漢方薬相談ブログ

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漢方専門店の高い漢方薬と保険適応の安い漢方薬はどっちがお得?

うちに通っておられる方は、先生のその話、聞き飽きたよ!って言われそうですが、漢方って本当に間違った知識しか伝わってないんだなと思うので、漢方がいかに勘違いされているかの話をしたいと思います。

うちに通っておられる方が、友達に「なんで、わざわざ、値段の高い漢方専門のお店に通ってるの?病院だったら、保険がきくから安いじゃん」って言われたそうです。

確かに「治るか? 治らないか?」ではなく、「安いか? 高いか?」だけで考えれば、断然、保険適応の漢方薬の方が、お得ですよね。

ネット検索で見つけた某質問サイトでは、「漢方の店でなく、からだのことだから、病院のように安心できるところで処方してもらったほうがいいですよ」と答えていたりします。

ただ、その答えを支える理論も情報ソースとなるURLもなかったりするのですが、ああいう、「”パンダさん”みたいな匿名で素性が、よくわからず、なおかつ、情報ソースのURLもない答え」なんかを真に受けるのだろうかと、僕からすると不思議です。

それこ、体のことなんだから、匿名の奴に聞くなよって感じですね。

今回は、漢方自体が誤解されすぎているので、その誤解の点をといていきたいと思います。

漢方薬に対する大いなる誤解

漢方で一般的に誤解されている部分をリスト化してみました。

1 医者の漢方薬の処方は本当に安心できるのか?

「病院の漢方の方が安心」という話がありますが、そもそも、医者の方が安心という根拠は、『医療について勉強してきた』という実績ですよね。

確かに、西洋医学については、何年も勉強していますが、漢方に関しては、医大で学びません。

勉強したとしても、一部の漢方薬名や漢方薬の成分を勉強するだけで、少なくとも、漢方薬を使って、治すための体質の診断の方法や体質に合わせて漢方薬を選ぶ方法など、漢方の医学理論は、学びません。

せいぜいが某漢方薬メーカーの勉強会に月1、2回、顔を出すくらいです。

この勉強会、実は僕も参加したことがありますが、はっきりいって僕の時は内容はひどかったです。

何回か参加しましたが、どれも、ど素人向けの漢方のさわりか、「◯◯病に◯◯の漢方薬を使ったら治った」みたいな、マニュアルの方法を発表しているだけでした。

つまり、医者だからって、「漢方について、じっくり勉強してきた」という実績ないのですよ。

西洋医として開業してから、漢方の勉強会に参加した程度なら、今の時代だったら、一般素人の人で、漢方に興味がある人の方が、勉強しているかもしれません。

某漢方薬メーカーの勉強会だからって、別に専門的でもなかったですから。

2 病院の漢方薬は本当に成分などがしっかりしているのか?

漢方薬は病院の薬と違って、化学的に大量生産できません。

漢方薬の中身である生薬は、松茸とか、希少価値の高い野菜みたいなものです。

ゆえに、品質はピンからキリまであります。

病院の薬なら、有効成分は、絶対に一定ですが、そもそも漢方薬には有効成分など存在しません。

有効成分を研究しているところもありますが、漢方薬は病院の薬とは全く違うものなので、有効成分の話なんて何の治療の足しになりません。

食べ物みたいなものなので、むしろ、良い食材を見抜く目利き的な能力が必要です。

昔、真実はどうかはわかりませんが、週刊新潮で、「ツムラの漢方薬は宣伝と違って、農薬がひどすぎて、ツムラの社員は自分の会社の漢方薬を飲まない」という記事がありました。

(事実かどうかはわからないと書きましたが、中国までいったかなり綿密な取材をされていたようです)

漢方薬の場合は、化学成分で作っているわけではないので、病院の漢方薬の方が良いかどうかは関係ないのです。

3 漢方薬は東洋医学のルールで使って初めて効果を発揮する。

漢方薬は医薬品の区分になりますので、医薬品の法律上、漢方薬は医薬品のルールに則って、説明されていますが、そもそも、西洋医学と東洋医学は何の関係もありません。

漢方は約1800年前中国で発展してきた医学で、今の病院の医学は約200年前あたりからヨーロッパやアメリカで発展してきました。

本当にしょうがなく医薬品の法律上、西洋医学のルールに、あてはめているだけで、あくまで法律上の問題なのです。

当然ですが、法律がどうであれ、漢方薬は、東洋医学(漢方)のルールに則って、使わないと効果を発揮しません。

『東洋医学の検査方法』

『東洋医学の体質の判断方法』

『東洋医学の効果の考え方』

漢方は1800年前からありますから、血の検査とか、西洋医学の病名なんて何の縁もゆかりもございません。

したがって、病院がやっているような西洋医学の病名だけでマニュアルで漢方薬を選ぶというものは、本来の漢方には存在しないヘンテコな方法なのです。

本当に良い漢方は安易に「病院だったら安心」と決められない

医者は、特に漢方の勉強をしていません。

漢方薬は化学的な有効成分で効かせるわけではありません。

漢方薬は、漢方独特のルール検査したり、体質を判断したり、漢方薬の効果を考えます。

西洋医学の勉強は、漢方薬で治療する際にないよりはあったほうがマシですが、残念ながら、西洋医学の知識があるからといって、漢方のプロフェッショナルではないのですね。

つまり、漢方治療に関しては、医者も、これから、漢方セミナーに行こうとしているあなたも対して、差がないのです。

もちろん、病院でも、本格的な漢方治療をしているところはあります。

しかし、結局、そういう病院は、実費で月3万円くらいだったりして、保険適応ではないのですね。

当たり前ですが、西洋医学は、医大でしっかり勉強したことが安心、信頼の保証になりますが、こと漢方に関しては、西洋医学をバリバリ勉強してきたこと保証にはならないのです。

「漢方薬が高いか? 安いか?」よりも、その人自身(医者なのかどうかではなく)が漢方家として、優れているかどうかを見極めないと、延々と治りもしない漢方薬を飲まされ続けることもありますよ。

また、漢方薬の副作用は、『体質と漢方薬が合っていなければ』起こります。

間違った漢方薬を飲むことによって、よりひどい病的体質になることもありますので、漢方の治療理論で漢方薬を選べない人の漢方薬は飲まない方がマシだと思います。

★当店では、しっかり全身の状態をみて、あなただけの体質を判断して、あなたに最適な漢方薬をお選びします。

→ご相談ご希望の方はこちらの 『漢方無料相談』 に現在の体の状態を入力し送信してください。

→「お問い合わせ」はこちら まで。

【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ 漢方の歴史:大修館書店
◯ 図説東洋医学:学研
◯ 中国医学の秘密:講談社
◯ 陰陽五行説:薬業時報社
◯ まんが漢方入門:医道の日本社
◯ まんが医学の歴史:医学書院
◯ 医学の歴史:丸善出版

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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