漢方薬相談ブログ

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病院は実は病気の原因がわかっていないので治せない

今回は、病院に長年、通っているのに全然、治らない人に、ズバリ!その理由を説明します。

これを読んでいただければ、病院に一生懸命通っても治るわけがないことがわかるようになると思います。

漢方って科学的でなく、怪しいなんて思っている人もいますが、じゃあ、西洋医学は科学的だけど、その正体は、実はものすごく曖昧でテキトーだということをご存知だったでしょうか?

西洋医学は、元々というか本来は、『菌やウィルスの影響による病気』か、『手術によって治る状態』か、『緊急を要する応急処置が必要な状態』しか治せません。

このたった3つです。

みんなが一番、困っている、なんとなく毎日、困っている頭痛などは、治せません。

「えっ!でも治る薬をくれますよ」と思いますよね。

実は、ほとんどの薬は、薬を飲んでいる間だけ、症状を抑えているだけで、治していません。

要するに『応急処置』をしているだけ、もっとわかりやすく言えば、『その場の症状を誤魔化しているだけ』なので、正式に言えば、病院では、「とりあえず、症状を抑えておきますけれど、病院の薬は、応急処置だけですので、どこかでちゃんと治してくださいね。」というのが病院の役割です。

よく、血圧の薬やアトピーで使うステロイドは、「一生、飲み続けたり、塗り続けないといけない」と医者は当然のように言いますが、あの説明、わかりやすく翻訳すると『治らないけど、症状や病気の状態を薬で抑え続けないと、より病気が重くなるので、一生、続けてください。僕は症状を誤魔化し続けるお手伝いしかできません』ということなのです。

西洋医学では、『慢性病は、根本的には治せないことが当たり前』なので、一生、一時的な薬の効果で症状を抑え続けることが、治療だと思っています。

でも、これ、実は漢方のことをちゃんと知っていれば、西洋医学は、急性の応急処置だけで、根本治療はできないけれど、漢方は根本治療ができることがわかるのです。

医者は漢方に対して大きな誤解をしている

「そうか、だから病院でも漢方薬が処方されるんだ!」と思うのは早計ですよ。

実は医者は、漢方の治療の考え方や漢方薬に対しても、間違って理解しているので、これまた、漢方薬を処方したところで、根本的に治すことはできません。

「なぜでしょうか?」

そもそも、漢方の根本治療というのは、<漢方薬さえを飲めば、根本的に治るというものではありません。

これ、結構、誤解している人が多いです。

『病院の薬は化学品で副作用が強いから、続けるのは良くない。でも、漢方薬は自然のもので続けられて、根本的に治してくれる』

漢方薬は、そんなファンタジーで都合のよい効果で治すわけではありません。

病院の薬は、症状を無理やり抑えるものですが、漢方の場合は、症状や体内の不調の原因を分析して、その原因に対して、調整を加えて治します。

症状を発生させている原因になっているものを治すから、体質改善とか根本治療になるのです。

なので、体内の原因や体質も分析せずに、マニュアルを見ながら症状をあてはめて、漢方薬を処方しても、検討違いもいいところで、そんな漢方薬は、最高品質の生薬で作られていたって、100年飲んでも効きません。

なので、病院の漢方薬は、根本治療にならない、よくわからない別物なんですよね。

病院は病気の本当の原因を知らない

病院で説明される病気の原因って、『実は本当の原因のことを説明していない』ってご存知でした?

例えば、アトピー。

「湿疹やかゆみの原因は、免疫によるアレルギー反応がどうたらこうたら」と説明していますが、よく考えてみると、それは、湿疹やかゆみが起こるメカニズムを説明しているだけで、原因の説明になっていません。

