漢方薬相談ブログ

コロナのワクチンやマスク、薬の効果や病気の本当の原因はかなり複雑

コロナのワクチンやマスク、薬の効果や病気の本当の原因はかなり複雑

  1. ワクチンの実態
  2. ワクチンは効果がないの?
  3. 病気は薬の効果だけではなんともならない
  4. 医者は机上の空論が大好き!
  5. 漢方は結果を重視する
  6. 重要なのは体全体、生活全体を治していくこと

コロナのワクチンができるとなんとなくコロナが終息するかのように勘違いする人がいますが、ワクチンができたところで多分、そう簡単に終息しないと思います。

西洋医学は机上の空論が非常に大好きで、データ上、うまくいったものは現実でもうまくいくはず!?と考えることが多いです。

でもね。残念ながら『研究や実験の結果』『実際の結果』はかなり違ってしまうのですよ。

なぜ、現実では思ったような効果がでないのか?

それは、『世の中の問題は1つの原因だけで成り立っているからではないから』です。

「マスクをしたらコロナが防げる」とか「ワクチンが90%効く」とか「カテキンがコロナに効く」とか、そんな単純なことをやれば、なんとなるほど世の中の原因は甘くないのです。

ワクチンの実態

例えばインフルエンザにはワクチンがあって、コロナにはないから不安という話。

実は悪い意味で不安がる必要はありません。

実際のインフルエンザのワクチンの状況を8年前からみてみるとワクチンの接種数は年々、増えていっていますが、インフルエンザの死亡者数は8年前から2.8倍に増えています。

この8年のインフルエンザの死亡者数は右肩上がりです。

図録▽インフルエンザによる死亡数の推移

少なくとも2つのデータからはワクチンは結果的には役立っていないことになりますが、ただ、この右肩上がりも下がっている年もあったりして、ワクチンが効いている、効いてないということと関係なく動いています。

ワクチンは効果がないの?

では、ワクチンは効果がないのでしょうか?

この場合、効果がないというよりは『効果があるかないかで言うとあるが、ほとんどないに等しい』ということと、『ワクチンの効果だけではない原因も存在する』ということ。

例えば、仮にインフルエンザのワクチンの効果が高く、ほぼ感染しなくなるとしてもワクチンの接種数は3500万人です。

定期の予防接種実施者数 厚生労働省

約25%の人が接種していますが、残りの75%の人は接種していません。

なので、集団免疫を得ることはできないので、結局、ワクチンなど嘲笑うかのように流行する時は流行するのです。

「だからちゃんとワクチンを打ちなさいって言ったでしょ!」と思うのは早計です。

仮に100%近くの人が接種したところで今度はワクチンは変異の影響で当たらない可能性が高いです。

実際のワクチンは9割は外すギャンブルみたいなものなのです。

逆に当たるほうがすごいくらい。

WHOが今度の冬のインフルエンザの形を予想してそれが当たっていれば、防げますが、今回のコロナでWHOの迷走ぶり!

WHO関連の専門家の適当なコメントはまだ記憶に新しいですね。

だから、この8年間、右肩上がりで死亡者数はどんどん増えているのですね。

コロナのワクチンはどうなのでしょう?

インフルエンザワクチンの実績からいけば、少なくとも10年位はワクチンがあるにもかかわらず死亡者数は増え続けていくのかもしれないですね。

病気は薬の効果だけではなんともならない

何が言いたいかというと、世の中の問題の原因は1つ、2つのことで決定しているのではないということです。

これ、株取引などやっている投資家の方は痛いほど知っていると思います。

特に病気のこととなると、みんな効果のことだけを考えがちですが、実は効果の問題だけじゃないのです。

コロナしかり、他の病気もしかり、ネットでは「やれ、これが効く、あれが効く」と話題になり、何か画期的な効果のものが病気を治してくれると考える人が多いですが、実は効果以外の他の問題も山積みです。

アトピーの方なら、食生活や睡眠が深く関わっているし、不妊症の方なら、かならずパートナーとの関わりもあります。

女性側が必死で自分の体を良くしたところで、ご主人がタバコを吸う、酒を飲むことでおじゃん!になってたり。

うつなんて、薬の効果で何ともなりません。

薬の効果で、とりあえず心の本当の原因から逃げ込むことはできますが、単に逃げるだけなので、いつまで経っても治りません。

薬の効果も必要ですが、どんな病気も大概は、それ以外の原因も同時になんとかしていかないと根本的に治ることなんてありえないのです。

医者は机上の空論が大好き!

