漢方薬相談ブログ

いくら病院に通っていても治らない理由

いくら病院に通っていても治らない理由

  1. 病院に通う意味ってあるのか?
  2. 病院の利点
  3. 病院の薬は対症療法
  4. 病院の薬の効き方
  5. 病院に行くかどうかは病気の原因によって考えるのがよい
  6. 病院で治るもの、治らないもの

「かれこれ何ヶ月も病院に通っているけれど、全然、良くならない…」

『慢性病は、病院にいくら通っていても治りません』

これは、はっきりと言えます。

ちなみに、僕は、今まで腕を4針縫ってもらったこと以外で、『医者に治してもらった』という実感と経験が一度もありません。

嫁さんも、「治してもらった経験がない」と言ってました。

息子は、幼児の時に、肩が外れて、その時に元に戻してもらいました。

それ以降は、誤診の嵐です。

医者に、まともに治してもらった経験が、ほぼありません。

ちなみに病院で僕の病気が治らなかった中でもひどかった体験は、以下の感じです。

「病院の検査で何も原因がわからなかった胃痛」

「死にかけた時に何も役に立たなかった医者と病院(病院編)」

「死にかけた時に何も役に立たなかった医者と病院(自宅療養編)」

「どこの病院も治せなかった拘縮の治療日記(漢方鍼灸治療編)」

「どこの病院も治せなかった拘縮の治療日記(漢方鍼灸治療編)」

今回の記事では、町の開業医なんて、あまり行く意味がない理由をわかりやすく説明しています。

また、病院はダメなのではなく、西洋医学の特性を考えて、本来はどう利用するべきなのかがわかります。

病院に通う意味ってあるのか?

近所に胃腸内科や耳鼻咽喉科があって、並んでいる人もいるのですが、あれが僕には何をしに行ってるのかよくわかりません。

僕の実体験では、医者に診てもらうといったって、医者は検査しても、体の中で何が起こっているのか理解できていないようで、とってつけたような、よくわからない説明を始めて、薬の説明なんか、ほぼ、ありません。

そもそも、僕は、西洋医学の生理学の知識も薬理学の知識もあり、医者が使っている診療マニュアルも把握しているので、大体、どんな薬を処方するのか事前にわかっています。

ご存知でしたでしょうか、医者って、『優秀なマニュアル人間』なので、見事にマニュアル通りに薬を処方してくるのですよ。

どの病院に行っても、そんな感じで、おまけに今は少しだけ医療と薬の知識があれば、別に病院で薬をもらわなくたって、ドラッグで医者が処方する薬と同じものが売っています。

厳密には若干、病院のほうが成分濃度が濃いくらいなので、薬を多めに飲めば、病院の薬と一緒だったりします。(添付文書的にはダメですが)

治ることよりも1円でも安くしたい人は、保険適用の方が良いかもしれませんが、僕は何より、時間はお金で買えないと思っているので、どうせ、通販で買えるなら、病院の無駄な待ち時間なんか絶対に無理です。

僕的には、単に薬を買うのに医者という薬のブローカーが噛んでいるようにしか見えないのですよね。

今なら、アマゾンで注文すれば、次の日に医者が処方するものと同じものが送られてくるので、なぜ、並んでまで病院に行くのかが僕には理解できません。

病院の利点

もちろん、病院にも利点はあります。

それは、検査をしないとわからないような病気の発見です。

しかし、検査ができるのは良いのですが、その検査の分析や診断も、今のところ『ベタベタのマニュアルなパターンから外れたら、原因がよくわからない』といった感じになっちゃう医師にしか会ったことがないことが困ったところです。

医者は、こんな状態ですが、検査をしておくのは良いことだと思います。

しかし、「外科手術」や「外科的処置」、「救急救命」のような、病気がどんどん進行する急性の病気以外では本当に行く意味がありません。

その理由を説明します。

病院の薬は対症療法

西洋医学の歴史からみると西洋医学の治療の大半は、外科的手術救急抗菌剤です。

これが西洋医学の治療の全てといってもいいかもしれません。

現在、病院に行くと、薬を処方され、その薬で治った気になっている人がいますが、西洋医学の薬は対症療法といって、薬の成分が何時間か効いている間は症状が抑えられますが、病院の薬は、かならず体内に残らずに体の外へ排出されないといけないように作られています。