ただ、「湿疹の発生過程」を細かく説明しているだけです。

本当の原因は、『じゃあ、なぜ、そもそも、その人は頻繁にアレルギー反応が起こるのか?』

この答えが、湿疹やかゆみが起こる原因です。

「アトピーの人が、かゆいのはアレルギー反応が起こっているから」

これは、アトピーの人なら、誰でもそうです。

こんなの誰にだってわかります。

これだけを原因と呼ぶなら、『分析が浅すぎる』のです。

単なるメカニズムを原因に見立て、曖昧にして、ごまかしているだけ。

あなたの病気に対して、何も考えていないのと一緒なのです。

僕は医者が嫌いですが、嫌いなのは、『自分の頭で何も考えずに、マニュアル(ガイドライン)にあてはめているだけの仕事しかしないから』です。

そう、感じた経験談はこちらから。

「死にかけた時に何も役に立たなかった医者と病院(病院編)」

「死にかけた時に何も役に立たなかった医者と病院(自宅療養編)」

「どこの病院も治せなかった拘縮の治療日記(病院治療編)」

「どこの病院も治せなかった拘縮の治療日記(漢方鍼灸治療編)」

ほとんどの病気は西洋医学的には原因不明

そして治療といえば、『浅はか分析と曖昧でザックリした原因』に対して、『一律、皆、同じステロイドを処方するだけ』

アトピーに限らず、他の病気でも同じ、頭痛、めまい、耳鳴り、PMS(月経前症候群)、不妊症、癌などなど。

病院で原因がわかるのは、一部のウィルスや菌と器質的な問題(怪我や物理的な形が異常など)だけです。

西洋医学の病態生理や薬理を詳しく勉強するとわかりますが、その専門書には、ほとんどの病気は原因が不明と堂々と書かれています。

では、なぜ、これだけ、科学が進んでいるのに病気の原因がわからないのでしょう?

病気の本当の原因には個人差と複数の原因が存在すること

それは、1つは個人差です。

実は、症状が似通っていても、病気の名前が一緒でも、一人一人、病気の原因が違います。

例えば、漢方では、体内の病気や症状の原因である『証』というものを分析しますが、同じアトピーの人でも、皮膚が乾燥して、かくと出血しやすい人は、『体内の余分な熱』が原因だったりしますが、湿疹がジュクジュクする人は、『体内の水の巡り』が悪かったりするので、前者の人は、体を冷やすことが治療になり、後者の人は、水を巡らせることが治療になります。

人によって、原因が様々で、その原因の違いによって、漢方薬も違ってきます。

おまけに例では簡単にしていますが、実際は、余分な熱だけでなく、「血の巡りも悪く、胃や大腸も悪い」みたいに、いくつかの原因(証)が重なって複雑になっています。

『病気の原因は、同時に複数、存在する』のです。

『原因は人それぞれ』『複数の原因が複雑に絡み合っている』ので、単に検査したくらいでは原因が見つからないのです。

漢方薬を選ぶ場合は、複数の原因をなるべく全部一度に治せるものを選びます。

これを病院では、その人の体内の原因(証)なんか調べずに、マニュアルを見て、アトピーの人なら、全員に一律、十味敗毒湯とか消風散みたない感じで処方するだけなのです。

見当違いどころか、最初から原因の分析すらしてないので、「曖昧」、「テキトー」、「あてずっぽう」なので、病院の漢方薬で治る道理がないのです。

病気の原因は2つある

漢方では、を突き止めたからといって、病気の原因の究明は終わりません。

今度は、更に、『なぜその体内の原因が起こったのか?』を調べます。

だいたいは、元々の体質の弱点にプラスして、生活の中で自分の体質と合っていないことをやっていたり、逆に必要なことをやっていなかったりで病気になります。

例えば、体質的に冷えやすく、頭痛の原因が冷えだと分析したとすると、その人の仕事が、エアコンがガンガン効いているところだったとしたら、頭痛の原因は冷えで、その冷えの原因は、元の体質的な傾向にプラス職場環境が掛け合わされて発生したということになります。

その証の原因を見つけたら、漢方薬だけでなく、「体質を変えるために生活の中でできること」も探って解決策を治療として実践していくのです。

2つの原因を探して、2つとも徹底的に治そうとするから、『体質改善』になるし、『根本治療に』もなります。

保険適用の漢方薬のように、『選び方は体質も原因も分析しないでマニュアルを見るだけ』『なぜその原因につながったのかの深い原因も考えない』、そんな漢方薬を飲んでいたって、『その漢方薬を飲む根拠』がなければ、100年、飲んだって治らないのです。

体質分析をしない、原因を探さない、治療方針も説明できない、そして症状だけで選んだ漢方薬を飲んだって、副作用になることもあるので、飲まない方が治療になるかもしれませんよ。

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◯ 漢方方意ノート:創元社
◯ 漢方臨床ノート(論考編):創元社
◯ 金匱要略ハンドブック:医道の日本社
◯ 傷寒論ハンドブック:医道の日本社
◯ 素問:たにぐち書店
◯ 漢方治療の方証吟味:創元社
◯ 中医診断学ノート:東洋学術出版社
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◯ 中国医学の秘密:講談社
◯ 陰陽五行説:薬業時報社
◯ まんが漢方入門:医道の日本社

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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