漢方薬相談ブログ

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自分自身の風邪の漢方治療

風邪の治療は自分で漢方薬を使って治します

この仕事をしていると風邪をひいた人と接触しやすいため、結構、風邪にかかりやすかったりします。

冬場にしょっちゅうサーフィンに行ってる時は風邪知らずだったけど、行かなくなってからどうも弱くなりました。

今日は、今年の一発目の「オッ!ちょっと風邪かかりかけ?」という感じがきました。

当然、病院なんかいきません。

体質がめまぐるしく、変わっていく風邪の漢方治療が最も漢方の修行のチャンスですから。

初めは胃が痛くなってきたので風邪だと思いませんでした。

鋭い痛みだったのでここはベタに安中散。

全然、効きません。

この後、背中が何回か寒気がするので「あーこれ風邪からだわ」と感じました。

漢方で風邪が喉や咳から始まるのではなく、胃痛などから始まるのは『直中の少陰』という体質で主に胃腸系と風邪を治す漢方薬を選びます。

ということで香蘇散。

ちなみに風邪だと体質は、めまぐるしく変わっていくので2時間ごとに体質をチェックして漢方薬を変えていきます。

風邪体質は時間単位で変わっていく

2時間ごとに漢方薬を変えていくので1日で5種類くらい飲む事もあります。

風邪だったら体質を見ないで葛根湯や麻黄湯、麻黄附子細辛湯なんかを出せばいいやと考えている漢方を知らない医者からすると考えられないでしょうね。

香蘇散で風邪も胃痛も消えるかと思いきや、これが全然ダメ。

香蘇散って、効かせる体質とタイミングが難しいのです。

今のところ2戦2敗で、風邪のほうに軍杯が上がってます。

夕方頃になると頭痛とかるーい鼻詰まり。

胃痛は相変わらず。

指や足を曲げ伸ばし、してみると、やや、むくみ感。

この状態を『表の水毒の証』っていうのですが、これって結構、風邪の時のベタな体質です。

胃痛が、強かったので、香蘇散の次に人参湯を考えていましたが、表の水毒といって身体表面の水を取り除かないと風邪を治せない感じです。

となると麻黄系になるのですが、ここで問題発生!

麻黄湯は風邪に安易に使う処方ではない

麻黄は胃を傷めやすいのです。

そして漢方では風邪を早く治すには胃を決して傷めてはいけません。

普通に食べる事ができていれば、回復は早いのです。

しかし胃腸を傷めると一気に下り坂。

風邪ウィルスの大勝利となります。

(ちなみに病院で風邪のマニュアル漢方で処方する葛根湯には麻黄が入っています)

となると身体表面の水の巡りを整える利水のために麻黄。を使いたいけど使えない。

ここが漢方の難しいところですね。

自分が、気になる症状だけをあてはめれば、漢方薬って、体に合ったものを選び出した気になれますが、身体全体の症状を冷静に見渡せば、結構、矛盾してなかなか使える漢方薬が見つからないのです。

皮肉な話ですが、医者のように『漢方をよくわかってないクセに漢方薬を処方する』ほうが、少な種類の漢方薬から選ぶので、体質に漢方薬を合わせた気になれるのです。

もちろん、治りませんが…

これから風邪に勝つためには<身体表面の利水

それと胃痛をなんとかすること。

2つのダメージを同時に治さないと治りません。

そして麻黄の利水力を使いつつ、麻黄の胃にさわる部分を弱める漢方薬を合わせることにしました。

この処方は秘密。

まさか、風邪に葛根湯、胃痛に六君子湯なんて、ドマニュアルなアホな処方ではありません。

3種類目、6時間後の漢方薬で勝利!

ある漢方薬を飲んだら、そうしたら途端に調子を戻して来ました。

漢方薬って、合うと早いのですよね。

その処方も、2時間後くらいから、ジワジワ風邪に押されている感じ。

多分、「漢方薬の力が切れたな」って感じです。

で、追加で、そのままの処方を飲みました。

そしたら、大きいゲップが出て胃がスッキリしました。

これは良い徴候。

後は何回か同じ処方を続ければ治ると思います。

今回は風邪のやろうに勝つ為に3種類の漢方薬を選びました。

風邪の治療は絶好の漢方の修行になります。

ちなみに慢性病も基本的な考え方は風邪と同じです。

とにかく、その時点の体質に合わせて漢方薬を変更していきます。

ただ、風邪が2時間とかで体質が変化していくのに対して、2週間とか3週間の体の変化をみていきます。

ただし3ヶ月なんて長い時間はかかりませんよ。

それは慢性病の漢方治療でもデタラメの話しです。

真剣に漢方治療したい先生にとっては、自分自身、または家族の風邪の治療はチャンスです。

風邪に葛根湯なんて、脊髄反射みたいなアホな処方をやめて、いろいろな漢方薬を使って風邪を治せば、漢方治療の本当が見えてきます。

漢方薬を選びまちがえても、一気に悪くなるので、勉強にはもってこいです!

★当店では、全身の状態をしっかりとみて、あなただけの体質を判断して、あなたに最適な漢方薬をお選びします。

遠方の方の遠隔治療や相談も行なっています。風邪でも、お電話で体質をチェックして、次の日には着くようにお送りさせていただています。

お店に来れない方もぜひ、ご相談ください。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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