つまり、病院の薬は『薬の成分が体内にある一定時間だけ症状を抑えるだけのもの』です。

薬の成分が切れたら、普通に再発します。

再発というか最初から治ってません。

例えば、ステロイド剤なんかが、わかりやすいですね。

ステロイド剤は、作用の仕組みが免疫と炎症を抑えるものです。

湿疹やかゆみは、アレルギー反応という免疫と炎症の反応で起こりますので、ステロイドで免疫と炎症を無理やり抑えてしまえば、かゆみや湿疹は消えるわけです。

そして、ステロイドの成分が体内に存在する時間は決まっています。

ステロイド成分が体の中から去っていけば、また、元通りに再発します。

まったく、治療としては進みません。

水漏れしている箇所にテープを貼って、一日経つと、テープが剥がれて、また水漏れするので、テープを貼って…

水漏れ防止のテープ(病院の薬)をただ、ただ、消費していくだけで、「そもそも、なぜ、水漏れするのか?」大元の原因をなんとかしない限り、治療は全く進まないのです。

病院で処方される薬は、こういった対症療法の薬しかありません

病院の薬の効き方

病院の薬は、「なぜ、効くのか?」という、しっかりしたエビデンス(科学的根拠)があります。

逆にエビデンスがない病院の薬は、世の中に出てこないし、そんなものは毒薬になります。

ここからが重要ですが、病院の薬を続けたからといって、根本的に治る科学的な根拠や理由なんてありません。

存在しないのです。

科学的理論的に病院の薬では『根本的に治すことができないしくみになっているのです』

病院の薬は、どれくらいで、有効成分が、吸収されて、どれくらいの時間、効いていて、どれくらいの時間で効いていた成分がなくなるのかが、全部わかっています。

その効果は、大体が、一日持ちません。

一日ごとに症状を抑えて、また再発することを繰り返しているので、薬で一時的に症状を誤魔化して、しのぐのは良いのですが、病院に通うという行為自体がおかしいのです。

なぜなら、通ったって、『永遠に根本的には治らない』からです。

病院に行くかどうかは病気の原因によって考えるのがよい

病院の薬には、得手不得手があります。

明らかに効果が実証されているワクチンや、薬によって体内の機能がなんとか保てている場合や、再発してもいいから、とにかく今、症状を止めたいという場合は、病院の薬(ドラッグストアでもいいと思いますが)が有効です。

しかし、一時的に誤魔化すのでなく、根本的に治したいのに病院に通うのは、おかしなことです。

なぜなら、菌やウィルス、外科的な原因以外は、西洋医学的には、『病気の原因がわからないから』です。

全く皆目、分からないというわけではなく、原因と考えられるものが、無数にあり、おまけに人それぞれ違うからです。

大体の、慢性病は、『人それぞれの体質+生活環境の乱れ』で起こります。

例えば、いつも7時間、寝ている人が、仕事の影響で、毎日、3、4時間しか睡眠をとれなくなり、それが3ヶ月くらい続いたらどうなると思います?

もちろん、寝つきはおかしくなり、自律神経は乱れ、もともと、胃腸が弱かったりしたら、自律神経の影響で胃痛や胃もたれ、軟便や便秘になってきたりします。

病院に行くと、睡眠導入剤と胃腸薬と整腸剤が出されますが、そもそもの原因は、睡眠不足で自律神経の調整ができなくなったことです。

この自律神経の調整は、睡眠導入剤を飲んでも、皮肉なことに、よりおかしくなるだけです。

根本的に治そうと思ったら、自律神経の調整をどうやって、元に戻すのかを考えなければいけないわけです。

病院で治るもの、治らないもの

病院が治せるのは、この最近、表れた急性の症状などです。

それさえも、基本的には頑張って続けても、根本的に治るエビデンスはありませんので、せいぜい、2週間ほど続けて、薬を中止してみて再発するようなら、あとは100年続けたって、治る根拠がありません

ステロイドを使っている人は、2週間ほど使ってみて、それ以降、ステロイドをやめて、また再発してくるようなら、本当の原因は何一つ、解決していないことがわかります。

『なんとなく、病院に通っていたら治る』なんてことは幻想です。

という状況を医者もわかってか、最近、漢方薬を処方しています。

しかし、これも医者は盛大に勘違いして使用しています。

漢方薬は、体質に合わせて選ばないと、ちっとも効果を発揮しないし、そもそも、その体質というには、全身の状態や症状、生活の状態を全部みて、何が体にどんな影響を与えているのかを考えて漢方薬を合わせます。

医者のようにマニュアルを見て、病名や症状に合わせて漢方薬を合わせてたら、それは、西洋医学の薬のような一時的な誤魔化しとやっていることが変わらないわけです。

ですので、本当の漢方治療とは、漢方薬を選ぶことが重要なのではなく、まずは『体質を見極めること』

そして体の機能(今の病的体質)を元の体質に戻すために、どんな生活にすればいいのかをアドバイスすることです。

漢方は漢方薬を選ぶことよりも『その人の体質に合わせたカウンセリング』こそが、漢方治療の真髄だといえます。

なので、体質やその人の生活を分析せずに、マニュアルで漢方薬を処方するのは、『なんちゃって漢方ごっこ』でしかないのです。

病院は西洋医学の薬も漢方薬の使い方も、どちらも本来の目的からズレて、使い方を間違っているので、結果、『病院に行っても治らない』わけです。

つまり、ほぼ通う必要はないわけですね。

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【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ 漢方概論:創元社
◯ 漢方方意ノート:創元社
◯ 漢方臨床ノート(論考編):創元社
◯ 金匱要略ハンドブック:医道の日本社
◯ 傷寒論ハンドブック:医道の日本社
◯ 素問:たにぐち書店
◯ 漢方治療の方証吟味:創元社
◯ 中医診断学ノート:東洋学術出版社
◯ 図説東洋医学:学研
◯ 中国医学の秘密:講談社
◯ 陰陽五行説:薬業時報社
◯ まんが漢方入門:医道の日本社

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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