漢方薬相談ブログ

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病院の検査って意味あるの?

うちで相談している患者さんから、「検査もしたほうがいいですか?」という質問がよくあります。

これ、返答に困るのですよね。

というのも、一般的には病院の検査に対して誤解があると思うからです。

よく「私は毎年、検査でひっかかったことがないので、体は何も問題ないです」と話す人がいます。

年配の男性なんかに多いのですが、はっきりいって、これ意味がないのですよね。

病院の検査にたいして、検査が健康の度合いをちゃんと表していると勘違いしている人が多いのです。

逆に慢性的な病気で悩んでいる人は、しょっちゅう検査をするので、検査の本当の正体をご存知だと思いますが、はっきり言って、病院の検査でわかる病気というのは限られています。

要するに病院の検査でわかる病気は、ほんのごく一部なのですよ。

だから、検査で異常があっても、たいして病気じゃないこともあるし、逆に検査で異常がなかっても、大変な症状に悩まされたりすることは普通にあります。

実際に役に立たなかった病院の検査

かつて、僕は原因不明の病気で死にかけたことがあります。

その時に、当然、病院で徹底して検査をしました。

結果、オールレッド。

まともな数値が1つもないくらいで炎症反応なんて、リウマチの人が痛み悶える数値の27倍も高かったのです。

肝臓の数値は基準の3倍以上に上昇していたと思います。

全部が異常値

加えて、肝炎の検査、菌やウィルスの検査、心電図、レントゲンといろいろやりましたが、結果、原因不明。

そして、原因が不明なので、当然、治療方法も不明。(担当の医者がそう、はっきりと言いました)

詳しくは、こちらの「死にかけた時に何も役に立たなかった医者と病院(病院編)」と、こちらの「死にかけた時に何も役に立たなかった医者と病院(自宅療養編)」を読んでみてください。

結果的に、最後まで何の病気だったのかわからずのまま、漢方薬で治しました。

かと思うと、とんでもない胃痛で悩んでいた時に、胃カメラで調べてもらったら、ものすごく綺麗で異常なしと言われました。

詳しくはこちらの病院の検査で何も原因がわからなかった胃痛 を読んでみてください。

毎日、胃が痛かったのですが、健康らしいです。

うちに相談に来る方は、アトピーだったり、ひどい乾癬だったり、PMSだったりと、いろいろな病気や不快な症状に悩まされていますが、大体の人は、健康診断の検査は問題なく、優秀です。

つまり、うちのほとんどの患者さんは、検査上では健康なのですね。

漢方相談にきているけれど健康

病院の検査っておもしろいですね。

検査が異常でも原因不明で治療方法不明だし、検査上、問題なかっても、いろいろな症状に悩まされるのです。

検査でわかるのは一部の病気だけ

病院の検査がダメだっていうことを言いたいのではありません。

健康な状態を調べるうちの20%もわかればいいところだと思っておいたほうがよいということです。

現実は病院の検査で何も異常がなければ、2割は健康で、後8割は果たして健康かどうかわからないということ。

残りの8割は、日々の生活の中で、「疲れ」や「眠れない」「食欲がない」「湿疹がある」などの全身の中に症状が一切なければ、健康だということです。

症状はセルフ検査の結果でてくるもの

『症状』というのは、何も気まぐれに発しているものではありません。

体内の不調があると、体は自動的にそれを知らせるために『症状』という形をとって僕らにわかるように表します。

症状というのは、自分自身で体内検査した結果、出てきたサインなのです。

漢方治療で体質を分析するというのは、この『症状』などを手掛かりに、『体内で今、何が起こっているのか?』を想像し、病的な体質や病気の原因である『証』を分析して、その不調を整える漢方薬を選びます。

まかり間違っても、症状や病名をあてはめて漢方薬は選びません。

それは漢方薬の効果のでないレベルの低い間違った方法です。

病院の薬は、不調を知らせてくれている『症状』を強制的に遮断して、わからなくします。

確かに不快な症状は薬によって遮断されるので、なくなりますが、それって、本来の問題を見えなくしているだけですよね。

今の不快な状態を薬で誤魔化して、本来の問題を先送りしているのです。

だから、病院の薬を飲み続けたって根本的には治りません。

だって、問題を先送りしているだけですから。

一時的には症状はなくなって、一見、治ったように感じますが、体内では、その間、ちゃっかりと病的状態を進めて病気をひどくしていってます。

検査はしたほうがよいのか?

結論からいうと、漢方で体質改善するにしても、検査をしたほうがいいです。

でも、それは、消去法としてです。

数は少ないですが、検査でわかる代表的な病気もあります。

せめて、「そういったベタな病気じゃない!」ということを検査で調べておいて、あらゆる病気の可能性から、「一部の病気ではないこと」を消去しておくのです。

結局、病気の原因なんて、そう簡単にわかるものじゃないし、大体は、複数の原因が複雑に絡み合って、病気を引き起こしています。

大したことなさそうな病気でも風邪やインフルエンザや腸炎でもない限り、複雑でわかりにくいものなのです。

ですので、検査をしておけば、病気の原因は、わからないかもしれないですが、いくつかの病気でないことはわかります。

現実は、うちの店に来られている方々のように、治したい病気があるが、検査上は何も問題なく健康です。

逆に、とんでもない異常値でも、何も治療方法がなかったりもします。

検査はしないよりはマシですが、検査をして、何も問題ない場合は、次は、何も症状ないかをチェックしてくださいね。

そこまでやって、やっと、「癌にはならずにすむ」かなど、病気の予防ができますよ。

【引用先及び参考図書・Webサイト】
大研究 病院で殺されないために知っておくべきこと「検査」のウソ——病人はこうして作られる 第1部 これでは病人が増えるだけなぜ「基準値」はこんなにいい加減なのか(週刊現代)

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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