「研究の結果、こんなメカニズムの効果がありました!」

「研究の結果」と言われるとなんだか信用できそうですが、実際は机上の空論のことが多かったりします。

ちなみに西洋医学はこの『研究の結果』が大好きで『実際の結果』を重視しません。

たまに医者でいません?「おかしいなこの薬で効くはずなのに…」

結果、効かなければ何か問題が隠れているはずなのですが、机上の空論が大好きなので、ゴリ押しで似たような薬を出し続けます。

漢方は結果を重視する

漢方でも理屈は大事ですが、『結局、結果はどうだったのか?』を重視します。

なぜ、そうなるかという説明の前にそもそも漢方薬の効果を誤解している問題があります。

それは例えば、漢方薬にめまいや頭痛を止める効果があると勘違いしていること。

残念なことに医者がこの勘違いの筆頭です!

漢方薬は病院の薬のようにめまいや頭痛を止める効果はないし、そんな成分も一切、含まれていません。

人それぞれのめまいや頭痛の原因を探してだして、それに合わせて漢方薬を選びます。

例えば、めまいや頭痛も冷えが原因の人もいれば、熱のこもりが原因の人もいます。
『同じめまいや頭痛でも原因は人によって正反対の場合もあります』

そして、この原因は、明確にはわかりません。

そのめまいや頭痛の原因が冷えなのか、熱なのかを見極めるために全身の状態をチェックして原因を予測します。

冷えが原因なら温める漢方薬を選びます。

熱が原因なら冷やす漢方薬を選びます。

見事、的中していれば、飲んだ結果、めまいや頭痛は和らいできます。

でも外していれば、ぜーんぜん効きません

だから、漢方薬は結果重視です。

これは本にいかにも治りそうなことが書いてあろうと、結果、治らなければ、また最初から体質と原因の分析からやり直すしかないのです。

言い換えれば、『漢方薬はとりあえず飲んでみなくちゃ事前にはわからない』ということです。

重要なのは体全体、生活全体を治していくこと

結果だけでなく、病気が治ったり、ひどくなったりするのは、薬の効果との関係だけではありません。

生活リズムや食生活、ストレスなどなど、他の要素もめまいや頭痛などの症状をひどくしたりしています。

西洋医学は莫大なお金と時間をかけて研究したことを重視します。

例え、結果が違ってもその研究結果という建前を押し通そうとするところがあります。

漢方のすごいところは「最初から理論的にはうまくいかない」ことを受け入れて、その前提で治療理論が成り立っているところ。

『治らなかったら、こう考える』

『治らなかったら、こちらの漢方薬にこういう理由で変えてみる』

薬が勝手に治してくれるのではなく、一緒に漢方薬や東洋医学の知恵というツールを使って紆余曲折、現実の問題にぶつかりながら治していきます。

インフルエンザのワクチンのように建前的に治った気になりたい方は病院の治療が向いています。

根本治療には向いていません。一生、化学薬品とつきあっていきましょう!

全部、さらけ出して、自分自身で治す努力をいとわない人は漢方治療で根本的に治ることができると思います。

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◯ 漢方概論:創元社
◯ 漢方方意ノート:創元社
◯ 漢方臨床ノート(論考編):創元社
◯ 金匱要略ハンドブック:医道の日本社
◯ 傷寒論ハンドブック:医道の日本社
◯ 素問:たにぐち書店
◯ 漢方治療の方証吟味:創元社
◯ 中医診断学ノート:東洋学術出版社
◯ 図説東洋医学:学研
◯ 中国医学の秘密:講談社
◯ 陰陽五行説:薬業時報社
◯ まんが漢方入門:医道の日本社

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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