言していることが多いですが、実は『そうかもしれない』程度で、絶対にそれだけで月経痛や月経困難症が起こっているのかどうかはわかっていません。
人間の体は未だ、謎も多いのです。
月経痛の本当の原因は?
西洋医学ってこういうことが多いのですよね。
特に町の開業医の婦人科は、適当でいい加減な人が多いので、自信を持って言い切っていたりします。(患者さんの体験談より)
世界の医学の標準的なデータであるメルクマニュアルの月経痛の項目の巻末にはこう書かれています。
メルクマニュアル「月経痛」より引用
要点
◯通常、月経痛には特定できる原因がありません(機能性月経困難症)。
◯機能性月経困難症の症状の緩和には、十分な睡眠、定期的な運動、加温、低脂肪食などの一般的な対策が役立ちます。
◯これらの対策が助けにならなければ、NSAIDや低用量の経口避妊薬が使用されることがあります。
機能性月経困難症というのは、子宮筋腫や子宮内膜症などの明らかな原因がない人のことを指します。
つまり、医学の専門書で言ってるのは、
『月経痛の原因は本当のところはよくわからない』
『月経痛の緩和には、睡眠や運動、温めたり、ちゃんとした食事の対策が役立つ』
『でも、上記のことをいろいろとやってみても、ダメだったら、鎮痛剤やピルを使われることもある』
となっています。
月経痛(月経困難症)は日本の医者が説明しているような内膜が厚くなって増えるプロスタグランジンだけが原因ではないわけです。
ピルの効果は一時的
日本の病院のサイトなんかをみていたら、国際的な医療書なんかそっちのけで、内膜が原因。だから、内膜を厚くするホルモンをピルで抑えちゃえば、痛みはなくなる。
と実に単純な考えで、大して検査もせずにピルを処方します。
そういった病院のサイトをよく読んでみると、
「排卵を一時的にストップしてあげれば、月経痛は緩和されます」
と、そこはちゃんと一時的と書いてあるのです。
一時的ということは、ピルを飲んでも根本的には、何も解決していません。
なにせ、一時的と医者、自ら説明しています。
西洋医学の治療は対症療法(ゴマカシ)
一時的…西洋医学の治療は、ほとんどがこれです。
対症療法といって、要は一時的に痛みを止めるわけです。
もっとわかりやすくいえば、『今だけ、痛みを誤魔化す』
アトピーで使うステロイドもそうですね。
根本的な原因はそっちのけで、免疫を低下させて、一時的にかゆみを抑える。
根本的には、なーんにも治っていないので、延々とステロイドを使い続けなければいけません。
そして、ピルも一時的に痛みを緩和します。
ピルで誤魔化しているのは、ホルモンリズム。
これをピルという人工化学ホルモンでおかしくするわけですね。
『まともな月経じゃなくなれば、痛みがなくなる』というのが、ピルの正体です。
「腕が痛いのであれば、腕を切り落とせば?腕時自体がなくなれば痛みも消えるじゃん!」みたいな感じですね。
ピルの副作用的な大きな問題
ピルで月経痛を抑えることには大きな問題が3つ関係しています。
1 月経痛の原因は厳密には不明
国際的な医学書であるメルクマニュアルにもあったように、月経痛の原因は厳密には不明。
または、人それぞれの複雑な原因が絡まっています。
2 ピルが抑えてくれる月経痛はあくまで一時的
ピルのは効果は一時的で、実際の現場では根本的な原因を調べることすらしていません。
3 ピルは自分自身の自然の月経リズムを無理やり変えてしまう
ピルは根本的には何の解決にもなりません。
月経は毎月あるので、根本的に治さないということは、結局、ピルを使い続けることになります。
婦人科などの現場の医者は、慎重さや精密さのない拙い知識とテキトーな態度で、一時的な効果であるピルを無責任に処方し続けます。
しかし、そもそも月経痛の原因が、厳密には不明でプロスタグランジンの話はあくまで原因の1つと考えられるものです。
ピルがやっている治療は、一時的に月経リズムをおかしくして、月経痛を止めているわけですから、『自分自身の本来の正常な月経は犠牲になっている』わけです。
多分、ピルをやめれば正常な月経が戻ってくると安易に考えている人がいると思いますが、人間の体はそんなに甘くないですよ。
自分の持っているリズムを化学薬品で乱せば、当然、元の自分のホルモンリズムもおかしくなります。
ピルを飲まれてからの月経と基礎体温を観察していると『3ヶ月以上続けると自前の月経リズムがおかしくなっていく感じ』があります。
治療の方法は、人それぞれだと思いますが、医者は『説明が足らなさすぎ』で、『都合の良い説明ばかりする』ので、このブログだけでなく、メルクマニュアルや医学の専門書を参考にして、本当にベストな治療は何かを考える一助になればと思います。
ちなみに体質に合わせた漢方薬(あなた独自の原因を調整する漢方薬)であれば、月経リズムも月経痛も良くなりますよ。
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