病院に通院していても治らないのはなぜ?
病院に長年、通っていても全然、治らない人はたくさんいると思います。
特にアトピーやニキビなどの皮膚病。
うつ、統合失調症などの心疾患の人に多いような気がします。
毎回、毎回、通院するたびにステロイド。
通院するたびにパキシルやドグマチール。
冷静に考えてみたら、毎回、毎回、同じ薬を処方されるというか配ってもらってるだけ。
何年と通っていようが、実は『毎回、同じ治療』をやっています。
アニメや映画で「タイムリープもの」というジャンルがあります。
過去の自分にタイムマシンなどで戻って、またやり直すというもの。
自分が死ぬ瞬間にタイムリープで過去に戻るけど、結局、また死んでしまうという感じの物語だったりします。
病院の治療はちょうど、このタイムリープみたいです。
治そうとして病院から薬をもらい薬を使っているけれど『治る→再発の繰り返し』で結局、次に病院に行った時も同じ薬が処方されます。
「あれっ!?この再発する感覚知ってる…」みたいな。
過去に強制的に戻された主人公が違和感を感じて言うセリフで物語が展開し始めるシーンですが、現実の病院の治療では単に前と同じ薬が処方されているだけだったりするのです。
治療には2種類ある
2種類の治療ってなんだ?と思いますよね。
1つは多分、あなたが考えている治療です。
そう、根本治療です。
長年、病院に通っている方が「その場だけ治って、根本的に治らなくてもいいや」とは思っていないはずです。
今更、説明する必要もないと思いますが、根本治療というのは病院の薬など何も使わなくても湿疹や心の疾患、不快な症状が出なくなった状態。
普通の何の問題もない健康な状態になる治療です。
もう1つが対症療法。
簡単に言えば一定時間だけ症状を抑える治療です。
その場だけ、ある症状だけを一定時間、一時的になくなったように見せかけるだけ。
これが病院の治療です。
薬の説明の部分をよく読むと『症状を一時的に緩和するもので原因を治すものではありません』ということがちゃんと書かれています。
病院の薬は薬の成分で強制的に体内の働きを変えますので、薬の成分が体内にある間は症状が抑えられます。
何時間かしたら、薬はかならず体外に排出されるように作られていますので、薬の成分が体内からなくなると症状は再発します。
あとは、これをエンドレスに繰り返すので対症療法とよばれています。
病院の治療は続けても治療は一歩も進まない
あなたが、もし根本的に今の状態を治したいと思っているなら、病院に長年、通うことは的外れなわけです。
なぜなら、病院の治療は一時的に一定時間、症状を抑えるだけだからです。
我慢強く通っていたら徐々に治ってくるなんてことはエビデンス上ありません。
なぜなら病院の薬が厚生省に承認されて正式な薬になるためには「何の有効成分」が「どれくらいの時間」「どんな効果を及ぼして」「どれくらいの時間で体の外に出されるか」これが科学的にはっきり証明されていないとダメだからです。
科学的に毎回、効果があって一定時間で切れて、また飲めば効果があって…ということが科学的に証明されているのが病院の薬です。
だからタイムリープ。
治ったと思ったら、また過去の症状のある状態に戻されます。
それを薬を1回使うごとに繰り返されます。
まじめに続ければ、薬を続けるたびに徐々に体が良いように変わっていくなんてデータや科学的証明は微塵もありません。
1回使うごとの効果があるだけなので『治る→元に戻って再発する』が約束されています。
そして医者と患者さんには『治療の考え方』という点で大きなすれ違いがあります。
医者と患者さんの大きなすれ違い
全員がそうではないかもしれないですが、僕が知っている医者はステロイドや精神薬などの外的な力に助けられることが「治る」ことだと思っているようです。
根本治療が患者さんが望む治療だという考えがないので、患者さんが『いつか、薬をやめても大丈夫な健康な体になりたい』と思っていても、当の医者の頭の中は『薬さえ飲み続けていれば症状がない』と考えます。
医者の頭にの中に『根本治療なんて世界はない』わけです。
「薬を一生、使い続けることで治る」というのが病院の治療です。
良いとか悪いとかではなく、それしかない世界なのです。(外科手術は根本治療になることもある)
「そんなことはない」と言う医者もいるかもしれませんが、実際の現場ではネットで調べたような、とってつけたような一般論の食事療法とか、運動方法しかアドバイスしなかったりします。
またアトピーの治療で「だんだんとステロイドの効果の強さを弱めて、何ヶ月後かにはやめられるようにしますよ」なんて説明しながらも、現実は強いステロイドをやめてみると「痒さがましたので、一時的にまた戻します」とか言いながら、結局『すっと同じステロイドを漠然と塗り続けている』という状態を延々と繰り返します。
気づいたら、1年経っていたりして『むしろ、薬が増えてるわ!』なんてこと、アトピーの人はおぼえがあるんじゃないですか?
