漢方薬相談ブログ

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今、飲んでいる漢方薬を他の漢方専門医に聞く意味がない。

うちにはよく、「病院で出してもらった漢方薬や自分で選んだ漢方薬が、本当に合っているのか?」

「果たして飲んでも良いのか?」という質問があります。

気持ちは、わかります。

病院の保険適用の漢方薬は、医者は、問診をとりませんものね。

更年期障害とか、のぼせなどの病名か症状1つだけで「じゃあ、この漢方薬出しときます」と軽すぎますから。

いくら漢方のことを知らなくても、更年期ものぼせも、それって体質じゃねーだろ!ってわかりますよね。

実際、医者は、体質を分析できないので、ツムラなどの漢方薬メーカーから貰ったマニュアルを見て漢方薬を選んでいるだけです。

実際、そのマニュアルを見せられて、処方された人も少なくないと思います。

自分で選ぶ場合も、ネットで見て「自分で症状を2、3個あてはまったー!」ってノリで選んでますよね。

そんな、朝の占い以下の選び方じゃあ、その漢方薬が効くかどうか不安ですよね。

はい、もちろん、こんな選び方で漢方薬が聞くほど、漢方4千年の知識は浅くはありません。

だから、不安なので、僕のような漢方1本、漢方バカのような専門家に「この漢方薬って私に聞くのでしょうか?」と聞いてくると思うのですが、はっきり言って、すでに何らかの方法で選んだ漢方薬を他の先生に『それが合っているかどうか?』を聞いても無意味なんです。

それ、自分が相談してほしいからでしょ!

と思われれるかもしれません。

もちろん、相談してもらえたら嬉しいですが、そうじゃなくて、漢方の治療の法則上、そんなことを聞いても無駄なのです。

もちろん、この記事では、その理由と、漢方薬の効果を本当に引き出すためにはどうするべききなのかを説明しています。

実は原因なんか考えていない病院の薬

漢方薬の治療ってどんなものかを知るためには、『そもそも、病院の薬の効果ってどんなものなのか?』を知っておく必要があります。

なぜなら、病院の薬による治療と漢方薬の治療は全く違うものだけど、医者は、そんなこと小指の爪の先ほども理解できていないので、みんな間違った漢方感を持ってるからです。

病院の薬は、実は、原因を治すものではありません。

『対症療法』といって、頭痛なら痛みそのものを薬の成分で遮断して痛みをなかったことにします。

なぜ、痛みがなかったこと程度で終わっているかというと、病院の薬は、痛み自体が起こった原因は、何も考えないし、その原因は治せないからです。

単に、痛みを遮断するだけ。

そして薬には効果の時間があって、薬の成分が切れれば、頭痛は元どおり。

なぜなら、原因は何も治していないから。

これを対症療法といい、病院の治療は、ほぼ、これ。

つまり、原因はほったらかして、とにかく、その都度、症状をごまかしているだけなんですね。

漢方薬は原因を治す

漢方薬は根本治療。聞いたことありますね。

だから、みんな漢方薬を飲んでみようと思うでしょう。

でも、ここで大きな勘違い

漢方薬は病院の薬みたいに症状を遮断したりして、症状自体を誤魔化してくれるわけじゃないし、漢方薬なら、『その症状を勝手に根本的に治してくれる』わけじゃありません。

例えば、頭痛なら、その頭痛の原因を考える必要があります。

漢方的には人によって、いろいろな原因が考えられますが、例えば、「冷えが原因の頭痛」と「熱が原因の頭痛」があります。

ここで早トチリしないでね。

冷えて頭痛が発生したら冷えが原因の頭痛。

漢方はそんな単純じゃないですよ。

冷えが原因で頭痛が起こっているのかどうかは、全身の体の状態を調べて、冷え、つまり「寒証」という原因(病的体質)で頭痛が起こっているのかどうかを考えます。

熱が原因の「熱証」の場合も同じです。

とにかく、漢方では、風邪だろうと、胃もたれだろうと、その人の原因を調べるためにかならず全身の状態を調べます。

そして、冷えていることが原因の頭痛なら、温める漢方薬を選び、熱が原因の頭痛なら、冷やします。

つまり、原因(病的体質)によって、治療が正反対 になるわけです。

漢方薬は、絶対に、この原因(証)に合わせて選びます。

『五苓散の効能効果に頭痛って書いてあるから効くんじゃね』

その昔、帝王たちを治してきた漢方がそんな子供騙しみたいに簡単なわけないでしょ。

漢方なめんなよ!って感じ。

漢方治療は治療の方針が必須!

実はここまで前置きなんです。長いですね。

要するに漢方薬は、その病気や症状の原因をみっちりと調べてから、選ぶのです。

ここからがミソですが、その原因って、体質を分析した先生の予想なのですね。

『その原因とか、選んだ漢方薬が、本当に合っているのかどうか?』は、飲んだ後の患者さんの様子から確認をしていくわけです。

病院の薬は、薬の成分が無理やり、痛みの物質とかを抑えるから、誰が飲んでも、その成分が痛みをとりますが、その代わり、原因は治りません。

漢方は原因を考え抜いて、漢方薬を選びますが、原因や体質はブラックボックス。

「おそらく、こういった原因や体質」で「おそらく、こういった漢方薬で治るだろう」ということを考えるのが漢方医の仕事なのです。

ですので、すでに飲む漢方薬が決まっているということは、それだけ考え抜いた後のはずなのです。

そして、考えた先生は、「症状がこんな風に変わったら、漢方薬が合ってる」とか「あんな風に変わったら副作用だから飲まない方がいい」と判断します。

ですので、漢方薬は、そういった治療方針も治療の1つなので、治療方針も何もわかっていない人に、『この漢方薬って私に合っていますか?』と聞いたって無意味なのです。

僕からすると、『その漢方薬ってどんな理由で選んだのですか?』

『どんな治療方針なのですか?』

それがわからないので、良いも悪いも答えようがありません。

僕が考えてないので、考えられた先生(もしくはその漢方薬を選んだ人)に聞いてくださいという答えになるわけです。

漢方薬が合っているかどうかの確認が必要

ぶっちゃけ、医者は体質を診断できません。

ネットやマニュアルにあるような漢方薬の効能効果に書いてある症状は、『その症状を治すという意味ではありません。』

またの機会に詳しく話しますが、あれは、法律上、ああいった書き方をしているだけで、治療とは実は何の関係もないのです。

ですので、医者がマニュアルだけみて漢方薬を選んだり、自分でネットをみて、症状が当てはまったからといって、選んでも効くわけがないのです。

そもそも、うちに質問している時点で、漢方薬を選んだ先生(もしくはその漢方薬を選んだ人)を全く信用してないですよね。

本気で漢方薬で治したいなら、原因、体質、証をみることができる専門家に頼んだ方がよいですよ。

なぜなら、漢方薬は、体質と合っていなければ、副作用となるので、体質を分析していないということは、漢方薬でよりおかしくなっても不思議じゃないからです。

もし専門的に治療する気がないなら、飲まない方がマシです。

ちなみに僕は、体質や原因を分析してほしいということであれば、無料でご相談に応じますが、『他で選んだ漢方薬が私に合っていますか?』と聞かれても、今まで書かせてもらった理由から、その漢方薬を選んだ先生(もしくはその漢方薬を選んだ人)に聞いてください。としか言いようがないですね。

本音を言えば、『どうせ体質を分析できてないだろうし、治療方針もないだろうから、デタラメ、テキトーに選んだ漢方薬のことを聞かれても、飲んでも意味ないんじゃないですか、最初から、ちゃんと診てもらった方がいいですよ。』となります。

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ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

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