結局、どこまでいっても「薬の強制的な効果だけで症状を一時的になくす」という世界から離れません。
離れないというか、その方法しかできないからです。
医者は漢方薬すら一時しのぎ的な使い方
そんなことはないと最近は漢方薬も処方しているという医者もいるかもしれません。
これにも大きな問題があります。
医者には西洋医学の理念とも言うべき『誰にでも平等に効果がある標準治療』と『ガイドラインに沿った治療』という柱になる考えを持っています。
これが漢方治療では致命的な問題になります。
なぜなら、漢方は誰でにも平等な標準治療を施すのが目的ではありません。
その逆の個別に人それぞれ違う治療を行い、ガイドラインに沿った治療ではなく、その人の体質や状態によって、常に臨機応変にガイドラインを変えなくてはいけない治療なのです。
西洋医学と真逆です。
でも漢方理念に反した真逆の思考で漢方薬を処方するものだから、一人、一人、個別に体質を診たりしません。
漢方とは関係ない西洋医学の病名というデタラメな基準で漢方薬メーカーさんから貰ったマニュアルブックを見ながら処方します。
当然、漢方薬は東洋医学であって西洋医学と何の関係もないので、西洋医学の病名で漢方薬を処方しても効かないのです。
ここでも漢方薬を西洋医学の薬と同じように、『ある成分が症状自体を一時的に無くしてくれる』と勝手に思い込んでいます。
漢方薬に症状を抑える有効成分は存在しません。
多分、漢方薬だとなぜ、根本的に治るのか?ということを深く考えもしたこともないし、明確な説明もできないと思います。
根本治療はどうすればいいのか?
病院の治療は、そのほとんどがその場しのぎの一時的な治療なのです。
例えば車の故障で言えば、緊急のロードサービスのJAFみたいなもの。
とりあえず、故障した高速道路などで応急処置をしてくれるのが病院。
根本的に治りたいと思っている人に対しては「これは応急処置なので、後日、ちゃんとしたところで診てもらってくださいね」という話になるのです。
残念ながら、応急処置をまじめに繰り返しても永遠に根本的には治りません。
では、漢方薬は根本治療になるものか?
根本治療になりません。
漢方薬という薬だよりで医者のように治療の考え方が根本治療とは正反対のところを向いていたら、『漢方薬自体を有効に使えない』からです。
漢方は漢方薬自体の効果が良いのではありません。
体質を診断し、それに合わせて調整できる漢方薬を選び、そこから根本的に治る指導ができる治るのです。
病気の原因が菌やウィルス、外傷でない限り、本当の原因は、あなたの体質や生活状態や精神状態がミックスされて関わっているのです。
本来の漢方治療をするためにあなたの体質を分析すれば、自動的に食事のこと、運動のこと、精神状態が今の病気にどう関わっているかが見えてきます。
これは漢方薬メーカーから貰った病名マニュアルではみえないわけです。
根本的な治療とは、自分の現在の体質に合わせた生活に調整することなのです。
極端に言えば、漢方薬がなくとも生活を正せば根本的には治ります。
しかし、それには超がつく厳格な生活と膨大な時間が必要になります。
それをそこまでしなくても手伝ってくれるのが漢方薬です。
漢方薬も真面目にひたすら続けていたらいつか勝手に体質を変えてくれるわけではありません。
その時々の体質に合わせて漢方薬を選び、自分の体質にあった生活と精神の在り方を調整するから根本的に治るのですね。
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